7月28日(日)に,同志社女子中学見学会とオープンキャンパスが開催されました.そして医心館では,生命医科学部主催の研究室紹介が行われました.私たちの研究室からは,清野,浦喜,菊池(研究室の紹介係)と吉田,渡邊(成)(学生の誘導係)の5名が担当しました.当日,同志社女子中学校の学生は,15人を1グループとした計3グループ,オープンキャンパスでは,10名~20名を1グループとした計3グループの高校生および保護者の方が参加されました.
私たちの研究室紹介では,現在主に取り組んでいる脳機能計測・イメージングと医用データ処理について,具体例と共に説明しました.最後には,ETG7100を用いて参加者から被験者を募り,暗算課題中の脳活動の変化をリアルタイムで見ていただきました.参加された方は,非常に集中して説明を聞いて下さり,また,デモ実験では脳機能の解明の面白さを学んでいただけたと思います.
私は脳機能の計測を被験者側の目線でしか見たことがなかったので,デモ実験では参加者の方と一緒に脳機能研究の面白さを学ぶことができました.研究室紹介では,聴衆が中高生や保護者の方々であるため,内容や話し方に工夫しました.特に,NIRSの原理や脳機能は難しい用語が多いため,事前に何度もリハーサルを行い,伝わりやすい表現を考えました.このような,聴衆に向けた話し方や内容の工夫は,学会での発表や修論審査会でも重要となってくるので,聴き手の立場を考えた発表構成やスライドの作成を常に心掛ける必要があると改めて実感しました.
【文責:M1 清野】
第22回日本光脳機能イメージング学会
2019年7月20日に星陵会館にて開催されました第22回日本光脳機能イメージング学会学術集会に参加いたしました.この学会は,光脳機能イメージング法に関心の高い研究者間の情報交換の場と研究協力を促進するための機会を提供する目的として開催されています.本研究室からは吉田早織(M2),藤田渉(M1)の2名が参加しました.発表形式はポスター発表およびフラッシュトークでした.発表題目は以下の通りです.
- 「ワーキングメモリ容量が脳機能に及ぼす影響」
藤田 渉,丹 真里奈,日和 悟,廣安 知之 - 「ダーツ投てき時の脳活動における体動除去手法の検討」
吉田 早織,日和 悟,竹田 正樹,廣安 知之
今回の学会が初めての学会だったので緊張しましたが,初めて研究室外の人へ自分の研究内容を説明する貴重な経験となりました.また,NIRS研究の最前線にいる人達のお話を聞くことで,今後検討するべきことや新しい解析手法を知ることができ,非常に勉強になりました.認知課題を用いたNIRS研究は情動や言語流暢性課題,ハイパースキャニングなどが多く,ワーキングメモリをテーマにしている人は少ないのかなと感じましたが,ポスターには多くの人が見に来てくださり,自分の研究に対する自信になりました.今回の学会で得られた課題を踏まえ,今後の研究や発表に活かしていきたいと思います.
【文責:M1 藤田】
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【速報】OHBM2019
OHBM2019にて発表しました。
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