進化適応型自動車運転支援システム「ドライバ・イン・ザ・ループ」研究拠点形成シンポジウム

9月19日(金),進化適応型自動車運転支援システム「ドライバ・イン・ザ・ループ」研究拠点形成シンポジウムが,本学の香知館(知能情報センター)で行われ,廣安先生が「高齢者の運転行動モデル構築のためのヒト整体情報多次元解析技術」と題して発表されました.
本プロジェクトは,平成26年度 私立大学戦略的研究基盤形成支援事業の一環であり,自動システムとしての「ループ」の中に、ヒトとしての振る舞いを行う「ドライバ」を組み込んだ,新たな形の自動車運転支援システムの研究開発を目標に,同志社大学の4つの研究室が協力して取り組みます.具体的な研究内容として,ヒトとクルマおよび周辺環境をセンシングし,車両間の協調を通して人間との共存を前提に,特に高齢者ドライバにおいても運転を楽しめる技術のための研究を行います.
他研究室は,情報工学の観点から本プロジェクトに携わるのに対し,MISLでは今までの脳機能に関する数々の研究成果をもとに,運転者の生体情報を利用した高齢者の運転行動モデルの構築に取り組みます.本プロジェクトは今年度から5年間で完成を迎える予定です.今後のどのような成果が出てくるのか楽しみです.
【文責:M2 井上】
tomo