第85回 数理モデル化と問題解決 研究発表会


2011年9月15日(木)〜9月16日(金)にかけて,室蘭工業大学にて情報処理学会 第85回 数理モデル化と問題解決 研究発表会(MPS研究会)が開催されました.
MPS研究会は機械学習や最適化などの発表が数多くなされており本研究室からも多くの人が参加してきました.今回の第85回は研究室の2期生である渡邉真也さんが主催されました.本研究室からは横田山都が参加し,以下の題目で発表を行いました。
「ICAによる光トポグラフィデータからのノイズ除去手法」
光トポグラフィに関する発表は初めてでうまく伝えられるか不安な点もありましたが,研究室のリハーサルで受けた意見などを取り入れることで良い発表のかたちとなったのではないかと思います.研究の内容としては,意見や考えを裏付ける客観的なデータが無いなど,まだまだ解決すべき課題が山積していることも発表や質疑から再認識することとなりました.
他の発表では,大貧民の手札推定から不動産の価値とリターンの関係など幅広い分野の発表が行われており,非常に面白い研究会でした.
一日目の研究会の後には懇親会がありました.会場は「やきとりの一平」という室蘭名物 室蘭焼き鳥発祥の店でした.室蘭焼き鳥は「やきとり」という呼び名ながら,肉は豚肉で肉と肉の間にはネギではなくたまねぎが刺さっているというちょっとかわったものです.その他にもウズラの卵を焼いてからごと食べる串など珍しいメニューがたくさんありました.懇親会には多くの先生方が参加しており,大学の現状や今後に纏わる話を聞くことができました.
【文責:横田】
 
 

ミニシンポジウム 「広域分散ファイルシステムを用いた医用画像保存システムの構築」 


2011年9月14日(水)に、北海道札幌市北海道大学にて、「広域分散ファイルシステムを用いた医用画像保存システムの構築」ミニシンポジウムが開催されました。
このシンポジウムは北海道大学の情報基盤センターが主催するもので、同志社大学が共同研究先となっています。
同センターが新たに立ち上げた大型計算機システムの利用とその研究内容、また同志社大学側からは現在進められている医療画像に関する発表が3点ありました。
本研究室からは廣安先生、田中、横田が講演者として参加しました。
「広域分散ファイルシステムを用いた医用画像保存システム」(廣安知之先生)
「fMRIによる脳機能計測と脳活動データの処理」(田中美里)
「ICAによる光トポグラフィーデータからのノイズ除去手法」(横田山都)
シンポジウムの参加者はほとんどが超並列関連の研究をしているということで本研究室の発表は、聴講者の方々には馴染みのないテーマであったようです。私はfMRIの原理や計測データの処理について簡単な概要について話しましたが、できるだけ分かりやすく話そうと思っても、どうも伝わりきらないとろがあると感じました。今回の反省を元に、もっと容易かつ相手を魅き込む発表へとブラッシュアップをしていきたいと思います。
他の発表では、情報基盤センターのシステムの話、GPUのアプリケーションの組み込みや大型計算機システムのフレームワークに関する提案など、最近少し離れていたテーマの話を聞けて興味深かったです。
夜は2期生の安田さんと夕食をご一緒しました。私たちは翌朝早くにMPS研究会の開催される東室蘭へと移動するため、夜分遅くまで、とはいきませんでしたが、趣味や仕事の話を肴に、お刺身、うにの鍋と札幌の味覚を堪能させて頂き、とても楽しい時間を過ごしました。
【文責:田中美里】

北大情報基盤センター 共同研究 「広域分散ファイルシステムを用いた医用画像保存システムの構築」 ミニシンポジウム

次の通り、ミニシンポジウムを開催いたします。
「北海道大学アカデミッククラウドと医療情報システム」
 
主 催:北海道大学情報基盤センター
共催:同志社大学 イノベーティブコンピューティング研究センター
 
日時:2011年9月14日(水)14:00 – 16:30
場所:北大情報基盤センター 4階の会議室
 
14:00 – 14:30
北海道大学アカデミッククラウドの構築
棟朝雅晴 (北海道大学)
 
14:30-14:50
A Framework for Cloud Embedded Web Services Utilized by Cloud Applications
Mohamed Wahib Attia (北海道大学)
 
14:50 – 15:10
Multi-Level Autonomic Architecture for the Management of Virtualized Application Environments in Cloud Platforms, Omar Arif Abdul-Raman, (北海道大学)
 
15:10 – 15:20 休憩
15:20 -15:40
広域分散ファイルシステムを用いた医用画像保存システム
廣安 知之(同志社大学)
 
15:40 – 16:10
fMRIによる脳機能計測と脳活動データの処理
田中 美里(同志社大学)
 
16:10 – 16:30
ICAによる光トポグラフィーデータからのノイズ除去手法
横田 山都(同志社大学)

【速報】研究室旅行

本日と明日、研究室旅行です。
和歌山へ行ってきます。千畳敷、三段壁やら和歌山マリーナシティをまわってきます。

2011年夏期ゼミ旅行in和歌山

9月8日(木),9日(金)に研究室で和歌山県へゼミ旅行に行ってきました.台風12号による豪雨の被害が心配されましたが,今回のゼミ旅行は2日とも天候に恵まれ,快晴でありました.

1日目は,皆さん遅れることなく,朝9時に新田辺シャトレーゼ前に集合し,白浜に向けて出発しました.移動中のバスではビンゴ大会を行い,当選者にはUSB扇風機やグッジョブうちわがプレゼントされました.そして,渋滞することなく,約2時間で白浜の宿泊先に到着することができました.一旦ホテルに荷物をおいてから,近くの洋食レストランで昼食をとり,白浜の観光名所である三段壁,千畳敷に行きました.三段壁では,岩に黒潮が打ち寄せる光景を近くで見ることができ,千畳敷では,波に浸食を受け複雑な形になった岩盤を見ることができました.夜は,野外にてバーベキューを行いました.バーベキューが終わると,ホテルの中にある部屋を貸し切って,飲み会が行われました.お酒もたっぷり入り,夜遅くまで皆で楽しくお話しました.
2日目は,ポルトヨーロッパや黒潮市場がある和歌山マリーナシティに行訪れました.2日目は自由行動であったため,海鮮丼を食べたり,アトラクションに乗ったり,黒潮温泉でゆっくりしたり,皆さんそれぞれ和歌山マリーナシティを堪能しました.
あっという間に時間が過ぎたゼミ旅行でしたが,今回のゼミ旅行を通じて,より一層仲を深めることができ,とても充実した時間を過ごせました.これからも,研究室のつながりを大切に研究室での生活を送って行きたいと感じました.
【文責:林】

EMBC '11

2011年8月30日〜9月3日にかけて,アメリカ合衆国 マサチューセッツ州BOSTON MARRIOTT COPLEY PLACE HOTELにて33rd Annual International Conference of the IEEE Enginerring in Medicine and Biology Society(EMBC ’11)という学会が開催されました.
EMBC ’11は生体工学,臨床応用,データマイニングなど多様なテーマをカバーする学会で,本研究室からは宮部洋太,福原,山口の三人の学生が参加し以下の題目で前者2名はポスター発表を後者一人は口頭発表を行いました.
福原 理宏:Measurements of Right / Left Hemisphere Activation Using Functional Near-Infrared Spectroscopy During Incongruent Stroop Test
宮部洋太:Training Data Selection Method for Prediction of Anticancer Drug Effects Using a Genetic Algorithm with Local Search
山口 浩明:An Algorithm for Cancer Nest Feature Extraction fromPathological Images

私は初日にポスター発表がありました.20人弱の参加者にポスターの説明,質問への回答を行いました.拙い英語ながら概ね,研究内容に理解していただけたものと認識しております.私の研究に興味を持っていただいて連絡先を交換した人もいました.自分の研究に対する応答は比較的良好にできたものの他者の研究を深く理解することがしく,語学力の不足を深く感じました.
合衆国への滞在中,廣安教授にcape codへのドライブに御同行させていただき,ロブスターや中華など普段の摂取している食事の10倍以上の価格がする御馳走をいただく機会に恵まれ観光という側面でも充実したものとなりました.
今回の学会が私にとって初めての学会参加となり,大きな舞台による研究成果の発表を行ったこと,1週間強に及ぶ海外滞在は私にとって意識を変え,自信つけるイベントとなりました.御指導いただき現地にて励ましの言葉をいただき,貴重な体験をさせていただいた廣安教授,横内教授,論文の提出やリハーサルに御協力いただいた研究室の学生方々に感謝いたします.
【文責:宮部洋太】