7月12日(水)に株式会社ファインネットワールド代表取締役 赤木広紀さんと廣安先生によるイブニングセミナーが開催されました.講演は2部構成となっており,赤木さんにコーチングとは何かというお話と廣安先生とのインタビュー形式でコーチング実践をして頂きました.本研究室では学生自身でコーチングを行っており,昨年のイブニングセミナーやコーチングサークルにおいても赤木さんからコーチングの話をして頂きました.初めてコーチングの話を聴く4年生に,いつも行っているコーチングの意義が伝わったと思います.
一人の人間の中には二人の自分がいて,指示,命令するself1とその声に従うself2が存在します.コーチングとは,うまくいかない,どうしようといったようなself1の足を引っ張る声を減らし,相手の能力を引き出す行為だということを改めて学ぶことができました.その際に,相手がどんなことに興味,関心をもっているのだろうと思い,傾聴する姿勢が大事だそうです.
廣安先生とのインタビュー形式のコーチングは,特にテーマは決まっていたわけではなく,廣安先生の学生時代のお話や研究室に対しての想いなど,今まで聴いたことがないお話が引き出されてとても新鮮でした.その中でも,研究活動において自主性を重んじているというお話が印象に残りました.研究室に所属するまでは,正確に早く答えを求められることや,言われたことを忠実に行うことが良いとされてきたように感じます.そのため,研究活動を行った当初は答えがないことに悩んだものの,自主的に考え,成長できる機会の大切さに今回お話を聴いて気づくことができました.
今回のイブニングセミナーをきっかけに,コーチングへの取り組み方や研究活動への取り組み方を改めて見直す機会となりました.赤木さん,廣安先生ありがとうございました.
【文責:M2 片山】