3月24日(木),進化適応型自動車運転支援システム「ドライバ・イン・ザ・ループ」研究拠点形成シンポジウムが,本学夢告館で行われ,廣安先生がヒト生体情報多次元解析技術グループの研究報告をされました.また修士1年の石原が「EEGを用いた左右の手の運動想起識別におけるBCIシステムの構築」と題しましてポスター発表を行いました.本プロジェクトは,自動システムの中に,ヒトの特性を組み込んだ,新たな形の自動車運転支援システムの研究開発を目標に,同志社大学の4つの研究グループが協力して取り組んでいる平成26年度 私立大学戦略的研究基盤形成支援事業の1つです.私たち,ヒト生体情報多次元解析技術グループである第3グループは,ドライバであるヒトの生体情報の解析技術を駆使し,ヒトの運転特性を把握することでより安全に車両を制御するための研究を進めています.今回の報告会では招待講演として慶応大学大学院の大前先生が「自動車の自動運転~慶応大の研究の取り組みの紹介と実用化に向けた課題の考察~」と題して発表してくださいました.他にも各グループから研究報告がなされ,より詳細な研究内容はポスターで発表されました.本シンポジウムは,私にとって研究室外に向けた初めての発表でしたが,多くの方にご質問をいただき,自分の研究を見つめ直す良い機会になりました.本プロジェクトはあと数年間で完成を迎える予定のため,第3グループの一員として大きな成果を出せるように,毎日の研究に精一杯励みたいと思います.
【文責:M1 石原】