進化適応型自動車運転支援システム「ドライバ・イン・ザ・ループ」研究拠点形成第8回シンポジウム

3月13日(火),進化適応型自動車運転支援システム「ドライバ・イン・ザ・ループ」研究拠点形成第8回シンポジウムが,本学夢告館で行われ,廣安先生がヒト生体情報多次元解析技術グループの研究報告をされました.また修士2年の中村,藤原,修士1年の吉岡がポスター形式で発表しました.発表題目は以下の通りです.

  • 「自動車運転動画視聴時の脳活動と眼球運動の計測と解析」 中村清志郎,日和悟,廣安知之
  • 「Mindful driving:運転時におけるマインドワンダリング状態のfNIRSを用いた脳活動の検討」 藤原侑亮,日和 悟,廣安 知之
  • 「自動車運転時の心電計測によるドライバの緊張状態検出」 吉岡昂馬,日和悟,廣安知之


本プロジェクトは,平成26年度私立大学戦略的研究基盤形成支援事業の支援を受け,ドライバであるヒトと車の共存及び周辺車両や環境との強調を行う進化適応型自動車運転システムの研究を行っています.同志社大学の4つの研究グループが取り組んでおり,私たちはヒト生体情報多次元解析技術グループである第3グループに位置しています.第3グループは,ドライバであるヒトの生体情報の解析技術を駆使することで,ドライバの運転特性を把握することによる運転支援技術を目指し研究を進めています.
 今回の報告会では,招待講演としてヤマハ発動機 先進技術研究知的システムグループの平松裕二さんが「オフロードでの自律走行技術」,ATR 知能ロボティクス研究所環境知能研究室の内海章さんが「交通事故低減のための人とくるまのコミュニケーション」というタイトルで発表してくださいました.他にも各グループからの研究報告がなされ,詳細はポスターで発表されました.
 本シンポジウムは私にとって初めて学会発表でしたが,研究室外からの方々に多くのご質問,ご指摘を受け,自分の研究を別の角度から見つめ直すいい機会となりました.本プロジェクトに携わる者として,より自覚を持って日々の研究に励んでいきたいと思います.

  

【文責:B4 吉岡】