2019年9月6日から7日にかけて玉川大学にて開催されました第3回ヒト脳イメージング研究会に参加いたしました.この学会は,ヒト脳イメージング研究者が中心となり,若手からベテランまでが参加します.MRIやPET,MEGなどのイメージング手法を用いてヒトの脳の構造,機能,分子機構の解明を目指した研究者間の学術的交流,意見交換,若手人材育成の促進を目的としています.本研究室からは日和先生,丹(M1)の2名が参加しました.発表形式は丹(M1)がポスター発表でした.発表題目は以下の通りです.
- 「ワーキングメモリ負荷量の増大に伴う脳賦活レベル変化の非線形性」
丹 真里奈,日和 悟,廣安 知之
本学会は,脳研究をされている研究者の意見交換ができる,とても良い機会だったと思います.ポスター発表では,専門家の様々な意見をいただくことができ,これから自分がするべき分析方法が分かりました.また,学会をこれまで何度か経験したことで,以前より発表を聞いている人が分かるポスターを準備することができたのではないかと思います.
また,meet the expertにて専門家のお話を聞くことができ,scientistとして大切な「書く」「実験する」「共有する」ということ,論文を書く際に重要な4つのこと(「クリアに」「新しいか」「正しいか」「意義」)を教えて頂きました.研究が楽しいと思える考えや研究所と大学で働く違い,自分の研究テーマについても,ご意見をいただき,自分の今後の研究計画や進路を考える上で,重要な学会となりました.今後,脳機能の研究をしていくうえで自分が何に向かっているのか,何を知りたいのかを改めて考えるきっかけにもなりました.そのために今の解析や考察していることが重要であると感じることができ,より一層楽しみながら研究に励んでいきたいと思いました.
【文責:M1 丹】