村上記念病院より八木先生来室

2月25日(木)、朝日大学歯学部附属村上記念病院より八木信明先生、北江博晃先生が同志社大学へご来校されました。
我々の研究室では村上記念病院の八木先生と医生命システム学科の市川先生と共同で内視鏡画像診断支援に関する研究を行っています。2年ほど前からこの研究が始まり、今回初めて八木先生御一行が同志社大学へご来校されました。当日は予防健康医学研究室(市川研)および医療情報システム研究室(廣安研)の見学を行った後に、これまでの研究成果についてディスカッションを行いました。
私はこの研究に立ち上げ時より携わっており、ようやく波に乗ってきたと実感できる成果が出てきました。残念ながらこの3月で卒業となりますが、今後もますます発展し医師の方に臨床の場で使いたいと言っていただけるような成果が出ることを期待したいと思います。
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【文責:M2林沼】

2015年度末大掃除・最終全体ゼミ

2016年2月24日に2015年度末大掃除と最終全体ゼミが行われました.
私にとっては3年半お世話になった,研究室最後の掃除.
3年半,この場所に費やしてきた時間を考えてみた.
基本的には平日9時から18時までいるので,9時間.
3年半の平日の日数は約860日なので,
9×860=7740時間
多くの時間を過ごしてきた.
私の荒いモノ使いによく耐えてきた場所たち,お疲れ様です.
机や棚をふきながら,本の整理をしながら,周りを見渡しながら,3年前を思い返してみた.
模様替えはあったけれど,今でも最初に研究室に入った時と変わりがない綺麗な研究室.
でもよくよく見ると,本が増えたり,加湿器が変わったり,机のキズが少し増えたりしていた.
3年間あまり自身の変化を感じていなかったけど,モノたちも少しずつ変化していくのだから,私たちも少しずつ変わったのだろうなと感じて,なんだか嬉しくなる.
変わっていくモノ,変わらないモノ.
いずれにせよ,大切にしていくには,掃除などのケアをする必要があるのだろうなと感じた.
そう思うと,この場所を去っていく私にとって,毎学期末掃除をして,大切にしてきたモノたちを手放す最後の大掃除なのだと,切なくなった.
3年半,お世話になりました.
大掃除の後に最終全体ゼミが行われました.
全体ゼミは報告事項などを皆に周知する場だと3年前は思っていた.
今はそれと同時に,全体ゼミは自分の気持ちを伝える場なのだと思っている.
どちらかといえば,私の中では全体ゼミは3分間スピーチがメインだ.
今回は西田くんが「Who is the genius that you think?」という題でスピーチをしてくれた.
天才というのはどういうことかを考えるきっかけになったし,そもそも天才って言葉は誰がどう思って生まれたのだろうと気になった.
彼が天才だと思う人,私が天才だと思う人,みんなが天才だと思う人がいる.
スピーチに対し,その主張はわからないと思う人がいたり,すごく共感できると思う人がいたりする.
そんな風に色々な意見を聞けるのが楽しい.
1日は24時間,それ以上でも以下でもない.
その時間を増やすには他人の時間を自分の時間にすることだと思う.
それはコミュニケーションをとって,他人の意見を取り入れるあるいはそれに対して考えて発信することだと思う.
それを簡単にできるのが全体ゼミだと思っている.
だから,最終なのにいつもと同じように進んでいくのはやっぱり少し寂しかった.
でも私も何かあるのを期待していただけで,動かなかったのだから意味がないのだが.
なので,この場を借りて少し後輩の皆さんに発信してみようと思います.
まず全体ゼミが楽しいか楽しくないかから考えてみてください.
楽しくないなら,楽しくなるようにしてください.
それがなくて苦痛でしかないならズル休みでもなんでもしてください.
こうしたら楽しいと思うものがあれば,ぜひ実践してください.
私は,まず3分間スピーチや報告事項,司会の振る舞いなどを見て,自分ならどうするかというのを考えることから始めました.
そんな特別な考え方じゃなくてもいいし,深くなくてもいい.
スピーチが良かったか悪かったかから始めれば良いと思います.
次に,発言しました.
何が言いたかったのかわからないって言われる時もありました.
その時はどう伝えればいいか考えたり,笑いにもっていこうと考えたりした気がします.
最後に,たかが全体ゼミなのだから失敗してもいいと思いました.
伝えなきゃいけない場面に出くわした時の練習にしようという魂胆です.
結局伝えたいことは,どうせ発言した細かい内容なんか誰も覚えていない.
全体ゼミで褒められようが何しようが,みんなそれぞれ意見があるのだからそれでいい.
ただ,全体ゼミに出席するのであれば,楽しめるように頑張ってみては?ということです.
3年半皆さんと,毎週顔合わせて話たことは本当に楽しかったです.
ありがとうございました.
【文責:M2 小淵】
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研究室紹介

1月25日(月)に、同志社大学 医心館のグランド階にて「3回生向け研究室紹介」が行われました.このイベントはそれぞれの研究室の学生がブースを設け,3回生に対して研究内容などを説明するものです.普段は研究室と関わらない3回生にとって,気になることを学生同士で遠慮なく何でも聞ける非常に有意義な機会です.
医療情報システム研究室からは岡村,林沼,村上,石田,玉城,片山,木下が中心となって説明・準備にあたりました.私たちは当日に向けて「3回生が本当に聞きたいことは何なのか」,「私たちが3回生の頃は何が知りたかったのか」,「この研究室はどんな研究室なのか」などを議論し,紹介用のポスターや冊子を研究室皆で協力し作成しました.当日も有志で沢山の人が研究室紹介に協力してくれました.
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準備の甲斐あってか,聞きに来てくれた3回生の多くは興味を持ってくれたようでした.私たちの説明が,3回生の悩みの解決に少しでも役立てばと思います.また,研究内容はもちろんですが,今回のように研究室のメンバーが自発的に他の人に協力してくれる雰囲気も感じ取ってもらえたらいいなと思います.
今回私は説明をする側でしたが,自分が3回生の頃の初心を思い出したり,自分の研究室について改めて考え直したりするいい機会になりました.この経験をもとに研究室の魅力をさらに高め,研究室紹介でB3にアピールしたい部分が毎年どんどん増えていけばいいなと思います.
最後になりましたが,忙しい中研究室紹介に協力して下さった先生方,学生の皆様,本当にありがとうございました.来年度はどんな素晴らしいメンバーになるのか楽しみです.
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【文責:M2 岡村】
 
 

ボーリング大会・忘年会

12月26日(土)に四条にて球技大会・忘年会が行われました.今年度の球技大会はボーリングが行われ,団体戦,個人戦とも白熱した戦いとなりました.真剣勝負の中にも,芸術点を競う人や,笑いを取りに行く人もいて,普段のパソコンに向かい作業をする姿とはまた異なり,新たな一面を見ることができました.球技大会終了後,イベント担当の方から,団体戦優勝チーム,個人戦優勝者の方に景品が渡され,私自身もStarbucks Cardを頂く事が出来ました.
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また,夜には忘年会が開催されました.体を存分に動かした後のお酒は格別であり,素敵なお店で美味しいご飯やお酒と共に,多くの会話をし,笑顔が溢れる忘年会となりました.このような席で研究室の方々と語らうことで,普段の姿からは想像も出来ない意外な一面を見る事ができ,非常に有意義なものとなりました.二次会も多くの方が参加し,笑い声が絶えない中にも,熱い議論があるなど,MISLの一年の締めに相応しい忘年会となりました.
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2016年が始まると,修士論文や卒業論文,プロジェクト科目等が目前に迫り,今まで以上に忙しい日々が続きます.卒業まで残り3ヶ月程となりますが,先生方や研究室の仲間たちと過ごせる毎日を大切にし,最後まで精一杯研究に励みたいと思います.球技大会や忘年会を通して,多くの方との交流をより深める事ができ,また一つ研究室の方々との思い出を作ることができました.最後に,今回のイベントの企画・準備・運営をしてくれたイベント担当の方々,ありがとうございました.2016年度も皆さまよろしくお願いいたします.
【文責:B4 尾花】

大掃除

2015年12月26日(土),医療情報システム研究室では今年1年を良い形で終え,新しい年を迎えるという意味で研究室の大掃除を行いました.この日は綺麗だと思っていた研究室に,意外にも多くの汚れや埃が溜まっていることを認識する日でもあります.特に毎日使ってる研究室の椅子には繊維の奥まで埃が溜まっていたので,一度研究室から全ての椅子を出して,太陽の下で全ての埃を叩き出しました.あまりにも多くの埃が出るので驚いた学生も少なくはなかったようです.
また,研究室メンバー全員で掃除に取り組むことで,新しい発見もありました.黙々と掃除に取り組む人・楽しそうに掃除をする人・人手が足りなさそうなところに行って自発的に掃除を手伝う人,掃除1つを取っても,その人の人となりが垣間見れて楽しいひと時でもありました.
全ての埃や汚れを綺麗にし,研究に必要なものとそうでないものを分別し,しっかりと整理することが出来て,過ごしやすい研究室になりました.また,掃除に楽しく取り組むことが出来て,本当に充実した1日となりました.
掃除はその人の生き方を変える良い機会にもなります.「人生がときめく片づけの魔法」という本を執筆し,「2015年に世界で最も影響力のある100人」にも選ばれ一躍有名になった近藤麻理恵さんはこう言います.
「自分にとってときめかないものをたくさん持っている人や,古いものを持ちすぎて
いる人は,やっぱり次の新しい一歩を踏み出しにくい方が多いんです.」
研究にとって大切なものだけを残し,すっかり綺麗になった医療情報システム研究室は,2016年,新しい一歩を踏み出し,きっと良い研究結果を残せることと思います.
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【文責:M2 田中 健太】

共同研究山形ミーティング【イベント】

2015年11月27日から28日にかけて慶應義塾大学鶴岡タウンキャンパスの先端生命科学研究所に見学に行きました.この見学では,唾液内成分の解析にご協力いただいている杉本先生のもとで実際に解析に用いる装置の原理やメタボローム解析を扱っている先行研究についてご教示いただくことを目的としています.本研究室からは廣安先生,岡村(M2),桂田(B4)が参加しました.
私自身,唾液内成分の解析については単一の代謝物質のみに焦点を当てた解析方法しか知らずメタボローム解析による数百種類もの代謝物質を検量する方法に関しては全くの無知でした.今回の見学を通して,メタボローム解析に関する知識を深めることはもちろん,実際に解析を行う現場の空気に触れることができ,貴重な体験となりました.
最後に,今回の見学にあたり,杉本先生,廣安先生には大変お世話になりました.この場をお借りして御礼申し上げます.
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【文責:桂田】

Neuroscience2015

2015年10月18日から21日にかけてChicagoのMcCormick Placeにて開催されましたSociety for Neuroscience2015に参加いたしました.本研究室からは廣安先生,岡村(M2),滝(M2),信楽(M1),田中勇人(M1)が参加し,学生4名がポスター形式で発表いたしました.発表題目は以下の通りです.
Suggestion of the analysis method to extract the relationship between the brain activity and salivary metabolites during actue psychosocial stress
Tatsuya OKAMURA, Masahiro SUGIMOTO, Tomoyuki HIROYASU
Examination of working memory capacity by cerebral blood flow changes : study using reading span test
Kenichi TAKI, Tomoyuki HIROYASU 
Cross-modal processing in the auditory and visual cortex : a fNIRS study with a double-flash illusion
Satoshi SHIGARAKI, Keisuke HACHISUKA, Eiichi OKUNO, Tomoyuki HIROYASU 
Examination of the effect of light environment on brain activity during visual search task by fNIRS
Hayato TANAKA, Tomoyuki HIROYASU
この学会は私たちのように非侵襲の計測機器を用いた研究者だけでなく,動物実験などの解剖学の研究者なども集まり,神経科学に関する学術的な発見を目指すものです.発表のポスターの数は15,000以上で,大規模な学会となっていました.
私たちもその中でポスター発表を行いました.当日の朝や,直前のバス移動の中で英語のシミュレートをするなど,みんな緊張していましたが,結果として自分の伝えたいことを伝えられたと思います.多くの人に自分たちの研究に対して興味を持ってもらうことが出来て非常に励みになり自信にもなりました.
このように意義のある発表を行うことが出来たのは支えて下さった研究室の皆様のおかげだと思います.リハーサルに参加してくれた方,英語の修正にお付き合いしてくださった先生方,ありがとうございました.今後ともご指導よろしくお願いいたします.
そして今回の発表での反省を元に,来年さらに良い発表が出来ることを祈っております.
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【文責:M2 滝】

2015年度ゼミ旅行

2015年,その秋学期の始まりは,何かを予感したように,研究室全体が完全な色に輝いて見えた.時は2015年8月19日(水),20日(木), 夏季ゼミ旅行in岡山&姫路.その旅の始まりは波乱に満ちたものでした….
午前9:30に新田辺駅を出発し,一行は姫路城へ.行きのバス内では,広報担当がワクワクするような自己紹介冊子を配布し,ドキドキするような心理テストを繰り広げてくれました.その後,スタバカードからうまい棒まで幅広いラインナップのビンゴ大会を開催し,大盛況のまま移動時間を終えることができました.先生はビンゴで当たった自撮り棒を満足げに,多くの写真を撮影なさっていました.バス到着後,適当に分かれて軽食を取り,姫路城へ入城しました.
姫路城はまるで両翼を広げた白鷺のようにそびえ立ち,白鷺城の二つ名にふさわしい存在感を纏っていました.城内は狭く険しい階段が多く,疲れたのか次の目的地サッポロワイン岡山ワイナリーまでのバスは静かで一部はトランプなどで盛り上がっていました.一通りワイナリーを見学し,お土産を選んだ後,旅館へ向かいました.
旅館には温泉があり,各自ゆったりしたひと時を過ごした後飲み会へ.飲み放題ということで,先生,先輩方とたくさんのお酒を飲み交わしました.二次会はあまり大きな声を出すと近隣の宿泊客にご迷惑がかかるとこじんまりと行われました.
次の日は,趣のある街岡山の美観地区で自由行動.くじ引きで先生,先輩関係なくランダムに班分けし,班別で行動することにより普段あまり話さない人とも話す機会ができ,美術館を見て回ったり,お土産を買ったりと充実した散策ができました.ゼミ旅行の最後は桃狩りで締めくくり.甘くておいしい桃を食べ,楽しい思い出が作れたと思います.
ゼミ旅行を通して皆が絆を深め,充実した2日間を過ごすことができました.岡山,姫路は一時天気が荒れるなど,天候面でかなり不安でしたが,残暑を感じることなく涼しく過ごせたことに感謝します.また,それぞれご予定がある中ゼミ旅行にご参加いただきました皆様に感謝を示し,結びとさせていただきます.ありがとうございました.

 
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【文責:B4 藪内】

大掃除

8月5日(水)に医療情報システム研究室で夏季大掃除が行われました.4年生にとっては,研究室に入ってから初めての大掃除です.いつも使っているIN205N,IN206N,IN221N,IN223Nの4ヶ所を,みんなで分担して掃除に取り組みました.快適に研究ができる空間になるように,汚れたところをピカピカになるまで綺麗に掃除をしました.
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私はIN205Nの掃除担当で,机を拭いたり窓を拭いたりしました.その後はいつも実験で使用するfNIRS(functional near-infrared spectroscopy)のプローブを綺麗にふき,設置し直しました.普段ではできないことをする機会になってよかったです.
プレゼンテーション2   プレゼンテーション1
他の部屋の様子を見てみると,除湿機や加湿器などのフィルタの掃除をしていたり,水道を綺麗にしていました.大掛かりに掃除をしていましたが,みんなの協力により予定よりも早く掃除を終えることができました.大掃除をするにあたって,備品担当の方に掃除具を用意していただいたり,担当の場所を割り振るなどの準備をしていただきました.ありがとうございます.これからも快適に研究に取り組んでいきたいと思います.
【文責:B4 片山】

オープンキャンパス

7月26日(日)に同志社大学にてオープンキャンパスが開催されました.医療情報システム研究室からはM1の田中勇人さん,B4の片山さん,吉武さん,そして私が参加しました.本研究室についてスライド紹介した後,fNIRSを使用し,計算課題時の脳活動計測を行いました.今回の見学会には中学生や高校生,親御様方にも足を運んでいただきました.中には小学生が被験者に立候補してくださり会場に和やかな雰囲気を作ってくれることもありました.最後の自由見学の時間には,用意していた研究紹介冊子が足りなくなるほど多くの方に参加していただき,とても嬉しかったです.今回のオープンキャンパスを通して参加者の方々には同志社大学ひいてはMISLの魅力を伝えることができたと思います.
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【文責:B4 桂田】