Research Complex 第4回人材育成フレームワークレクチャー

2017年7月13日(木)に同志社大学 学研都市キャンパス 快風館にてResearch Complex 第4回人材育成フレームワークレクチャーが開催されました.本研究室からはM2の石原 知憲が参加し,ポスター形式で発表しました.発表題目は以下の通りです.

    ◆「EEGを用いた運動想起型BCIにおける最適な電極配置と周波数帯域の検討」
      石原知憲,日和悟,廣安知之

けいはんなリサーチコンプレックス事業では,フレームワークレクチャーを通じ大学・研究機関の研究者が進める研究内容や,研究が目指す未来像などを交流する機会を設けています.第4回目となる本発表会では奈良工業高等専門学校 情報工学科の松村 准教授と,奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科の神原 准教授の講演を拝聴しました.京阪奈地域進められている他分野の研究や高校生が行っている研究を拝聴し,自分の研究を進める上でいい刺激となりました.
今回の発表会は私にとって5回目の国内での発表会ということもあり,緊張することもなく発表することができました.発表時間は短かったものの沢山の方に発表を聞きに来ていただき,自分の研究を聞いていただくことができました.また自分の研究を見直すいい機会にもなりました.また学会に参加できるように毎日の研究に励むと同時に,研究室全体が盛り上がるように日々精進していきたいと考えています.
 
【文責:M2 石原】
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第3回イブニングセミナー

7月12日(水)に株式会社ファインネットワールド代表取締役 赤木広紀さんと廣安先生によるイブニングセミナーが開催されました.講演は2部構成となっており,赤木さんにコーチングとは何かというお話と廣安先生とのインタビュー形式でコーチング実践をして頂きました.本研究室では学生自身でコーチングを行っており,昨年のイブニングセミナーやコーチングサークルにおいても赤木さんからコーチングの話をして頂きました.初めてコーチングの話を聴く4年生に,いつも行っているコーチングの意義が伝わったと思います.
一人の人間の中には二人の自分がいて,指示,命令するself1とその声に従うself2が存在します.コーチングとは,うまくいかない,どうしようといったようなself1の足を引っ張る声を減らし,相手の能力を引き出す行為だということを改めて学ぶことができました.その際に,相手がどんなことに興味,関心をもっているのだろうと思い,傾聴する姿勢が大事だそうです.
廣安先生とのインタビュー形式のコーチングは,特にテーマは決まっていたわけではなく,廣安先生の学生時代のお話や研究室に対しての想いなど,今まで聴いたことがないお話が引き出されてとても新鮮でした.その中でも,研究活動において自主性を重んじているというお話が印象に残りました.研究室に所属するまでは,正確に早く答えを求められることや,言われたことを忠実に行うことが良いとされてきたように感じます.そのため,研究活動を行った当初は答えがないことに悩んだものの,自主的に考え,成長できる機会の大切さに今回お話を聴いて気づくことができました.
今回のイブニングセミナーをきっかけに,コーチングへの取り組み方や研究活動への取り組み方を改めて見直す機会となりました.赤木さん,廣安先生ありがとうございました.


【文責:M2 片山】

The 23rd Annual Meeting of the Organization for Human Brain Mapping

2017年6月25日~29日にかけて,カナダのバンクーバーにて開催されましたThe 23rd Annual Meeting of the Organization for Human Brain Mappingに参加いたしました.
 
この学会は,神経イメージングの知識,経験を分かち合い,最新の研究と今後の展望についての情報交換,議論の場となることを目的に開催されています.M2の片山,石原,玉城,和田,吉武,M1の相本,藤井聖香,池田,三好,水野,石田翔也,中村圭佑の総勢15名が参加しました.26日に日和先生,片山(M2),藤井聖香(M1),中村圭佑(M1),27日に石原(M2),相本(M1),三好(M1),石田翔也(M1),28日に玉城(M2),水野(M1),29日に和田(M2),吉武(M2),萩原(M2),池田(M1)がポスターセッションで発表いたしました.
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第68回月例発表会

6月17日(土)にIN223Nにて第68回月例発表会が開催されました.発表者は6月25日から開催されるOHBM2017に参加する学生13名と日和先生でした.
発表題目は以下の通りです.

    萩原里奈:Classification of brain states using functional data obtained during a mental arithmetic task
    石原知憲:Optimizing electrode placement and frequency bands in EEG based motor imagery BCIs
    片山朋香:Functional connectivity analysis during breath-counting meditation using multichannel fNIRS
    玉城貴也:【非公開】
    和田寛:Examination of the relationship between brain activity and eye movement during emotional stimulation
    吉武沙規:Adaptive HRF analysis of fNIRS data
    相本武瑠:Intra-individual variations in functional connectivity during resting and meditative states
    藤井聖香:Frontal lobe activity during breath-counting : fNIRS study
    池田幸樹:Evaluation of a GLM analysis with adaptive hemodynamic response function on a visual stimulus task
    石田翔也:【非公開】
    三好巧真:Effects of breath-counting meditation on functional brain connectivity and salivary hormones

今回はOHBM前ということで,ポスター発表の形式で英語を用いて発表しました.また,本番での発表のように興味のあるポスターを聞きに行ったりすることで,本番での空気感を少しでも感じられたのではないかと思います.この発表をすることで,指摘された箇所や自分で感じた部分などの訂正が必要な内容を知ることができました.また,研究内容の説明や質疑応答の参考とすることができました.一方で,発表未経験のB4や国際学会に行っていない人たちにとっても,発表の様子を知ることができる良い経験になったのではないかと思いました.この気持ちを切らさず,OHBMのポスター発表をより良いものとしていきたいと思っています.

【文責:M2 吉武】

2017年度学内高校見学会

6月3日(土)に,同志社大学京田辺キャンパス医心館にて,学内高校見学会が行われました.10人に分かれた高校生1グループにつき15分,計3グループに研究室の紹介,光トポグラフィ装置を用いた実験を行いました.高校生の中から実験に参加してくれる人を募って実験を行いましたが,立候補してくれた高校生もおり,スムーズに実験を行うことができました.


また,実験では暗算課題を用いて脳活動をリアルタイムで見てもらうことで,問題が難しくなるにつれて脳活動が活発になる様子が分かり,高校生も興味を持ってくれたと思います.積極的に質問をしてくれた人もいて,この医療情報システム研究室について知ってもらえるいい機会になったと思います.このような機会で医情報学科や研究室について知ってもらうことで,少しでも興味を持ってもらい,将来について考えてもらえたらいいなと思います.
また,私自身もこの経験により,研究内容について知らない人にどうしたらわかりやすく説明できるかを学ぶことができました.これからの発表などにも活かしていきたいと思います.
  
【文責:B4 山本】

第67回月例発表会

2017年5月27日に第67回月例発表会(KeyTech)が開催されました.
4回生各々に与えられたテーマについて調べてきたことを発表しました.
発表の順番およびテーマは以下の通りです.

  1. 大塚 友樹 「生体計測ガジェットの最前線」
  2. 吉岡 昂馬 「自動運転の行方」
  3. 谷口  尚 「プロジェクト:Whole Brain」
  4. 奥村 康平 「プロジェクト:Space X」
  5. 田中 一直 「プロジェクト:HyperLoop」
  6. 山本 渉子 「働きを調べよう:大脳基底核」
  7. 清水 亮佑 「働きを調べよう:小脳」
  8. 山野  唯 「予防医学の今」
  9. 藤井 光央 「ユーザーエクスペリエンス(UX)の基本とその重要性」
  10. 吉田 早織 「観光情報」
  11. 杉野 梨緒 「脳機能研究におけるメタアナリシスの手法」
  12. 斎藤 美里 「量子コンピュータ」
  13. 宮前 裕之 「ゲーム産業における人工知能」
  14. 外山 貴樹 「EdTech サービス」
  15. 松本  誠 「ニューロモジュレーション」
  16. 曽根 誠矢 「スマートコントラクト」
  17. 山崎 航晴 「ぺロブスカイト太陽電池」
  18. 大澤 僚也 「Decoded Neurofeedback(DecNef)」
  19. 奥村 駿介 「IoT」
  20. 古家 知樹 「LPWA」


以上B4:20名による発表でした.
今話題となっている技術やプロジェクトを知る良い機会になりました.先輩や先生方だけでなく4回生からも質問が飛び交い,お互いに勉強になり,有意義な時間を過ごしたのではないかと思います.そして,いろいろな質問を受け,まだ理解が少し足りていないと感じ取った人も多いようでした.これで終わるのではなく,調べたテーマがこの先どのようになっていくのか,とても興味深いものばかりだったのでこれからも注目していきたいです.この発表会を通して,文献調査の難しさだけでなく,研究をしていく上で非常に大切な力でもある,1つのことを決まった時間で,人に分かりやすく伝えるということの難しさを改めて感じました.また,このような能力の向上だけでなく,研究や発表に対する,心構えを身につけ,意識の向上にもつながったように思います.
発表会後の打ち上げでは,発表会前の緊張した様子とは変わって,皆リラックスした様子で先輩や先生方と話をしていました.普段の研究室では見られないようなパーソナルな部分を垣間見ることもでき,大変盛り上がりました.
この発表会の経験をバネに4回生一同研究に邁進していきます.




【文責:B4 谷口】

【速報】人工知能学会

2017年度 人工知能学会全国大会(第31回)ウインクあいち(愛知県産業労働センター)で開催されました。
研究室からは下記の発表を行いました。
題目 3E1-OS-11a-2 瞑想中脳状態の脳機能ネットワーク解析
著者 三好 巧真(同志社大学生命医科学研究科) 日和 悟(同志社大学生命医科学部) 廣安 知之(同志社大学生命医科学部)
題目 3E1-OS-11a-3 瞑想中の前頭部脳活動のfNIRSによる分析
著者 藤井 聖香(同志社大学大学院生命医科学研究科) 日和 悟(同志社大学生命医科学部医情報学科) 廣安 知之(同志社大学生命医科学部医情報学科)
題目 3E2-OS-11b-1 fNIRSを用いた瞑想中の脳状態の検討
著者 片山 朋香(同志社大学 生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻) 日和 悟(同志社大学生命医科学部医情報学科) 廣安 知之(同志社大学生命医科学部医情報学科)
題目 3E2-OS-11b-3 脳機能ネットワークに対する相関分析法について
著者 谷岡 健資(和歌山県立医科大学臨床研究センター) 日和 悟(同志社大学生命医科学部医情報学科) 廣安 知之(同志社大学生命医科学部医情報学科) 宿久 洋(同志社大学文化情報学部)
題目 3E2-OS-11b-5 自発性脳活動の強度と機能的結合度に基づく瞑想時脳状態の低次元表現
著者 日和 悟(同志社大学生命医科学部医情報学科) 飯塚 まり(同志社大学大学院ビジネス研究科) 廣安 知之(同志社大学生命医科学部医情報学科)
題目 4B2-OS-23b-4 Thanksシステムによる研究室活性の試み
著者 廣安 知之(同志社大学 生命医科学部 医情報学科,同志社大学 生命医科学部,同志社大学生命医科学部医情報学科) 澤田 淳二(所属なし) 日和 悟(同志社大学生命医科学部医情報学科)
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2017年度人工知能学会全国大会

2017年5月23日(火)〜26日(金)にかけてウインクあいち(愛知県産業労働センター)にて開催されました2017年度人工知能学会全国大会に参加いたしました.本学会は,人工知能学会によって主催された学会で,企業や研究者,学生が参加して,現在ブームである人工知能を用いたセッションがあり,新たな発展や次の方向性に関わる様々なアイディアが提案され、議論されることを目的に開催されています.本研究室からは廣安先生,日和先生,片山朋香(M2),三好巧真(M1),藤井聖香(M1)の5名が参加しました.発表形式は,日和先生,片山,三好,藤井が【Well-Being Computing】セッションにて講演を行いました.廣安先生が26日の【仕掛学】のセッションにて講演を行いました.発表題目は以下の通りです.

  • 「瞑想中脳状態の脳機能ネットワーク解析」 三好 巧真,日和 悟,廣安 知之
  • 「瞑想中の前頭部脳活動のfNIRSによる分析」 藤井 聖香,日和 悟,廣安 知之
  • 「fNIRSを用いた瞑想中の脳状態の検討」 片山 朋香,日和 悟,廣安 知之.
  • 「自発性脳活動の強度と機能的結合度に基づく瞑想時脳状態の低次元表現」 日和 悟,飯塚 まり,廣安 知之.
  • 「Thanksシステムによる研究室活性の試み」 廣安 知之,澤田 淳二,日和 悟.


本学会では多くのオーガナイズドセッションがあり,【脳科学とAI】や【機械学習】など,MISLと関連のある内容のセッションも行われました.今年から初めて廣安先生と日和先生が主体となられて,【Well-being Computing】のセッションを開かれ,私達もマインドフルネスや睡眠などWell-beingに関わる研究について多くの発表も拝聴し,また議論も多く行い,貴重な経験をさせていただきました.学生3名にとっては,初めての講演ということでポスター発表とは違い,15分間発表を聞いてもらうということで,流れのある発表や緩急のつけた発表を意識しました.また,人工知能学会ということで,どんな質問が来るのかなかなか予測しづらい中で様々な質問スライドを準備しました.発表当日もスライドの確認など前準備が非常に大切であることを学びました.月例発表会などでいただく学生や先生方の質問とはまた違った質問もいただき,今後の研究に活かしていこうと思いました.



【文責:M1 藤井】

第93回日本消化器内視鏡学会総会

2017年5月11日から13日にかけて大阪国際会議場とリーガロイヤルホテルにて,第93回日本消化器内視鏡学会総会が開催されました.本研究室からは廣安 知之 教授,岡田 雄斗(M2),石田 直也(M2)が参加しました.
本研究室から本学会への参加は初めてであり,我々の研究が医師からどのように評価されるのかを体感すべく参加しました.本学会には日本中の大学や病院から内視鏡を取り扱う医師が参加し,最先端の情報や症例の報告が医学的観点からなされました.その中で,私が口頭形式,石田がポスター形式で発表しました.発表題目は以下の通りです.

  • 「胃部LCI内視鏡画像を用いたHp感染識別アルゴリズムの構築」
    岡田雄斗,八木信明,北江博晃,冨江晃,市川寛,廣安 知之
  • 「胃部NBI内視鏡画像を用いた病変部位の自動推定」
    石田直也,八木信明,北江博晃,冨江晃,市川寛,廣安知之


口頭発表では5分の発表と2分の質疑応答,ポスター発表では4分の発表と2分の質疑応答と短い時間にもかかわらず,多くの質問や意見をいただくことができ,自分たちの研究の存在意義を強く再確認することができました.今後,どんどん医学学会に進出していこうとする中で,とても有意義な学会となりました.


【文責:M2 岡田】
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