2017年度プロジェクト科目課題発表会

2017年10月11日に、生命医科学研究科医工学・医情報学専攻の必修科目である「プロジェクト特別演習」の課題発表が医心館のG階多目的ホールにて行われました。
この科目は、学生1人1人が自ら研究テーマを決定し、計画を立て実行することで、問題設定・解決能力、主体性、計画性等を身につけることを目的としています。今回の課題発表会では、これから取り組むプロジェクトの背景、提案手法や計画をポスターで発表しました。自分の研究から離れ、違う視点からプロジェクトを立案することは難しく、苦戦した人も多くいましたが、最終的にはそれぞれのアイデアの詰まったユニークなテーマを設定し、実演を取り入れながら面白い発表をすることができたのではないかと感じています。また、この科目では異なる分野の研究室の教授や学生と意見を交換することができる場でもあります。
 
 
普段は、他研究室の人と研究について話す機会は滅多にないので、視野も広がりとても有意義な時間となりました。
今後は、1月下旬の最終発表会に向けて、正規で行っている研究と並行しながら、計画性をもってプロジェクトを進めていきたいと思います。

第71回月例発表会

2017年9月22日に第71回月例発表会が開催されました.今回の月例発表では,B4の4人が発表しました.発表順番及びテーマは以下の通りです.

  1. 斎藤 美里 非公開
  2. 吉岡 昂馬 非公開
  3. 清水 亮佑 非公開
  4. 外山 貴樹 非公開


前回の月例発表会で半数以上のB4が発表を済まし,今回は4人という少ない人数での発表だったため皆少し不安を感じていました.しかし,既に発表を済ましたB4の皆に多くの意見や励ましの言葉を貰い,モチベーションが高まりました.また,今回発表の4人の中でも早朝からリハーサルを行うなどして協力し合い本発表に臨みました.緊張で早口になったり,少しミスが出たりもしましたが,皆,自分の研究に自信をもって発表できたと思います.
発表後の質疑応答では,自分の研究に興味を持って貰えていることの喜びを感じる一方で,質問に対して正確に答えられているのかの不安も感じました.今回の発表や質疑応答から得られた課題を克服し,さらに自分の研究に自信を持てるように精進していきたいと思います.


【文責:B4 吉岡】

Research Complex 第5回人材育成フレームワークレクチャー

2017年9月14日(木)にかけて同志社大学学研都市キャンパスの快風館にて開催されました,Research Complex事業第5回人材育成フレームワークレクチャーに参加いたしました.本研究室からはM1の相本武瑠と藤井聖香の2名が参加しました.ポスター形式で発表しました.発表題目は以下の通りです.

  • 「安静時・瞑想時における脳状態の個人内ばらつきの検討」
    相本 武瑠,日和 悟,廣安 知之
  • 「瞑想中の前頭部脳活動のfNIRSによる分析」
    藤井 聖香,日和 悟,廣安 知之


フレームワークレクチャーでは,大学や研究機関の研究者が進める研究内容や,研究が目指す未来像について幅広く学ぶ事が出来ます.今回の公演では,大阪大学大学院 医学系研究科准教授の大野 智氏と,京都大学大学院 医学研究科准教授の佐藤 弥氏の公演を拝聴しました.私達のポスター発表では,研究者や企業関係の方が質問に来て下さり,自分の研究を多くの方に聞いていただく事が出来ました.これからも今回得られた指摘や課題を参考にして,より一層研究に取り組んでいきたいと思います.


【文責:M1 相本】
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日本磁気共鳴医学会大会

2017年9月14~16日にかけて開催されました日本磁気共鳴医学会大会に参加いたしました.本研究室からは日和先生,萩原(M2),石田(翔)(M1)の3名が参加しました.

  • 「暗算課題中の脳機能ネットワークの分類と比較」 萩原 里奈,日和 悟,廣安 知之
  • 「非公開」 石田 翔也,日和 悟,廣安 知之


日本磁気共鳴医学会大会(JSMRM)への参加は2度目の学会参加であり,初の国内学会でした.私は学会初日にfMRIのセッションでポスター発表をしました.JSMRMはMRIに関する研究が主軸となっており,脳機能に関する研究発表は非常に少なく,その中で相手にうまく伝えることを意識して発表に臨みました.発表ではいくつかの質問をいただき,うまく対応することができたと感じています.オーラルのセッションにおいては聞きなれないような内容ばかりでしたが,MRIに関してさらに知識を蓄えることができたので,非常に勉強になりました.今回の学会参加を通して,分野の異なる人に対して自分の研究を伝える難しさを知ることができたため,研究室内の月例発表会などではできない体験ができたと感じています.本学会で学んだこと,反省すべきところを次回の学会に向けて改善していきたいと思います.

 

【文責:M1 石田(翔)】

第70回月例発表会

【2017年8月25日】に第70回月例発表会が開催されました.
今回の月例発表会では,B4の11名が発表しました.
発表の順番およびテーマは以下の通りです.

  1. 奥村 駿介 「非公開」
  2. 大澤 僚也 「非公開」
  3. 藤井 光央 「非公開」
  4. 奥村 康平 「非公開」
  5. 杉野 梨緒 「非公開」
  6. 古家 知樹 「非公開」
  7. 大塚 友樹 「非公開」
  8. 山野  唯 「非公開」
  9. 山本 涉子 「非公開」
  10. 吉田 早織 「非公開」
  11. 谷口  尚 「非公開」


B4にとっては初の研究発表で,皆慣れない準備に踠きがらも,毎日夜遅くまで残り,準備をしてきました.先輩方の今までの発表を参考にしつつ,自分らしさを出すことを心掛けて本発表に臨みました.皆,緊張はしていましたが,堂々と発表ができたと思います.質疑応答では,まだまだ知識や理解が足りていない部分も感じられ,一人一人課題も明確になりました.さらに成長した姿で半年後の卒論発表を迎えられるよう,今後も精進して研究に取り組んでいきたいと思います.

 

【文責:B4 奥村(駿)】

 
 

大掃除・最終全ゼミ

8月2日(水)に研究室の大掃除と春学期最終全体ゼミが行われました.大掃除では,5班に分かれて,秋学期からも快適に研究ができるよう,普段使っている部屋を隈なく掃除しました.私は普段のカイゼンタイムなどではできないような,ネットワークリストの作成や無駄な配線の撤去などを行いました. 周りを見渡すと,皆丁寧に本の整理や窓拭き,除湿機・加湿器のフィルタの掃除などをしていて,見違えるように綺麗になっていました.こうして,研究室をより良くするために,それぞれ自分にできることや改善すべきことを必死に考えて取り組む姿を見て,皆の研究室に対する愛情を感じました.

全体ゼミでは谷口くんのmini-keytechから始まり,OHBMの学会参加報告,そしてドキドキの中,再編された新しい研究グループとコーチが発表されました. 今までの研究を引き続き深める人や,中には秋学期から研究内容や手法が大きく変化する人もいますが,より多くの結果を出せるように,今回の大掃除で快適になった研究室と新体制の研究グループでより一層研究に励んでいきたいと思います.

【文責:M2 玉城】

第69回月例発表会

8月1日(火)にKD104にて第69回月例発表会が開催されました.発表者はM2 4名,M1 4名の計8名でした.
発表の順番およびテーマは以下の通りです.

原田 圭 動的な重みベクトル割当てを行うMOEA/D
郡 悠希 パレートフロント探索によるSparse特徴選択
岡田 雄斗 H.pylori感染診断システムの有用性に関する前向き検討
石田 直也 NBI内視鏡画像における胃癌病変境界検出システム
~GAを用いた特徴量の組み合わせ最適化~
小林 渓太郎 角膜内皮細胞の広域画像生成
西澤 美結 持続的注意課題時におけるfNIRSを用いた脳状態の遷移の検討
藤原 侑亮 ドライビングシミュレータ環境下での
マインドワンダリング時のfNIRSを用いた脳状態の検討
中村 清志郎 自動車運転動画視聴時の脳活動のfNIRSによる検討



今回の月例発表会の発表者の多くは,OHBMに参加していないM1,M2でした.M2の発表者は15分発表を選択し,自分の成果を発表していました.初めて口頭発表の月例発表に参加するB4にもわかりやすいように工夫をしてスライドを作成し,発表を行っていました.M1は久々の口頭発表からか,発表に対する準備不足があるように見られました.短い時間で相手に正確に伝えたいことを伝えることは難しいことですが,リハーサルを行っていない人もおり,質問に対する回答が不十分である場面も見られました.今後,「人への伝え方」を身に着け,よりよい発表になるように研究,発表準備をする必要があると改めて実感しました.また,M1やM2だけでなくB4からも多く質問が出るようになり,短期間での成長も感じることができました.



【文責:M1 中村(清)】

 
 

オープンキャンパス


7月30日(日)に,同志社大学京田辺キャンパスにて,オープンキャンパスが開催されました.本研究室ではIN205Nにて研究室紹介を行った後,光トポグラフィ装置を用いて暗算課題時の脳血流変化を計測し,実際にその様子を見てもらいました.研究室紹介では,MISLの研究分野を具体的に,かつ分かりやすく説明することの難しさを痛感しました.しかし高校生から研究室や研究への質問が複数挙げられ,興味を持ってくれているのを感じ,非常に嬉しかったです.

     

光トポグラフィ装置を用いた実験では,暗算課題の難易度が高くなるにつれて脳血流量が上昇していく様子が分かり,興味深そうに見てくれているのが印象的でした.

オープンキャンパスでの研究室紹介を通して,知識を持っていない相手に分かりやすく,かつ興味を持ってもらえるように説明することはとても重要なことであると感じました.また,当日までに発表の内容や,実験の流れを確かめることを通して本番をスムーズに行うためにはかなり準備に時間を費やす必要があることが分かりました.そしてこれらのことは研究発表や,研究を進めていくうえでも非常に重要なことであると感じました.オープンキャンパスの参加を通して多くの事を学ぶことができ,自分にとってプラスの経験となりました.
【文責:B4 山野】

日本光脳機能イメージング学会 第20回学術集会

2017年7月15日(土)に東京都千代田区永田町の星陵会館にて日本光脳機能イメージング学会第20回学術集会が開催されました.本研究室からは廣安先生,M1の中村(清),西澤,池田が参加しました.各学生がポスター発表,約2分のフラッシュトークにて自身の研究成果を発表しました.発表題目は以下のとおりです.

    ◆「ワーキングメモリ課題時における賦活脳領域の検討 –fNIRSとfMRIの比較-」
      池田幸樹,日和悟,廣安知之

◆「持続的注意課題時におけるfNIRSを用いた脳状態の遷移の検討」
西澤美結,日和悟,廣安知之
◆「自動車運転動画視聴時の脳活動のfNIRSによる検討」
中村清志郎,日和悟,廣安知之

光脳機能イメージング学会は,まだ歴史の浅い光による脳機能計測法の基礎研究を深め,光脳機能イメージング法に関心の高い研究者間の情報交換の場と研究を促進するための機会を提供する場です.基礎研究や医療応用の研究など様々な発表があり,興味深かったです.ポスター発表では,3名ともたくさんの方にポスターを見に来ていただくことができました.また,fNIRSを知っている方が多いこともあり深い議論や研究のアドバイスをいただくことができました.いただいた意見やアドバイスを研究室で共有し,研究に反映させていきたいです.学会終了後は,OBの方と合流し楽しい時間を過ごすことができました.


【文責:M1 池田】
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