大学院入学式

2014年4月3日に同志社大学大学院の入学式が同志社女子大学今出川キャンパス栄光館にて行われました.医療情報システム研究室では8名が修士課程として同志社大学院に入学しました.式では同志社大学発起人である新島襄の熱い思いが朗読されました.
「教育というものは人間の能力を発達させるだけではなく,あらゆる能力をまんべんなく発達させるようにしなければならない.いかに学問や技術が優れていても,その人間が意思の弱い人物であれば,一国の運命を担うべき人物とは決して言えない」,「一国を維持するのは,決して二,三の英雄の力ではない.実に一国を形成する教育があり,知識があり,品性の高い人たちの力によらなければならない.これらの人たちは『一国の良心』ともいう人たちである.そして私たちはこの『一国の良心』ともいうべき人たちを養成したいと思う」,同志社大学設立の旨意より.幕末に命をかけアメリカに渡り,教育に人生を捧げた新島襄の熱い思いを再確認し,明治時代に書かれた文章であるにもかかわらず現代にも通ずる核心を得ていることに感銘を受けました.
この医療情報システム研究室は成長するための場が様々設けられています.月例発表会,先生ミーティング,研究班ごとの学生ミーティング,全体ゼミ,3分間スピーチ,英語によるプレゼンテーション,発表のリハーサル,戦略会議,後輩指導など.どれも自分自身の意見をしっかりと持ち発言することが求められます.さらに,ただ発言するだけではなく,相手にどのように伝えるべきかも考える必要があります.また,研究室は共同生活を送る場であり,相手のことを考えながら,行動することも求められます.これらの機会を積極的に使い,新島襄の思いに恥じないよう,学業,良心ともに成長したと実感できる大学院生活を送るよう努めたいと心から思いました.
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【文責:M1 佐藤琢磨】