5/21(水)に第34回月例発表会が開催されました.今回の月例発表会では4回生が医療情報システム研究室の先輩方が行っている研究を理解するとともに,自らの興味ある研究分野を見つけることを目指しました.そのために大学院生の方々には,各々の研究テーマについてのショートプレゼン及びブース形式での説明を行って頂きました.以下にショートプレゼンの順番とテーマを記載します.(敬称略)
1.大村歩:快の度合が異なる画像に対する脳活動の検討
2.岡村達也:マルチタスク時における脳活動と心理状態の検討
3.小淵将吾:ワーキングメモリ課題における異なる方略を用いた訓練の脳活動と神経線維への影響
4.大谷俊介:MRI とfNIRS データを用いた脳活性部位の神経線維3D 描画システムの構築
5.木村茜:視覚刺激と聴覚刺激に対する注意と脳血流変化
6.杉田出弥:課題の難易度変化による成績の違いが脳活動に及ぼす影響の検討
7.眞島希実:リーディングスパンテストを用いたワーキングメモリの検討
8.滝謙一:fNIRS を用いた脳の異種感覚情報処理機構の検討
9.大西夏子:色温度環境が作業時に及ぼす影響~実験前の心理状態の影響の検討~
10.將積彩芽:音環境が数字記憶課題の成績と脳血流変化に及ぼす影響の男女差の検討
11.井上楓彩:fNIRS 実験時における音圧変化の影響の検討
12.三島康平:fNIRS を用いた言語の類似性が脳機能に及ぼす影響の検討
13.早川温子:脳血流変化を用いた訓練に伴う技能習得における習熟度変化の検討
14.後藤真櫻:同期協調タッピング課題における複数人同時計測時の脳血流変化
15.大久保祐希:EEG を用いた運動イメージの左右識別
16.中村友香:加速度センサと独立成分分析を用いたfNIRS データに対する体動ノイズ除去
17.吉田倫也:病理データを用いた診断支援システムfNIRS データの識別による脳機能ネットワークの解析
18.塙賢哉:脳血流変化量に対するDeep Learning を用いた被験者の状態分類の基礎的検討
19.白石駿英:クラス分類の為の遺伝的プログラミングを用いた特徴量変換手法の提案
20.佐藤琢磨:圧電セラミックセンサを用いたベッドにおける患者の状態推定
21.関谷駿介:培養角膜内皮細胞の品質評価支援システムの構築
22.林沼勝利:テクスチャ解析を用いた内視鏡画像の解析
23.西村祐二:MapReduce による特徴量高速抽出システム
24.松浦秀行:専門家が良好と判断する角膜内皮細胞画像生成システム
先輩方は1人あたり1分30秒という短い時間の中,4回生にも分かるように端的に自らの研究についてプレゼンして下さいました。このプレゼンを聞いて,「1年後4回生がこんなに堂々と自らの研究について説明できるようになっているだろうか.」という不安がありましたが,同時に,先輩方のようにならなければいけないという使命感も抱きました.この1年間で先輩方からは多くを吸収したいと思います.
ショートプレゼン後はブース形式の説明を行って頂きました.4回生は興味のある研究をされている先輩のもとへ行き,説明を受けました.研究のイメージが湧かない4回生のために丁寧に説明していただき,質問にも答えて頂けたので,研究というものがだいぶ見えてきた気がしました.これから4回生は各々研究テーマを決定し,先輩方に負けないように,またMISLの一員として恥じないように研究に力を注いでいきたいと思います.大学院生の方々,本当にありがとうございました.
【文責:B4 伊藤悟】