10月27日(火)に第50回月例発表会が行われました.発表の順番と題目は以下の通りです.
1.田中 勇人 作業環境の変化に対する脳機能の検討
2.村上 晶穂 協調作業時の脳血流変化の検討
3.信楽 慧 生体計測の観点から見る感覚間相互作用
4.石田 和 計算論的ニューロイメージング
5.田中 那智 腹腔鏡手術動画における血管抽出
6.後藤 優大 再生医療のための画像処理
7.田村 陵大 【非公開】
今回の月例発表会はM1が自分の研究の背景や研究の全体像をプレゼンするという今までの月例発表会ではなかったスタイルで行われました.そのためM1は全員発表の内容についてどうするかとても苦戦していました.しかし自分と似たような研究にどんなものがあるか,その研究が成されると将来的にどういうものが見えるだろうか,どんな技術が自分の研究に必要かといったことを調べることで,自分の研究の立ち位置をふりかえることができたように思います.これから始まる就職活動でも自分がどんな研究をしてきたのか,どのようなことができるようになるのか,といったことは必ず問われると思うので,今回の発表会は聞いている側としても良い経験になりました.自分自身も発表を聞いているうちにまだまだ足りていない部分が多い,自分自身の研究についても知れていないことが多いと感じることのできる発表会でした.皆様本当にお疲れ様でした.
【文責:M1西田】
【速報】Neuroscience 2015
Neuroscience 2015 が、October 17-21の日程で、Chicago マコーミックプレイスにて開催されました。
下記の4件の発表を行いました。
Examination of the effect of light environment on brain activity during visual search task by fNIRS.
H. TANAKA*; T. HIROYASU
Cross-modal processing in the auditory and visual cortex: FNIRS study with a double-flash
illusion.
S. SHIGARAKI; K. HACHISUKA; E. OKUNO; T. HIROYASU*.
Suggestion of the analysis method to extract the relationship between the brain activity and salivary metabolites during acute psychosocial stress.
T. OKAMURA*; T. HIROYASU.
Study of working memory capacity by cerebral blood flow changes : Study using reading span test.
K. TAKI*; T. HIROYASU.
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Neuroscience2015
2015年10月18日から21日にかけてChicagoのMcCormick Placeにて開催されましたSociety for Neuroscience2015に参加いたしました.本研究室からは廣安先生,岡村(M2),滝(M2),信楽(M1),田中勇人(M1)が参加し,学生4名がポスター形式で発表いたしました.発表題目は以下の通りです.
Suggestion of the analysis method to extract the relationship between the brain activity and salivary metabolites during actue psychosocial stress
Tatsuya OKAMURA, Masahiro SUGIMOTO, Tomoyuki HIROYASU
Examination of working memory capacity by cerebral blood flow changes : study using reading span test
Kenichi TAKI, Tomoyuki HIROYASU
Cross-modal processing in the auditory and visual cortex : a fNIRS study with a double-flash illusion
Satoshi SHIGARAKI, Keisuke HACHISUKA, Eiichi OKUNO, Tomoyuki HIROYASU
Examination of the effect of light environment on brain activity during visual search task by fNIRS
Hayato TANAKA, Tomoyuki HIROYASU
この学会は私たちのように非侵襲の計測機器を用いた研究者だけでなく,動物実験などの解剖学の研究者なども集まり,神経科学に関する学術的な発見を目指すものです.発表のポスターの数は15,000以上で,大規模な学会となっていました.
私たちもその中でポスター発表を行いました.当日の朝や,直前のバス移動の中で英語のシミュレートをするなど,みんな緊張していましたが,結果として自分の伝えたいことを伝えられたと思います.多くの人に自分たちの研究に対して興味を持ってもらうことが出来て非常に励みになり自信にもなりました.
このように意義のある発表を行うことが出来たのは支えて下さった研究室の皆様のおかげだと思います.リハーサルに参加してくれた方,英語の修正にお付き合いしてくださった先生方,ありがとうございました.今後ともご指導よろしくお願いいたします.
そして今回の発表での反省を元に,来年さらに良い発表が出来ることを祈っております.
【文責:M2 滝】