進化計算シンポジウム2012

2012年12月15日から16日にかけて,長野県軽井沢市で開催されました進化計算シンポジウム2012に参加致しました.本研究室からは廣安知之教授,山中亮典(M2),布川将来人(M1),関谷駿介(B4),そして田中美里(D2)の5名が参加致しました.
発表題目は以下の通りです.
・ fMRI による生体情報を用いた対話型遺伝的アルゴリズムの検討
田中美里,廣安知之,三木光範,横内久猛(同志社大学)
・遺伝的アルゴリズムのための並列処理フレームワーク: GAROP
山中亮典,廣安知之,三木光範(同志社大学),吉見真聡(電気通信大学)
・選好情報に基づくMOEA/Dの検討
布川将来人(同志社大学),渡邉真也(室蘭工業大学),横内久猛,廣安知之(同志社大学)
・角膜内皮細胞画像におけるGPを利用した細胞領域分割のルール抽出の提案と評価
関谷駿介,横内久猛,小泉範子,奥村直毅,廣安知之(同志社大学)
進化計算学会は,日本の進化計算研究の関係者の多くが参加している学会であり,今年の10月からは廣安知之教授が会長を務められております.本シンポジウムは学会の年次総会も行われることもあり,多くの研究者が参加し,非常に濃い議論ができる場でありました.
私は最初のポスターセッションにて発表致しました.本シンポジウムは招待講演以外の全てがポスターセッションで構成され,深い議論を行うことができるのが特徴であり,私自身始めたばかりである生体情報を用いた対話型最適化のテーマについて,大変良い指摘を頂けたと思います.
また,本シンポジウムに併設しまして,16日のシンポジウム終了後から17日にかけて「実問題のための多目的設計探査ワークショップ2012」が開催され,こちらには廣安先生と田中が参加致しました.実際に企業で進化計算を使って製品の設計を行っているケースの紹介など,普段なかなか見えない企業での進化計算の活用法について触れられる機会となりました.
最後に,今回の学会の参加にあたり,廣安先生には大変お世話になりました.本当にありがとうございます.また,三木先生,横内先生には普段から熱心なご指導を賜り,心より感謝致します.そして,支えて下さった研究室の学生の皆様方に,この場を借り厚く御礼申しあげます.
【文責:D2 田中】