第6回同志社大学先端医工学研究センターシンポジウム2016年度研究成果報告会

2017年4月15日(土)から同志社大学京田辺キャンパスの医心館にて第6回同志社大学先端医工学研究センターシンポジウム2016年度研究成果報告会が開催されました.本研究室からは廣安 知之先生,日和 悟先生,修士1年の小林が参加し,修士1年の小林がポスター形式で発表しました.発表題目は以下の通りです.

「培養角膜内皮細胞の扁平率による細胞品質評価」
小林渓太郎,奥村直毅,日和悟,廣安知之,小泉範子


本シンポジウムは生命医科学部の小泉先生がセンター長をされている,先端医工学研究センターの主催で行われました.同センターで行われている研究についてのポスター発表やセンター長の小泉先生,センター副長の奥村先生,大阪大学微生物病研究所の伊川先生の講演を拝聴しました.本シンポジウムは角膜再生医療の実用化と国際的な普及に向けた研究開発,そして角膜移植に代わる薬物療法の開発を目指した研究開発を研究テーマとした研究成果の報告会でした.多くの角膜障害に対しての研究成果を拝聴することができ,非常に有意義な時間となりました.
私にとって初めての学会ということもあり,簡潔に伝えることができませんでした.しかし,同センターで研究を行っている方々に興味を持って頂き,ご指摘を頂くことができたことに,研究者としての成長ができたと感じました.また,実際にデモ映像を見せるなどして,聞いていただく方々にアピールし,印象に残ってもらうようにすることの大切さを学びました.
最後に本シンポジウム酸化にあたり,お忙しい中ご指導ご指摘を頂いた同研究室の廣安先生,日和先生,画像処理班の皆様,学生の皆様,ティッシュエンジニアリング研究室の小泉先生,奥村先生,学生の方々,大変お世話になりました.この場を借りて厚く御礼申し上げます.今回の本シンポジウムで得られた課題,経験,アドバイス,反省点を今後の研究や発表に活かしていきたいと思います.


【文責:M1 小林】

学会参加報告書

 
報告者氏名
 
小林渓太郎
発表論文タイトル 培養角膜内皮細胞の扁平率による細胞品質評価
発表論文英タイトル Cell quality evaluation of corneal endothelial cells by flattening
著者 小林渓太郎,奥村直毅,日和悟,廣安知之,小泉範子
主催 同志社大学先端医工学研究センター
講演会名 第6回同志社大学先端医工学研究センターシンポジウム2016年度研究成果報告会
会場 同志社大学京田辺キャンパス 医心館4階N-A,N-B
開催日程 2017/04/15

 
 

  1. 講演会の詳細

2017/04/15に同志社大学先端医工学研究センター主催のシンポジウムに参加しました.このシンポジウムは角膜の再生医療に携わっている先生方,学生が参加し,2016n年度の研究成果について報告がされました.同センターの小泉先生や奥村先生による講演だけではなく,大阪大学微生物病研究所の伊川先生によるゲノム編集についての講演がありました.
本研究室からは,私,M1小林が参加し,ポスターでの発表を行いました.
 

  1. 研究発表
    • 発表概要

今回のシンポジウムでは,先生方の講演の合間に1時間のポスターセッションで発表を致しました.
 
本発表では,培養角膜内皮細胞の画像を用いた評価システムの作成を目標とし,小泉先生,奥村先生との議論で得られた,各細胞を楕円に近似することで細胞の形状の違いを定量的に評価した事について発表を行いました.
 

  • 質疑応答

今回の講演発表では,以下のような質疑を受けました.
 
・質問内容1
ティッシュエンジニアリング研究室所属の島田さんから,画像1枚ごとの評価であるならば,全ての細胞を評価するためには多くの画像を撮影しなくてはならないのか,という質問をいただきました.
 
この質問に対して私は,角膜内皮細胞の画像の連結が可能であるため,この手法を培養角膜内皮細胞の画像に適用することで,全ての細胞を画像1枚に表示し評価できる,と回答しました.
 
・質問内容2
奥村先生より,カラーマップにて扁平率が高い細胞が強調されて見えないように感じる,10%刻みで色を分け,強調できないか,という質問をいただきました.
 
この質問に対して私は,10%刻みで色を分けられること,またより強調して分かりやすい表示方法を検討する,と回答しました.
 

  • 感想

私にとって初めての学会,ポスター発表ということもあり,どのように発表を行えばいいのか不安でした.しかし,角膜の研究をしている方が多く,画像処理についての専門的知識が無い方も私の説明に傾聴してくださり,提案システムについてお褒めいただき,大変嬉しく思いました.また,自分から先生へアプローチをし,私の研究を説明できたこと,USBカメラを用いて実演をしたことが,今回の発表の良かった点だと思いました.課題としては,小泉先生にポスターはご覧いただきましたが,時間が足りずお話を伺えなかったため,先ずお話を伺いたい方にアプローチする必要があったと考えました.今後の発表では,良かった点はそのままに,この課題を活かしたいと考えています.
 

  1. 聴講

今回の講演会では,下記の3件の発表を聴講しました.
 

発表タイトル       : 難治性角膜疾患の病態解明と治療薬の開発
著者                  : 奥村直毅
 

 
点眼を用いた角膜再生医療について奥村先生の講演を拝聴しました.今回,初めて奥村先生の講演を拝聴でき嬉しく思いました.講演の内容は,角膜の難治性角膜疾患に対する病態解明の歴史,進捗について確認することができました.また,大学発創薬について語られており,大学発創薬は可能で,将来,同志社目薬が誕生することに感動しました.
 
 
 

発表タイトル       : 医工連携・産学連携による角膜再生医療の開発と産業化の推進
著者                  : 小泉範子

 
先端医工学研究センターの位置づけや目的,2016年度の研究の成果について小泉先生の講演を拝聴しました.今回,初めて小泉先生の講演を拝聴でき嬉しく思いました.講演の内容は,MISLのM2直也さんの研究や学部生のときにお世話になった本郷さんの研究などを確認しました.また,角膜の再生医療についてだけでなく,大学発創薬として製品化するに向けて品質の保障の仕方や,保存・輸送方法についても技術的な開発が行われていることを確認しました.

第66回月例発表会

4月8日(土)に,今出川キャンパスにて第66回月例発表会が行われました.例年,医療情報システム研究室では,新しく研究室に配属された4回生に対して,月例発表会で大学院生が研究紹介を行います.誰がどのような研究を行い,研究室全体としてどのような目的で研究を行っているのかを理解することを目的としています.研究紹介は大学院生が各々の研究の概要について説明を行うショートプレゼンから始まりました.持ち時間の1分間で自らの研究を伝えることは,その研究について十分に理解する必要があり,大学院生にとっても良い経験となりました.ショートプレゼンの後は,研究グループごとにブースを作り,ポスターを用いて研究の詳細について説明を行いました.ポスターの作成が初めての大学院生もいましたが,しっかりと準備されており,4回生も様々な研究に対して興味を持って話を聞いていました.

  
昨年より,研究紹介を行う月例発表会は今出川キャンパスのラーニングコモンズを利用することになったのですが,今回は併せて,今出川キャンパスツアーも開催されました.今出川キャンパスには同志社の歴史を語る建造物がいくつもあり,国の重要文化財に指定されているものもあります.普段は,京田辺キャンパスで研究を行っている私たちにとって,今回のツアーは,同志社を知る良い機会になったのではないでしょうか.

今回の月例発表会は,4回生にとっても,大学院生にとっても研究について“考える”ことができ,今年1年の研究に取り組むスタートがきれたと思います.研究室全体で研究を通じて成長できるよう頑張っていきましょう.
【文責:M1 三好】