2月18日火曜日に,学部4回生の卒業論文発表会が行われました.発表演題は以下の通りです.
荒井源紘:簡易型NIRSを用いた暗算課題と記憶課題における前頭前野の活動の非対称性と自律神経系の関係
三島康平:fNIRSを用いた言語の類似性が脳機能に及ぼす影響の検討
塙賢哉:Deep Learningを用いた脳血流変化による被験者の特徴分類の検討
小淵将吾:ワーキングメモリ課題における異なる方略を用いた訓練の脳活動と神経線維への影響
佐藤琢磨:圧電セラミックセンサを用いた起床検知システム
砂野元気:テクスチャ特徴量を用いた画像生成の検討
佐々木和幸:大腸腹腔鏡画像における腸間膜内走行血管の強調表示手法の検討
森口美紅:DTI撮像のための脳神経線維ファントムの作成と神経追跡手法の検討
滝謙一:脳の情報統合処理機構のfNIRSを用いた検討
佐藤之宏:リーディングスパンテスト課題によるfNIRSを用いた脳機能の男女差の検討
林沼勝利:内視鏡画像における胃癌の病変範囲特定のための境界線検出手法の検討
岡村達也:マルチタスク時における脳機能と心理状態の検討
大谷俊介:MRIとfNIRSデータを用いた脳カッ系部位の神経線維3D描画システムの構築
高本哲弘:fNIRSを用いた意思伝達装置のためのタスクの違いによる脳血流変化の検討
以上14名
昨年3月にこの研究室に配属されてからの一年間の集大成として望みました.わずか7分という短い発表時間で,全く自分の研究を知らない先生方に如何にして伝えるか非常に悩みました.「一年間やってきたことを7分で伝えろ?俺がやってきたもんを7分ぽっちで語れるか!」と思うこともありましたが,さすがMISL!ちゃんと伝えるノウハウを一年間で身につけていました.リハーサルからの最後の一週間,発表直前まで必死に悩み,一年間で学んだことすべてをぶつけ,皆最高の発表をすることができたと思います.廣安先生がおっしゃっておりましたが,「最後の詰めが一番能力をあげる」というのは本当だと実感しました.
就活があるにもかかわらず,最後まで一緒に悩んでくれたコーチ,ミーティングやリハーサルで議論していただいた医用画像班の皆さん,研究室の皆様,そして先生方,本当にありがとうございました.私は3月をもって卒業しますが,この研究室で学んだこと,出会った方々を忘れることはないでしょう.これを糧に今後も研究に邁進して行きたいと思っております.最後になりますが,一年間お世話になった皆様にこの場を借りて感謝いたします.ありがとうございました.
【文責:B4 佐々木】