2020年度修士論文諮問会

2021年1月28日~29日に同志社大学院 生命医科学研究科 修士論文諮問会がオンラインで開催されました.本研究室からはM2の9名(青木,北川,清野,風呂谷,藤田,松岡,丹,田中,辻本)が発表しました.

私は,ワーキングメモリの負荷が脳活動に及ぼす影響をテーマに3年間研究を行ってきました.その研究の集大成として,この研究の何が面白いのか,仮説は何か,なぜこの解析方法をする必要があるのかなど,専門分野の異なる先生方にうまく伝えることができるよう意識して発表練習を行いました.発表では,先生方からたくさんの貴重なご意見・ご質問を頂き,M2全員が無事に発表を終了することができました.

 

私はこれまでの研究を通して,自分自身で調べ通して答えを出すことや,自分が行っていることの目的や何が面白いのかについてよく考えること,聞く側が誰かを意識しその立場になって伝えることなど,3年前の自分にはなかったものを得ることができました.それらはこれからも必要なことだと思うため,今後も意識してさらに力をつけられるよう頑張りたいと考えています.研究では苦しいときもたくさんありましたが,自分のテーマ・課題について知識が増えていき一つずつ納得できたときや,結果の考察について他の人に面白いと言ってもらえたとき,学会で成果を発表できたとき,研究が楽しいと感じました.少しずつ自分の中で成長を感じることができたと思います.

私たちM2は4月から社会人となります.研究室で尊敬できる先生方やたくさん面倒を見て下さった先輩方,支えてくれた同期や優しい後輩に出会うことができ,研究室の思い出や頂いた言葉は,私の一生の財産となりました.これから社会人として仕事をしていく中で,お世話になった先生方にいつか恩返しができるよう,常に努力を続け活躍したいと考えています.幅広く興味を持ち,自分から発信し,周りに良い影響を与えられる人を目指したいと考えています.最後になりましたが,これまでたくさんのご指導を頂きました廣安先生,日和先生,谷岡先生,そして研究室の皆様,本当にありがとうございました.

【文責:M2 丹】

2019年度修士論文諮問会

2020年1月30日に同志社大学大学院 生命医科学研究科 修士論文諮問会が開催されました.本研究室からはM2の12名(大澤,大塚,奥村(康),奥村(駿),清水,杉野,谷口,古家,藤井,山本,吉岡,吉田)が発表しました.


   

諮問会では,12名全員が無事に発表することができました.発表当日まで,私達全員が「他の研究室の先生方に伝わる発表にするにはどのような工夫が必要か?」ということを念頭に置き,発表やその後の質問に備え,練習を行いました.発表当日は,緊張や様々な視点の先生方の質問に戸惑うこともありましたが,皆が自身の研究に自信を持ち,発表できたのではないかと考えております.また,皆が自身の集大成である本発表で力を発揮することができたこと,本当に良かったと思います.そして私達は本発表後,3月に卒業します.研究室での生活を通して得たかけがえのない経験,学んだことは私達にとっての財産であり,今後の人生に欠かせないものです.4月からは社会人として,研究室生活で身につけたことを活用し,それぞれの分野で活躍したいと一同考えております.



【文責:M2 奥村(康)】

第93回月例発表会

2019年10月29日(火)に第93回月例発表会が開催されました.
本月例発表会ではB4(浦喜,豊福,瓦谷)の3名が発表しました.

  

今月は先月と同じく3名での発表となりました.発表者が少なかったこともあり,研究に対する議論を活発にすることができ,私たちB4にとっては各々の研究への理解を見直すことのできる良い機会となったと感じています.
私個人としては2回目の月例発表会ということで,前回よりも自分の研究として主体的に取り組んできた成果を発表する場でした.そのため,今回の月例発表会は研究を通じた成長の実感が得られたと同時に,今後に向けて一層気を引き締めていきたいと感じられる場でした.


来月にはB4の多くが月例発表会を控えており,卒業論文の執筆も佳境を迎え始めます.
1年間の結果に胸を張れるよう,研究室一丸となって頑張っていきたいです.
【文責:B4 浦喜】

2019年度プロジェクト科目課題発表会

2019年10月16日(水)に生命医科学研究科医工学・医情報学専攻の必修科目の1つである「プロジェクト特別演習」の中間課題発表会が医心館のG階多目的ホールにて行われました.本発表会ではM2 4名(清水,谷口,山本,吉岡),M1 8名(青木,清野,田中,丹,辻本,藤田,風呂谷,松岡)の計12名が発表しました.
この科目は各学生が独自に研究テーマを決定し計画を立て実行することで,研究者やエンジニアに求められる能力とされている問題設定・解決能力,実行能力,計画力等の向上を目的として行われています.今回はこれから取り組んでいくプロジェクトの背景,提案手法や計画をポスターで発表しました.

授業の一環とはいえ,初めてのポスター発表に少し緊張しましたが,普段のスライドと違うプレゼン能力が必要だと学ぶことができ良かったです.
また,私たちの研究室以外の方のポスターを拝見させていただくことで,自身の研究科でどのような事が行われているのかを学べるとても良い機会となりました.
これからはプロジェクト科目の最終発表会に向け,計画的に準備を進めていきたいと思います.


【文責:M1 松岡】

第92回月例発表会


2019年9月17日に第92回月例発表会が開催されました.
本月例発表会ではM2 2名(古家,大塚),M1 1名(風呂谷)の計3名が発表しました.


今回は発表者が3名と先月と比較すると少数でしたが,内容について活発な議論を学生間でも行うことができ,B4をはじめとする聴く側にも発表者にも有意義な時間になったと感じています.私の今回発表したパーセレーションを用いた瞑想時の脳機能研究はちょうど1年前に始動しました.先輩,同期にもアドバイスをいただき,国際学会や国内の学会でも発表する経験もできました.改めて今回月例で研究室のみんなに発表し,質疑応答でも自信をもって回答することができ,本研究室の目標である「研究を通じた自己の成長」を実感することができました.秋学期は特にM2とB4は卒業論文の提出を控えているので研究室で一体となって良い成果を出せるようにより一層研究に尽力し,研究室の雰囲気作りにも貢献していきたいと思います.



【文責:M2 古家】

2019年度学内高校見学会

6月1日(土)に,同志社大学京田辺キャンパス医心館にて,学内高校見学会が行われました.約9人に分かれた高校生1グループにつき15分,計3グループに研究室の紹介,そしてfNIRSを用いた実験を行いました.実験では,1グループにつき1人被験者を募り,簡単な暗算課題を行いました.計算時の脳活動をリアルタイムで表示させることで,高校生はとても興味を持った様子でした.高校生からは脳の機能局在についてなどの質問が挙がりました.

ツアー後には希望者により,研究室の追加見学も行われ,学部や学科,研究室ならではの良さを,多くの学生に伝えることができたのではないかと思います.
私も高校生の時に,現在所属している研究室の見学に来たことがあり,懐かしい気持ちでいっぱいでした.今回は紹介する側となり,当時の自分を思い出し,何に興味があったのか,なぜこの学科や研究室に惹かれたのかなど,この紹介ツアーを通して原点に立ち返ることができました.
また,ツアーの準備を手伝う中で,自分の所属している学科・研究室について改めて理解し,当時たくさん悩んで自分自身で決めた選択は間違っていなかったと感じることができました.今回,参加した高校生から迷いを聞き,質問を受ける中で,そういった自分の経験から学科や研究室の良さを本音で伝えることができたのではないかと思います.私自身,そのときの見学の機会がなければこの学科を選択していなかったので,この見学会はこれからどんな道に進むかを決めるために,高校生にとって大切な機会だと思います.
今回,参加者の方の将来に向けた選択の1つとして,この見学会が少しでも役に立つことができれば嬉しいなと思います.

【文責:M1 丹】

2018年度プロジェクト科目成果報告会

2019年1月23日に,生命医科学研究科医工学・医情報学専攻の必修科目の一つである
「プロジェクト特別演習」の最終課題発表会が医心館のG階多目的ホールにて行われました.
本科目は,それぞれの学生が独自に研究テーマを決定し,計画を立て実行し,
結果について教員の方とディスカッションすることで
研究者やエンジニアに求められる能力である問題設定・解決能力,実行能力,
計画力等の向上を目的として行われています.
中間発表会ではプロジェクトの背景と課題,提案システムとその評価方法,行動計画の発表を行いました.
そして今回の発表会ではそれらに加えて実装結果とその評価方法,プロジェクトの達成度の発表を行いました.
また今年度は発見した課題に対して,構築したシステムのデモを発表会で行うことで
人を引き付けるような発表にすることを目標にプロジェクトを進めました.
自分の研究と関連度が低い分野なので,私を含め苦戦した人も多いように感じますが,
プロジェクトを計画に沿って進め,最終的に発表することができました.
発表会当日では実際に教員の方を含めたくさんの方に発表を聞いていただき
挙げた課題や提案システム,評価方法についてディスカッションを行いました.
プロジェクトの実行と発表の際に結果や考察に対する教員の方達のフィードバックを得ることで
問題設定・解決能力,実行能力,計画力の向上を感じ,非常に有意義な経験になったと思います.
本発表で得た経験を生かし,これからの研究室生活をより有意義に過ごしていきたいと思います.

【文責:M1 奥村(康)】

2018年度プロジェクト科目課題発表会

2018年10月10日(水)に,生命医科学研究科医工学・医情報学専攻の必修科目の1つである「プロジェクト特別演習」の中間課題発表会が医心館のG階多目的ホールにて行われました.
本科目は,それぞれの学生が独自に研究テーマを決定し,計画を立て実行することで,
研究者やエンジニアに求められる能力である問題設定・解決能力,実行能力,計画力等の向上を目的として行われています.
今回の発表会では,プロジェクトの背景と課題,提案システムとその評価方法,行動計画の発表を行いました.今年度は発見した課題に対して,構築したシステムのデモを発表会で行うことを目標に,それぞれがプロジェクトの立案を行いました.自分の研究と関連度が低い分野での立案は困難で、私を含め苦戦した人も多いように感じますが,最終的にそれぞれが,自身の能力の向上につながるようなプロジェクトを立案し,発表することができました.
   
発表会では異なる分野の研究室の教授や学生が発表を聴きにきてくださり,
ディスカッションを行いました.その時に得た新たな知見や助言により
自分のプロジェクトがより良い方向に進む期待感が高まり,非常に有意義な時間になったと思います.
    
本発表で得たことを生かし,1月下旬に行われる最終発表会に向けてプロジェクトを進めていきたいと思います.
【文責:M1 奥村 (康) 】

進化適応型自動車運転システム「ドライバ・イン・ザ・ループ」 第9回シンポジウム

2018年9月28日に同志社大学京田辺キャンパスにて開催されました進化適応型自動車運転システム「ドライバ・イン・ザ・ループ」第9回シンポジウムに参加いたしました.このシンポジウムは,特に高齢者を想定したドライバとなるヒト及び車両周辺環境の情報を統合させ,ヒトとクルマの共存に向けた進化適応型の自動車運転システムを目的として開催されており,4つのグループによって構成されています.

本研究室は第3グループ(ヒト生体情報多次元解析技術)に属しており,日和先生,中村(清)(M2),藤原(M2),吉岡(M1),青木(B4),星野(B4),松岡(B4)の7名が参加しました.研究成果グループ報告セッションにて,日和先生が代表で口頭発表を,具体的研究内容の口頭発表セッションにて,藤原(M2)が以下の題目で口頭発表を行いました.

  • 「マインドフル・ドライビング:fNIRSを用いた自動車運転中の注意状態の分析」
     藤原  侑亮,日和 悟,廣安 知之



質疑応答の際に多くの質問が上がりました.現在生体情報への着目が世間から強い関心を集めており,今後も広く展開されるのではないかという印象を受けました.また本シンポジウムでは,他大学の方や企業の方に講演をしていただく招待講演セッションもありました.これらの講演を通して現在自動運転車に対し多くの切り口から研究が進められており,目指しているところも異なることがあるという風に感じられました.
本シンポジウムに参加したことで,自動車の開発という大きな流れの中で,私達の研究がどのような位置づけにあり,何を目指すべきなのかを改めて考えさせられる大変良い機会となりました.この経験を活かし,自己の研究の背景等を更に深められるよう精進したいと思います.

【文責:M1 吉岡】

2018年度学内高校見学会

6月23日(土)に,同志社大学京田辺キャンパス医心館にて,学内高校見学会が行われました.約10人に分かれた高校生1グループにつき10分,計3グループと追加で1グループに研究室の紹介,光トポグラフィ装置を用いた実験を行いました.
1グループにつき1人被験者を募り,簡単な暗算課題を行ってもらいました.計算を行っているときはリアルタイムで脳活動が活発になっているということを高校生に理解してもらえたと思います.このような機会を通して,医療情報システム研究室で取り組んでいる研究などに興味をもってもらうことで高校生の進路選択の幅が広がることにつながればいいなと思います.
また,自分自身も研究室外の人に説明する機会はあまりないので,良い体験になりました.質問も多くしていただき,納得してもらえるような回答ができたと思います.より話を聴いてもらっている人の理解が深まるように発表の仕方を工夫し,研究発表の場でも活かせるようにしたいと思います.

【文責:B4 青木】