2020年度最終全体ゼミ

2021年3月3日に最終全体ゼミが行われました.今年度の全体ゼミはコロナ禍の影響もあり,一年間を通してオンラインでの実施でした.最初はオンラインに慣れず発言も少なかったですが,徐々に全体としても慣れていき,円滑に進むようになったと思います.そして,最終全体ゼミでは,M2から一人一人の振り返りメッセージ,M1からM2への動画によるサプライズがありました.しっかり先生方や研究室に関わる人へ感謝の思いをお互いに伝えることができたのではないでしょうか.先生方からの厳しいお言葉もありましたが,これから社会へ飛び立つ応援メッセージとして前向きに捉え,飛躍していきたいと思います.これからもオンラインでの活動が続くと思いますが,オンライン下でもコミュニケーションをとり,新たなメンバーで研究室を盛り上げていってほしいと思います.

【文責:M2 青木】

2020年度プロジェクト科目最終発表会

2021年1月27日(水)に生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻の必修科目であるプロジェクト特別演習の最終発表会がZOOM上でリモート開催されました.

プロジェクト特別演習は学生が独自に研究テーマを決定し,自ら立案した計画に基づいて実施することで,研究者や技術者として求められる「創造性」「自主性」「問題解決能力」等を身に付け,これらを総合的に運用できる能力を獲得することを目的として行われます.

ヒューマンインフォマティクス研究室では,PythonにおけるWebアプリケーションフレームワークである「Flask」と,データベースシステム「SQLite3」を使用したWebアプリケーションの開発がプロジェクト特別演習の要件として提示されました.

プロジェクトの企画時にはWebアプリ開発に関する知識が全くない人がほとんどでありましたが,研究室の取り組みとしてGoogle Classroomを活用し,毎週小レポートを提出しながら進める仕組みであったため,それぞれが着実に知識を身に付けて成果物の作成を進めることができました.

また,本年度はコロナ禍であったため例年と実施形式ががらりと変わり,中間発表会は行われず,最終発表会も「事前登録動画」+「ZOOMでの討論」というリモート形式になりました.

ZOOM上では事前に動画を視聴していただいた先生方と1対1で討論をし,質疑応答を通じて貴重なご意見をいただくことができました.

プロジェクト特別演習では,限られた期間で要件を満たす成果物を作成することの困難さを感じ,計画能力の大切さを改めて認識することができました.
また,成果物が形になった際は,得も言われぬ達成感が得られ,とても嬉しく感じたことを思い出します.

プロジェクト特別演習に取り組み得られた経験を活かし,自主自立の精神でこれからの研究生活を有意義に過ごして行きたいと思います.

【文責:M1渡邊成】

The 26th Annual Meeting of the Organization for Human Brain Mapping

2020年6月23日〜7月3日,および2020年7月15日〜7月17日に,OHBM2020が開催されました.今年は,モントリオールでの開催が予定されていましたが,COVID-19の流行により,オンライン形式での開催に変更となりました.この学会は,ヒトの脳組織および脳機能のマッピングに関する研究に携わる様々な背景を持つ研究者を集め,これらの科学者のコミュニケーションおよび教育を促進することを目的に開催されています.

本研究室からは日和先生,D1の山本が参加しました.4日間,各日1時間のポスター発表を行いました.発表題目は以下のとおりです.

 

  • ”Is interoceptive attention during breath-counting meditation reflected in functional connectivity?”
     山本渉子,廣安知之,日和悟

今年は,私にとってOHBMの参加は2度目となりました.今年から博士後期課程に進学し,初めての学会参加だったこともあり,昨年のabstract提出から力を注ぎ,参加を楽しみにしていました.モントリオールでの開催予定がオンラインでの開催となり,最初は残念に思っていましたが,オンライン会議という大きな変化を体験できて良かったと思っています.今回の反省点としては,この大きな変化にもかかわらず,私の考え方は従来から変えられていないことにまず気づくことができなかったことです.また,計画の立て方の甘さなども改めて実感しました.しかしこの経験により,自分が分かっていなかったこと,気を付けるべき点を知ることができて良かったと思います.また,この学会参加で驚いたのが,学会開催中にシステムがどんどん改良されたことです.SNSでも世界中の人から情報が発信され,それがシステムに組み込まれていきました.そのようなことも踏まえ,もっと世の中の動きに注目し,自分から情報を得て動くようにしようと思います.さらに,発表に際して,チャレンジすることを明確にして今後望んでいきたいと思います.

【文責:D1山本】