オープンラボ


11月5日(土)にオープンラボが開催されました.今回が初めて体験するオープンラボということで,ポスターの準備など,色々と手間取りました.一番苦労した点は,ポスターなどでいかにわかりやすく伝えるかという点です.今までは研究室内での発表しかしたことがなかったので,言葉が足りなかったとしても先輩方が豊富な知識で言外の言葉を汲み取って下さり,自分の言いたいことを理解してくれました.しかし,今回のオープンラボには父兄や一般の方々がたくさんいらっしゃいます.自分が専門とする分野を一般の方々にわかりやすく伝えるにはどうすれば良いのか悩みました.それでも,廣安先生や先輩方にアドバイスを頂きながら,何とかポスターを形にできたときには喜びが溢れました.
オープンラボ当日は,ポスターを使い父兄や一般の方々にわかりやすく説明できるか不安でなりませんでした.当日は廣安先生,横内先生のお話がある説明会場の受付を担当したのですが,私が想像していた以上にたくさんの方々がいらっしゃって下さり,驚きました.廣安先生や横内先生のお話を拝聴し,いざポスター発表の時間になると緊張状態が極限にまで達していました.ポスター発表の時間が始まってからも,なかなか発表することができず,先輩方が堂々と発表している様に敬意を抱くばかりでした.始まってから10分後くらいに,とうとう自分にも発表する機会が訪れました.一般の方1名に対しての発表だったのですが,大勢の前で発表しているような気分でした.説明している最中は頭が真っ白で,後になって考えると何を話していたのか全く思い出せなかったです.その後も何名かの方に発表する機会に恵まれました.そのことに比例するように,緊張もなくなっていきました.しかし,危惧していた通り,一番伝えたかったことが伝わっていなかったりと自分の言葉の拙さを痛感しました.
その後,fMRI(functional Magnetic Resonance Imaging)装置やfNIRS(functional Near-Infrared Spectroscopy)装置の見学を行いました.父兄や一般の方々にも大変興味を持って頂けました.オープンラボは普段の発表とは違った緊張感がありましたが,やりきった後の達成感は大きなものでした.また,自分の研究を見つめ直す良い機会にもなりました.企画して下さった廣安先生や横内先生,様々なアドバイスをして下さった先輩方には,大変感謝しております.
【文責:福島】