2012年9月28日(金)に草津総合病院に内視鏡手術の見学に行きました。
医生命システム学科の萩原先生にお声をかけて頂き、貴重な体験をすることができました。萩原先生は本学部医生命システム学科の教授であり,草津総合病院の外科医でもあります.萩原先生のご好意により普通では見学できない手術現場へ入らせていただくことができました.
この日は婦人科系の病気である子宮内膜症と子宮筋腫の内視鏡手術の見学をしました.医局に入って説明を受け、手術着に着替えました。そして、手術室に入り、無菌域のそばまで近寄りました。そこで内視鏡手術に用いる道具の説明を受けました。ディスプレイに映し出される手術映像は、奥行きを把握しにくく実際に動かす方向とは異なり、医師の技量が必要とされます。それにも関わらず、ディスプレイに映し出される体の内部を説明してくださいました。
また、メーカーの方が、医師と意見交換を行い、それを次の製品に反映させるために一緒に現場に入られていました。
装置の開発者は、機能性を追求してしまいがちですがそれがユーザーである医師にとっては不便に感じることもあるそうです。なので、開発者は実際に現場に入って、医師の意見を聞いてそのギャップを埋めることが必要とされています。
私たちは、将来研究開発に携わるかもしれません。その時に、こういった医師と開発者の間にはギャップがあることを理解した上で開発を行ったり、現場に行くことの大切さを知りました。
声をかけてくださった萩原先生、手術現場で様々なことを教えてくださった草津総合病院の方々、同行してくださった横内先生、ありがとうございました。
【文責:B4 後藤・真島】