1月10日(火)に第64回月例発表会が開催されました。発表の順番、テーマは以下の通りです。
1.西田 潤:高次元データ識別のための遺伝的アルゴリズムによる次元削減法の提案
2.三浦 侑子:生体スキャナーの知的レベルの向上と制御
3.吉田 鴻詩:EEGを用いた運動想起課題における脳活動の検討
4.石田 翔也:【非公開】
5. 信楽 慧:【非公開】
以上5名(B4,M2)による発表でした。今回の月例発表会は2017年度初めての月例発表会でした。新年早々ということもあり、皆さん活気あふれる発表会でした。修士学生だけでなくB4からの質問も多く発表会全体が盛り上ました。私自身は緊張してしまいうまくできなかったところもあるので挽回していきたいと思います。
【文責:B4 吉田】
忘年会
12月28日(水)に今年の最終全体ゼミを終えた後,京都の三条界隈にて忘年会が行われました.一次会は三条の夜景を望める素敵なお店で,美味しい料理と美味しいお酒を皆で堪能しました.日頃研究室で顔を合わせていても,研究グループが違うなどでじっくりと話をする機会の無い人もいます.そのような人ともフランクに楽しく語らうことができ,笑い声の絶えない時間を皆で共有することができました.その後の二次会にも多くの人が参加をしました.お酒や料理を堪能する人,将来について語る人など楽しみ方は様々でしたが,普段の研究室生活では見られない,MISLメンバーの素や新たな一面が垣間見えたように思います.
12月後半からMISLメンバーは皆,修士論文やプロジェクト科目,卒業論文と,それぞれの成果発表に向けて忙しい日々を過ごしています.しかし忙しいからこそ,この忘年会のように楽しむ時間をしっかり楽しむ,こういった切り替えがとても大事だと思いました.
卒業まで3か月を切りましたが,研究室に配属されてからの日々は忙しくも充実しており,充実した時間はあっという間に過ぎてしまうものだと実感しています.残りの研究室生活を先生方や研究室のメンバーと共に大事に過ごし,最後に良い成果発表ができるよう,全力を尽くしたいと思います.
【文責:B4 中川】
大掃除・研究室レイアウト変更
12月28日(水)に医療情報システム研究室で大掃除が行われました.
今年も残すところあとわずかということで、普段使わせていただいている研究室を綺麗にし,来年度からも気持ち良く研究が出来る様,みんなで頑張って取り組みました.今年は例年とは違い,レイアウト変更などのも行われたため作業量が多かったようです.このレイアウト変更は,研究室をよりオシャレで快適な空間にすることを目的とした「研究室 劇的Before/Afterプロジェクト」のため行われ,主に大掃除の時は小さいロッカーの移動が行われました.これで個人ロッカーを含めたほとんどのロッカーが隣のサーバールームに移動し,IN223Nはとても広々とした空間になりました.物が増えたサーバールームでも必要なものとそうでないものを分別し,いらないものは処分することができ,しっかりと整理することができました.また,掃除の方もいつも綺麗にしている場所だけでなく,普段はできない細かな場所も綺麗にすることができました.
2016年はこの研究室で数え切れないほどの多くを学ばせていただきました.先生方や研究室の仲間たちと過ごせる毎日に感謝して過ごし,最後まで精一杯研究に励みたいと思います.
【文責:B4 田中】
第63回月例発表会
12月20日(火)に第63回月例発表会が開催されました.
発表の順番,テーマは以下の通りです
- 三好巧真 fMRIを用いた瞑想時の脳状態と唾液コルチゾールの濃度の検討
- 藤井聖香 fNIRSを用いた瞑想中の脳活動とゆらぎの関係性
- 下田恵美子 【非公開】
- 西澤美結 fNIRSにおける注意状態変化時の脳機能の検討
- 小林渓太郎 培養角膜内皮細胞の画像による品質評価 ~定量的品質指標(楕円率)の自動抽出~
- 池田幸樹 【非公開】
- 郷彩乃 数息瞑想時におけるマインドワンダリング状態時の脳機能の検討
- 相本武瑠 数息観における脳状態のばらつきの評価
- 中川夏綺 数息観を用いた人の状態とゆらぎの関連性の検討
- 奥村郁子 簡易型fNIRSを用いた緊張と脳血流状態の判定アプリケーションの開発
- 田中潤也 【非公開】
- 矢竹翼 脳神経線維を模擬したファントムの作成と神経追跡手法の検討
- 中村圭祐 脳領域分割の評価方法の検討
- 藤原侑亮 Psychomotor Vigilance Taskにおける注意状態の脳活動の検討
- 中村清志郎 運転動画提示時における眼球運動の検討
- 水野めぐみ 協調行動時における行動制御機能ネットワークの検討
- 中野太朗 生体情報を用いたASVの検討
以上17名(B4)による発表でした.今回の月例発表会では卒業論文の提出に向けて,B4それぞれが頑張って努力した成果について発表しました.発表に向けて,夜遅くまで研究室に残って準備を進める人,ギリギリまで結果を出すのに努力する人が沢山いました.発表においては前回の月例発表会よりも人前で話すときはハキハキと話して,またスライドの構成も工夫したようで「人に伝える」といった面で各々が成長を感じられた様子でした.先輩のアドバイスや先生方からの助言を受けて,より一層良い卒業論文が書けるようにB4一同尽力を尽くしていきます.
【文責:B4矢竹 】
進化計算シンポジウム 2016
進化計算シンポジウム2016が2016年12月10日~11日にかけて、千葉県九十九里にある一宮シーサイドオーツカにて開催されました。本研究室からは、廣安先生、原田圭(M1)の2名が参加しました。シンポジウム2日目の11日に、廣安先生、原田がショートプレゼンとポスター発表を行いました。また、進化計算シンポジウムの前々会長にあたる廣安先生は、進化計算シンポジウム2016における閉会の辞も述べられました。発表題目は以下の通りです。
「脳機能イメージングデータにおける進化計算による特徴量抽出」
廣安知之、郡悠希、原田圭、日和悟
「fNIRS のチャンネル選択問題におけるNSGA-II とMOEA/Dの探索性能比較」
原田圭、日和悟、廣安知之
進化計算シンポジウムは毎年1回開催され、進化計算分野の研究者が都道府県から集まり、一年間の成果を発表する場です。このシンポジウムの特色としては、参加者全員がホテルに泊まりこみで行う合宿形式を採用している点です。その日出会ったばかりの他大学の学生と夕食や寝室、さらには温泉も共に入り、研究のみならず飽くなき議論を行うことができる環境にあります。今回は千葉県の九十九里で開催され、屋上の展望台からは九十九里浜を一望できる素晴らしい環境に位置していました。
また、例年の進化計算シンポジウムと違う、新たな試みとして企業の方をお招きしての講演が2件ありました。企業では、どのような形でどのようなモチベーションで進化計算や最適化を実問題に適用しているのか。企業が進化計算シンポジウムに今後期待していることや、それに対する進化計算シンポジウム側からの提案など、学生の私にとって目からウロコのような話の連続で大変勉強になりました。
本シンポジウム2回目の参加となる私は、昨年のシンポジウムや進化計算分野の学会で出会った多くの先生方や友達と再会でき、楽しい日々を過ごすことができました。私にとってのシンポジウム参加の大きな収穫は、一年間の研究を通して、昨年に比べてより濃厚な研究議論を参加者とできたことです。そして逆に、ポスターにて説明をしていただいた先生方の研究への取り組む姿勢や成果を肌で感じ、より一層の努力が今後必要であると自覚しました。この経験を糧に、また成長した姿を進化計算シンポジウムで会う先生方や学生にみせられるよう、これからまた一年間自身の研究に邁進致します。
【文責:M1 原田】
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SSI2016
2016年12月6日から8日にかけて滋賀県にて計測自動制御システム・情報部門学術講演会2016が開催されました.本研究室からは原田(M1),石原(M1)が参加し,原田(M1)が口頭発表とポスター発表,石原(M1)がポスター発表を行いました.発表題目は以下の通りです.
「キックアウト手法を用いた遺伝的アルゴリズムによる脳機能ネットワーク抽出」
原田圭,日和悟,廣安知之,Heiner Zille,Sanaz Mostaghim
「左右手運動想起中の脳波識別における空間フィルタの最適化」
石原知憲,日和悟,田中健太,廣安知之
本学会は,基礎理論から工学的実システム,さらには社会経済システム,生命システムなど多様な広がりを持つシステム情報分野の研究者,技術者に対して,
1) 各研究領域での研究の成果や動向等の情報を提供する,
2) 新しい研究領域を創造するための交流の場を提供する,
3) システム情報分野での研究や教育のプログラムを発信する,
ことを目的に開催されています.2016年のこの学会は琵琶湖のほとりにある滋賀県立体育館で行われました.会場のすぐ横には琵琶湖があり,滋賀県らしさを感じることができる会場でした. 発表では原田君が15分の口頭発表でSSI優秀発表賞を受賞し,表彰式で表彰されました.同じ研究室の仲間が表彰される姿を見て,うれしい気持ちと同時に悔しい気持ちにもなりました.原田君の表彰を受けて,自分も表彰されるようにこれからより一層研究に力を入れたいと思いました.その後,私もポスター形式での発表を行いました.お互いにたくさんの方にポスターに立ち寄っていただき,自分たちの研究に興味を持っていたくことができました.原田君が汗を流しながら熱心に説明している姿が印象的でした.
私は本学会には初めての参加でしたが,今後研究を行っていく進化計算の内容を含め,良い議論ができたと感じています.また本学会では研究に関する意見交換だけでなく,他の人の研究を聞くことによる発見や気づきがたくさんあり,私にとって大変有意義な時間でした.本学会で頂いたご意見や発見を今後の修士卒業研究に活かしていきたいと思います.
SSCI2016
2016年12月6日から9日かけてギリシャ(アテネ)のRoyal Olympic Hotelにて開催されました,The 2016 IEEE Symposium Series on Computational Intelligence(SSCI2016)に参加いたしました.本研究室からは,廣安先生と郡(M1)が参加し,発表形式は郡が口頭発表でした.発表演題は以下の通りです.
“Region-of-Interest Extraction of fMRI data using Genetic Algorithms “
Satoru HIWA, Yuuki KOHRI, Keisuke HACHISUKA, Tomoyuki HIROYASU
SSCI2016は,IEEE Computational Intelligence Societyが主催するコンピューターインテリジェンスに関する世界的に重要な学会で,理論やアルゴリズム設計、アプリケーションなどの新しい技術についてセッションが開かれ,様々な分野の講演を聞くことが出来ました. 私自身初めての国際学会で初めての英語での口頭発表ということもあり,とても緊張しました.本番では,緊張からなかなか練習通りに発表はできませんでしたが,元気よくは発表できたと思います.つたない英語ではありましたが内容も理解していただけたようで,多くの質問も頂きとても充実した発表となりました.今回初めての国際学会で,海外経験の少ない私にとっては全てが貴重な経験となりました.この経験をもとに今後もより一層頑張っていきたいと思いました.
【文責:M1 郡】
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第62回月例発表会
11月22日に第62回月例発表会が開催され,10名のM1が発表をしました.
本発表会では多くの発表者が15分発表を選択し,自分の成果を存分に報告できていました.しかし,多くの発表者はリハーサルを行っていませんでした.その理由は,学会原稿の執筆や学会参加と同時並行して発表の準備を行ったためです.それにも関わらず,決して発表自体やスライドのクオリティが低いわけではなく,むしろ各々の発表者が工夫を凝らし,相手により理解してもらうための見せ方が出来ていたと思います.それはMISLに一年半在籍し,学会参加や日頃のコーチングをする中で「人への伝え方」がしっかりと身に付いているからだと感じました.また,M1やM2だけでなくB4からも良い質問が多く出ており,B4の成長も感じることが出来ました.
【文責:M1 石田】
同志社国際高校見学会
11月18日(金)に,医心館にて,同志社国際高校見学会が行われました.
医療情報システム研究室の紹介をはじめ,実際に光トポグラフィ装置を使用して実験を行いました.参加してくれた高校生の中から被験者を募り,暗算課題時において脳活動が変化する様子をデモしました.積極的に実験に参加してくれたり,質問も多く飛び交い,終始和気あいあいとした雰囲気で行われました.医療情報システム研究室に興味を持ってくれた高校生が多かったと感じています.対象は高校1年生,2年生といった,これから自身の進路を決める子供たちだったので,こうした見学を通して自身の進路を考えるよい機会になったのではないかと思います.
【文責:B4 西澤】
Society for Neuroscience 2016 annual meeting
2016年11月12日~16日にかけて,アメリカのサンディエゴ (San Diego Convention center)にて開催されましたNeuroscience2016に参加いたしました.この学会は,神経系や脳についての研究を行っている研究者たちの交流や,神経科学に関する学術的発展に寄与することを目的に開催されています.80以上の国から3万人ほど参加する規模の大きい学会でした.本研究室からは日和先生,村上(M2),横山(M1)の3名が参加しました.発表形式はポスター発表でした.発表題目は以下の通りです.
“Graph theoretical analysis of functional connectivity network during breath-counting mindfulness meditation.” S. HIWA*; M. IIZUKA; T. HIROYASU.
“Development and discussion of dti phantom for nerve fiber tracking.” S. YOKOYAMA*; T.HIROYASU; S. HIWA.
“An fNIRS study of cooperativeness during synchronized tapping task.” A. MURAKAMI*; H. YOKOUCHI; S. HIWA; T. HIROYASU.
研究発表は,多くの方に興味をもっていただくことができました.結果が面白いと言ってくださったことがうれしく,自分の研究に対して自信を持つことができました.一方で,英語での質疑応答は難しく,英語能力の必要性を再認識いたしました.頂いた研究のアドバイスを今後の修士論文作成に活かしていきたいと思います.
【文責:M2村上】