【速報】The 24th Annual Meeting of the Organization for Human Brain Mapping

2018/6/17-2018/6/21の日程で、シンガポールで開催された The 24th Annual Meeting of the Organization for Human Brain Mapping にて下記の発表を行いました。

  • Generating individual brain atlases reflecting structural and functional characteristics 中村圭佑(M2)
  • Mindful Driving: Detecting driver’s attention and distraction using fNIRS 藤原侑亮(M2)
  • Extracting functional network differences from multiple brain states based on graph theory metrics 石田翔也(M2)
  • Intra-individual variation in graph theoretical properties of functional networks during meditation 大塚友樹(M1)
  • Mapping the brain state behavior during meditation in low dimensional feature spac 三好巧真(M2)
  • FNIRS study of attentional states based on dynamic functional connectivity analysis 西澤美結(M2)
  • Functional connectivity network of Kanizsa illusory contour perception 杉野梨緒(M1)

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The 24th Annual Meeting of the Organization for Human Brain Mapping

2018年6月17日〜22日にかけて,シンガポールのサンテックシティにて開催されましたThe 24th Annual Meeting of the Organization for Human Brain Mappingに参加しました.この学会は,ヒトの脳組織および脳機能のマッピングに関する研究に携わる様々な背景を持つ研究者を集め,これらの科学者のコミュニケーションおよび教育を促進することを目的に開催されています.M2の三好,石田,中村圭佑,藤原,西澤,M1の杉野,大塚の計7名が参加しました.19日,20日のポスターセッションおよび21日のポスターレセプションにおいて日和先生,三好,石田,中村,藤原,西澤,杉野,大塚が発表しました.発表形式はポスター発表で計3時間参加者の方々と議論を行いました.

  • “Evolutionary optimization approach to explore the functional network organization during meditation”
     S.HIWA; T.HIROYASU.
  • “Mapping the brain state behavior during meditation in low dimensional feature space”
     T.MIYOSHI; S.HIWA; T.HIROYASU.
  • “Generating individual brain atlases reflecting structural and functional characteristics”
     K.NAKAMURA; S.HIWA; T.HIROYASU.
  • “Extracting functional network differences from multiple brain states based on graph theory metrics”
     S.ISHIDA; S.HIWA; T.HIROYASU.
  • “”Mindful driving:
    Detecting driver’s attention and distraction using fNIRS””
     Y.FUJIWARA; S.HIWA; T.HIROYASU.
  • “FNIRS study of attentional states based on dynamic functional connectivity analysis”
     M.NISHIZAWA; S.HIWA; T.HIROYASU.
  • “Functional connectivity network of Kanizsa illusory contour perception”
     R.SUGINO; S.HIWA; K.HACHISUKA; F.MURASE; T.HIROYASU.
  • “Intra-individual variations in graph theoretical properties of functional networks during meditations “
     Y.OTSUKA; S.HIWA; T.HIROYASU.


私にとっては今回が初めての学会でした.世界でも自分と同じような研究が行われていることを知り,自分の研究テーマの重要性を改めて感じました.発表では多くの意見を頂き新たな課題も発見することができました.また英語でのポスター発表を受けて,英語で伝えることの難しさを感じました.初日は緊張しましたが,2日目,3日目は英語で説明することへの抵抗はなくなりました.今回は質問を何度も聞き直す場面が多々あったため,今後は英語の勉強にもより一層力を入れて取り組みたいと思います.

【文責:M1 大塚】

第32回人工知能学会全国大会

6月5日(火)~8日(金)にかけて鹿児島県鹿児島市にて開催されました2018年度 人工知能学会全国大会(第32回)に参加いたしました.本学会は,人工知能学会によって主催された学会で,企業や研究者,学生が参加して,現在ブームである人工知能を用いたセッションがあり,新たな発展や次の方向性に関わる様々なアイディアが提案され、議論されることを目的に開催されています.本研究室からは廣安先生,日和先生,藤原(M2)の3名が参加しました.発表形式は口頭発表でした.発表題目は以下の通りです.

  • 「Well-beingの定量化に向けて:脳機能ネットワークに基づくマインドフルネスの見える化の検討」
     日和 悟,廣安 知之
  • 「マインドフル・ドライビング:fNIRS を用いた自動車運転中の注意状態の分析」
     藤原 侑亮,日和 悟,廣安 知之


本学会では,日和先生がオーガナイザを務める【Well-being Computing】のセッションが開かれ,マインドフルネスや睡眠などWell-beingに関わる研究について多くの発表を拝聴し,貴重な経験をさせていただきました.また,自身の発表では,月例発表会とは異なり,様々な研究分野における専門家の方々から,鋭い質問やアドバイスを頂くことができました.この学会を通じて改めて自身の研究について考え直し,さらに頑張って良い結果を出していこうと思いました.自身の発表以外にも,様々な方面の注目を集めている研究に触れる機会や,人工知能についての歴史から近年の動向まで学ぶ場面があり,とても有意義な時間を過ごせました.




【文責:M2 藤原】

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角膜カンファランス

2018年2月15日(木)~17日(土)に広島県広島市のグランドプリンスホテル広島にて,角膜カンファランス2018が開催されました.本研究室からは,修士1年の小林が参加し,ポスター形式で発表しました.発表題目は以下の通りです.

  • 「接触型角膜内皮スペキュラを用いた自動パノラマ画像作成ソフトウェアの開発」 小林渓太郎,奥村直毅,日和悟,Theofilos Tourtas,Victor Augustin,Friedrich E. Kruse,小泉範子,廣安知之


本学会は日本角膜学会と日本角膜移植学会の主催で行われました.様々な大学や病院で行われている角膜についての多くの研究について,ポスター発表や講演を拝聴することができ,非常に有意義な時間となりました.
私にとって初めての大規模な医学的な学会であり,情報系の研究発表は私だけだったということもあり,大変に緊張しました.しかし,情報系の研究を行っていない方々に興味を持って頂き,ポスター賞の最終候補にも選ばれました.
最後に本学会への参加にあたり,お忙しい中ご指導ご指摘を頂いた同研究室の廣安先生,日和先生,画像処理班の皆様,学生の皆様,ティッシュエンジニアリング研究室の小泉先生,奥村先生,学生の方々,大変お世話になりました.この場を借りて厚く御礼申し上げます.今回の本学会で得られた課題,経験,アドバイス,反省点を今後の研究や発表に活かしていきたいと思います.

  

【文責:M1 小林】

第10回フレームワークレクチャー

2018年1月11日(木)に同志社大学学研都市キャンパスの快風館にて開催されましたけいはんなリサーチコンプレックス事業主催の第10回人材育成フレームワークレクチャーに参加いたしました.本研究室からはM2の和田、M1の中村(圭)が参加し,ポスター発表を行いました.発表題目は以下の通りです.

  • 「運転動画視聴時の快・不快感情と眼球運動の関連の検討」 和田寛,日和悟,廣安知之
  • 「脳機能と脳構造データによる個人の脳アトラスに生成手法」 中村圭佑,日和悟,廣安知之


フレームワークレクチャーは企業や研究者、学生、一般の方が参加し、大学・研究機関の研究者が進める研究内容や研究が目指す未来像について、議論することを目的に開催されています。基調講演では、よりよい病院の環境構築やオフィス環境の効率性向上のための知的照明についてなどの発表があり、環境からの人への影響について様々なディスカッションが行われました。ポスター発表では、2名とも様々な機関の方に見に来ていただき、多くのお話をすることができました。企業の方や地域の事業所の方など、様々な視点からの質問があり、改めて気づかされることがあったと思います。個人的には、初めて学外で発表する内容だったので、少し心配でしたが、多くの方が興味を示してくださり、嬉しかったです。今回得た知識や指摘して頂いた部分を踏まえ、研究室に還元していきたいと思います。




【文責:M2 和田】

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【速報】進化計算シンポジウム2017

進化計算シンポジウム2017 が、2017年12月9日(土)-10日(日) の日程で、グリーンピア大沼 (北海道茅部郡森町)で開催されました。
研究室から、下記の3件の発表を行いました。
P2-02
動的な重みベクトル割当てを行うMOEA/D
○原田圭,日和悟,廣安知之 (同志社大学)
* IEEE YRA賞 いただきました。!*
P3-15
Evolutionary Feature Selection for Functional Brain Imaging
○廣安知之,郡悠希,石原知憲,日和悟 (同志社大学)
P4-13
多目的GAを用いた転写因子Nrf3が機能する細胞の抽出
○藤井光央,和久剛,小林聡,日和悟,廣安知之 (同志社大学)\
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【速報】 第15回日本ワーキングメモリ学会大会

第15回日本ワーキングメモリ学会大会 が京都大学 文学部校舎にて開催されました。
研究室からは下記の学生が発表しました。
[9] 暗算課題中の脳機能ネットワークに対する機能的結合度分布に基づく分類法の提案
萩原里奈(同志社大学大学院生命医科学研究科)
日和悟(同志社大学生命医科学部)
廣安知之(同志社大学生命医科学部)
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進化計算シンポジウム2017

2017年12月9日から10日にかけて北海道茅部郡森町にて開催されました進化計算シンポジウム2017に参加いたしました.進化計算シンポジウムは,進化計算学会によって主催された国内学会で,進化計算分野の活性化を図るために議論・ショートプレゼン・ポスターセッションを行い,今後の進化計算分野の大きな発展を目的に開催されています.75件のポスター発表があり,これは昨年と変わらず多く件数が発表されました.本研究室からは廣安先生と原田(M2),藤井(光)(B4)の3名が参加しました.発表日時は原田(M2)が9日,廣安先生と藤井(光)は10日で,2分間のフラッシュトーク及び1時間のポスターによる研究発表を行いました.発表題目は以下の通りです.

  • 「動的な重みベクトル割り当てを行うMOEA/D」 原田 圭,日和 悟,廣安 知之
  • 「Evolutionary Feature Selection for Fuctional Brain Imaging」 廣安 知之,郡 悠希,石原 知憲,日和 悟
  • 「多目的GAを用いた転写因子Nrf3が機能する細胞の抽出」 藤井 光央,和久 剛,小林 聡,日和 悟,廣安 知之.


脳機能やがんの遺伝子に関する実問題に進化計算を適用した研究発表を行った私たちのポスターには,多くの方に足を運んで頂き,様々な議論を交わすことができました.また,原田さんの発表がIEEE CIS Japan Chapter Young Researcher Awardを受賞しました.
本学会は私にとって初めての学会参加であり,発表準備の段階からつまずいてばかりで,不安でいっぱいでした.参加期間中も慣れないことばかりで緊張の連続でした.一方で,他大学の研究発表を聴講することも初めてであり,多くの学びがあったと感じます.今回のポスター発表では,自分の研究内容が細胞や遺伝子の研究であるため,分子生物学になじみの無い他大学の聴講者に対して研究目的,背景,おもしろさをうまく伝えることを第一に取り組みました.その経験を通して,研究内容を端的に聞き手に伝えられるよう,自分の中でダイジェストできたと感じました.
今回学会に参加して強く感じたことは進化計算に関する知識の不足です.来年,再来年と,再び進化計算シンポジウムに参加する機会があれば様々な知識を蓄えて,先生方や学生たちと議論できるようになりたいと感じました.
最後に進化計算シンポジウムは合宿形式で行われ,他大学の学生と同じ部屋に泊まったり,お風呂に入ったりと,研究や今後について語り合うことができる場面が豊富に用意されており,様々な刺激を受けることのできる学会だと感じました.他大学の四年生とも知り合うこともできたので,今後の進化計算の学会で再び出会えることを楽しみにしています.

 
【文責:B4 藤井(光)】