12月26日(土)に四条にて球技大会・忘年会が行われました.今年度の球技大会はボーリングが行われ,団体戦,個人戦とも白熱した戦いとなりました.真剣勝負の中にも,芸術点を競う人や,笑いを取りに行く人もいて,普段のパソコンに向かい作業をする姿とはまた異なり,新たな一面を見ることができました.球技大会終了後,イベント担当の方から,団体戦優勝チーム,個人戦優勝者の方に景品が渡され,私自身もStarbucks Cardを頂く事が出来ました.
また,夜には忘年会が開催されました.体を存分に動かした後のお酒は格別であり,素敵なお店で美味しいご飯やお酒と共に,多くの会話をし,笑顔が溢れる忘年会となりました.このような席で研究室の方々と語らうことで,普段の姿からは想像も出来ない意外な一面を見る事ができ,非常に有意義なものとなりました.二次会も多くの方が参加し,笑い声が絶えない中にも,熱い議論があるなど,MISLの一年の締めに相応しい忘年会となりました.
2016年が始まると,修士論文や卒業論文,プロジェクト科目等が目前に迫り,今まで以上に忙しい日々が続きます.卒業まで残り3ヶ月程となりますが,先生方や研究室の仲間たちと過ごせる毎日を大切にし,最後まで精一杯研究に励みたいと思います.球技大会や忘年会を通して,多くの方との交流をより深める事ができ,また一つ研究室の方々との思い出を作ることができました.最後に,今回のイベントの企画・準備・運営をしてくれたイベント担当の方々,ありがとうございました.2016年度も皆さまよろしくお願いいたします.
【文責:B4 尾花】
大掃除
2015年12月26日(土),医療情報システム研究室では今年1年を良い形で終え,新しい年を迎えるという意味で研究室の大掃除を行いました.この日は綺麗だと思っていた研究室に,意外にも多くの汚れや埃が溜まっていることを認識する日でもあります.特に毎日使ってる研究室の椅子には繊維の奥まで埃が溜まっていたので,一度研究室から全ての椅子を出して,太陽の下で全ての埃を叩き出しました.あまりにも多くの埃が出るので驚いた学生も少なくはなかったようです.
また,研究室メンバー全員で掃除に取り組むことで,新しい発見もありました.黙々と掃除に取り組む人・楽しそうに掃除をする人・人手が足りなさそうなところに行って自発的に掃除を手伝う人,掃除1つを取っても,その人の人となりが垣間見れて楽しいひと時でもありました.
全ての埃や汚れを綺麗にし,研究に必要なものとそうでないものを分別し,しっかりと整理することが出来て,過ごしやすい研究室になりました.また,掃除に楽しく取り組むことが出来て,本当に充実した1日となりました.
掃除はその人の生き方を変える良い機会にもなります.「人生がときめく片づけの魔法」という本を執筆し,「2015年に世界で最も影響力のある100人」にも選ばれ一躍有名になった近藤麻理恵さんはこう言います.
「自分にとってときめかないものをたくさん持っている人や,古いものを持ちすぎて
いる人は,やっぱり次の新しい一歩を踏み出しにくい方が多いんです.」
研究にとって大切なものだけを残し,すっかり綺麗になった医療情報システム研究室は,2016年,新しい一歩を踏み出し,きっと良い研究結果を残せることと思います.
【文責:M2 田中 健太】
第52回月例発表会
12月22日(火),第52回月例発表会が行われました.発表の順番と題目は以下の通りです.
1.石田直也:【非公開】
2.谷隼一:フーリエ・パワースペクトルを特徴量とした生体内角膜内皮細胞画像の合焦判定手法の提案
3.山口直哉:ImageJを用いた生体内角膜内皮細胞の状態評価検討
4.郡悠希:腹腔鏡手術画像における表在血管抽出手法の検討
5.坂口暁美:Gaborフィルタを用いた内視鏡画像解析手法の検討
6.岡田雄斗:テクスチャ解析を用いたNBI内視鏡画像における胃癌占居部位特定のための特徴量と色情報の検討
7.和田寛:LOD化したDPCデータを用いた病院評価アプリケーションの提案
8.原田圭:キックアウト手法を用いた遺伝的アルゴリズムによる脳機能ネットワーク抽出
9.玉城貴也:【非公開】
10.藪内優貴:2channel fNIRSを用いた快の強度識別の検討
11.吉武沙規:臨床判読に用いられる特徴量による課題の識別
12.片山朋香:雑音環境が記憶課題の成績と脳血流変化に及ぼす影響の検討
13.有田宗平:fNIRSを使った言語想起課題
14.福永昂平:【非公開】
15.尾花遼汰:【非公開】
16.萩原里奈:暗算課題におけるワーキングメモリの機能的ネットワークのグラフ理論による検討
17.横山宗平:脳神経線維を模擬したkissing走行ファントムの作成と線維追跡の影響
18.桂田誠也:MR撮像時に受けるストレスの年齢差の検討
19.金原宏樹:アイトラッキングシステムを用いた歩行者の反応
20.木下知奈美:SSVEPを利用したクロススペクトルによるリアルタイム脳波識別の検討
21.石原知憲:EEGを用いた左右の手の運動想起識別におけるBCIシステムの構築
今回の月例発表会では,B4が2月半ばに迫った卒業論文に向け研究状況や今後の課題について発表しました.発表を行い,質問に答えていくことで卒業論文での方向性を明確にしていただけたと思います.また今回の月例発表会は朝早くから夜までの長い時間行われ,2回の教室移動がありましたが,先輩方の進行のお陰で円滑に発表を行うことが出来ました.文末になりましたが発表会,卒業論文作成に付き合って頂いた廣安先生,日和先生,田中先生をはじめ研究室の皆様へこの場を借りてお礼を申し上げたいと思います.卒業まで残り数ヶ月となりましたが更に良い成果を残すために頑張って行きたいと思います.
【文責:B4 有田】
第13回日本ワーキングメモリ学会大会
2015年12月19日に京都大学にて開催されました第13回ワーキングメモリ学会大会に参加いたしました.この大会は,日本ワーキングメモリ学会によって主催された大会で,ワーキングメモリの今を議論し,研究の進捗を報告することを目的に開催されています.本研究室からは小淵(M2),萩原(B4)が参加しました.
小淵(M2)は前年の第12回大会で優秀発表賞を受賞したため,優秀発表賞受賞者報告を行いました.また,萩原(B4)が口頭発表を行いました.発表題目は以下の通りです.
ワーキングメモリ課題における異なる方略を用いた
訓練の脳活動と白質形態の統合性への影響
小淵将吾,岡村達也,田中美里,山本詩子,廣安知之
暗算課題におけるワーキングメモリの機能的ネットワークのグラフ理論による検討
萩原里奈,小淵将吾,田中美里,日和悟,廣安知之
初めての学会で口頭発表であったためとても緊張しましたが,多くの質問を頂け発表に興味を示して頂けて嬉しかったです.ネットワーク解析が注目されている研究であることがよくわかりました.学会では,脳機能の研究については少なく,研究室にはないワーキングメモリについての研究を聴くことができ,新鮮で大変勉強になりました.また,先輩の素晴らしい講演も聴くことができ良い経験となりました.
最後に本学会参加にあたり,先生方,コーチ,研究室の皆様には学会リハーサルをはじめ,大変お世話になりました.この場を借りてお礼申し上げます.今回の反省点を研究や発表に活かし,早く小淵さんのような素晴らしい研究発表をしたいと思います.
【文責:B4 萩原】
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進化計算シンポジウム
2015年12月19日から20日にかけて,愛知県西尾市蒲郡にて開催されました第9回進化計算シンポジウム2015に参加いたしました.進化計算シンポジウムでは,進化計算分野の活性化を図るために議論・ショートプレゼン・ポスターセッションがあり,今後の進化計算分野の大きな発展を目的に開催されています.本研究室からは廣安先生,日和先生,田中先生,石田和(M1),原田(B4)が参加しました.シンポジウム2日目にあたる20日に,石田和(M1),原田(B4)がショートプレゼン・ポスターセッションを行いました.発表題目は以下の通りです.
進化計算手法を活用した脳神経繊維追跡手法の提案
石田和,日和悟,廣安知之
Geographic Knapsack Problem における遺伝的アルゴリズムの探索速度の検討
原田圭,田中美里,日和悟,Heiner Zille,Sanaz Mostaghim,廣安知之
また,2日目の締めくくりには,四人の先生方によるパネルディスカッションが「Evolutionary Computation Vision 2025」というタイトルで行われ,廣安先生も四人目のパネラーとして発表されました.パネルディスカッションでは,進化計算の研究の進め方に始まり,小さな研究成果でも国際論文に積極的に出していくことの重要性や人間の進化も進化計算に入るのか,2025年に実現するといわれる超進化は起こるのか,それは人間自身の能力の向上がカギなのではといった,白熱した議論が繰り広げられました.そんな中,廣安先生は,同志社の創始者である新島襄が理系だったことの紹介から始まり,2025年には人口減少による人員・人材確保の困難さ,スパコンで扱える膨大な計算量を一体何に使っていくか,最後にはDeep learningが進化計算において注目の一手に成り得るのではないかということを問いかけて,締めくくられていました.このパネルディスカッションにおいて,質疑応答においても学生からの意見も多数よせられ,今後の進化計算分野について熱く語り合う場となりました.
今回は私にとって初めての学会であったため,大変緊張しました.ポスターセッションでは,多くの方が興味を持ってきてくださり,終始質疑応答に追われたために,緊張する暇もなく,多くのことに気づかされ,そしてまだまだ学ばないといけないことがあると感じた時間となりました.それは,多目的最適化であったり,解分布の考え方であったり,それこそ個体の成長を動画で説明していた方もおられたり,普段の研究室では見れない,進化計算の深層を突き詰めた研究に触れることが出来ました.
一方で,そのポスターセッションが始まるまではとても緊張しましたが,それは発表が二日目であったことだけではありません.この進化計算シンポジウムでは,教授の方同士で知り合いが多く,また学生同士でも関係を深められるように様々な工夫が施されてありました.違う学校の生徒との共同部屋,全員での宴会,小さい部屋でこれでもかというくらい大勢の人が集まる二次会,山の頂上に隔離された合宿場(ホテル),そして駅からホテルまで30分の貸切バスによる移動...そのような中で,初日に自分の発表について復習できるような時間はなく,研究室にいるときに,これでもかというほど試行錯誤を繰り返して準備をしていてよかったです.
最後に,本学会参加に当たり,先生方,文脈班,フュージョン班,研究室の皆様には,ショートプレゼン・ポスターと計四回のリハーサルをはじめ,大変お世話になりました.この場を借りてお礼申し上げます.今回の学会発表で得られた経験やアドバイス,反省点を今後の研究や発表に活かしていきたいと思います.
【文責:B4 原田】
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