第13 回 月例発表会

2012年6月27日に、第13回月例発表会が開催されました。
今回は、修士2回生(以下M2)の福原さんと、学部4回生(以下B4)の國貞が以下の題目で発表しました.
・「因子分析を用いたfNIRS に対する内在的要因の抽出」 福原理宏
・「モーション入力デバイスKinect」 國貞壮司
今回の発表会では、M2は研究成果の発表、B4は今後の研究に向けて設定した個人タスクの発表を行いました。
福原さんの発表は、30分以上にわたる質疑応答や意見交換が行われるなど、とても内容の濃い発表となりました。
しかし私個人としては、聞いたことのない言葉や考え方も多く、理解が及ばない部分があったのが残念でした。
それでも研究内容や発表の仕方、考え方を吸収しようとする姿勢が多くの学生、特にB4から窺え、発表方法や考え方を知るという面でも良い経験となったのではないでしょうか。
また、私の発表でも多くの方に質問や意見をいただくことができました。
発表の仕方や、今後の研究方針について見直すことができ、良い機会を与えていただけたと感じています。
このような場をB4の時から設けていただける環境に感謝して、これからも多くの部分を吸収していきたいと思います。
【文責:國貞】
 

成田市市役所御一行見学会

2012年6月28日、成田市市役所の方が生命医科学部の見学にいらっしゃいました。
医情報学科、医生命システム学科、医工学科の学科ごとの担当者が、医心館の施設を巡りながら研究内容の説明を行いました。本研究室も医情報学科を代表し、MRIやNIRSなどの脳機能イメージング装置を用いた脳情報処理の研究について説明しました。

説明時間は20分程で、その間にMRI装置とNIRS装置を設置した2部屋を回りました。MRI装置は当日がちょうどメンテナンスの日であり、稼動している様子をお見せすることはできませんでしたが、外装がはがれた状態を見れたのはとても珍しい体験であったのではないかと思います。NIRS装置は本研究室の学生である福島と大堀の2名による実演と説明が行われました。実際にタスクを行っている際の脳活動の状態が、リアルタイムでディスプレイに表示される様子を見て頂きました。見学の方も、タスクをしている学生に声をおかけになったり、いくつか質問をして頂いたりと、かなり強い興味を持って頂けたのではと思います。
【文責:田中】

【速報】第13 回 月例発表会

研究室内で開催している月に1度の発表会、月例発表会です。
6月は少し少なかったのですが2件の発表をおこないました。
● 因子分析を用いたfNIRS に対する内在的要因の抽出 福原理宏 (M2)
● モーション入力デバイスKinect 國貞壮司 (B4)
良い議論ができました。
4年生はおもしろいアプリを作っていました!

IEEE WCCI 2012

2012年6月10日(日)~15日(金)にかけて,オーストラリア Brisbane Convention and Exhibition Centreにて
2012 IEEE WCCI (2012 IEEE World Congress on Computational Intelligence)が開催されました.
本会議は,ニューラルネットワークをテーマにしたIJCNN,ファジィのFUZZ-IEEE,進化計算のCECの3つの会議が同時に行われます.
本研究室は廣安先生とM2の山口が参加し,CECにおいて以下の題目で口頭発表を行いました.
「Comparison Study of Controlling Bloat Model of GP in Constructing Filter for Cell Image Segmentation Problems」(山口浩明)
発表に関しては,2回目の国際学会ということもあり,リハーサル通りに行えたのではないかと思います.
しかし,質疑応答では,前回と同様に質問内容を理解することができず,廣安先生に代わりに回答して頂きました.
考えられる限りの質疑応答用のスライドは準備していたのですが,やはり質問内容をまず聞き取らなければ,何もできないことを改めて痛感しました.
他の日本人学生の発表では,やはり発表内容のレベルが高い学生は,一人で対応できている印象を受けました.
もちろん英語発表なので,残念ながらあまり内容は理解できませんでした.
今回の経験を踏まえ,研究はもちろんのこと,英語に対しての学習もより精進したいと思います.
また,発表が最終日に予定されていたため,時間の合間を縫ってブリスベンを廣安先生と観光させて頂きました.
運良く学会期間中にブリスベンでサッカーの日本代表戦が行われており,スタジアムまで観戦に行きました.
ただ座席がオーストララリア人サポータの席でアウェー感でてました.
その他にも,動物園にまでコアラを見に行ったり,研究室OBの花田さんや小野さんと食事をご一緒させて頂き
学会以外でも本当に多くの貴重な経験をさせて頂きました.
今回の発表にあたり,研究を指導して頂きました廣安先生,貴重な画像データを提供して頂いた小泉先生と奥村先生,同じ研究班で貴重な意見を頂いた田中さんと布川くん,そして研究室の学生の方々に,この場を借り御礼を申し上げます.
どうもありがとうございました.
【文責:M2 山口】

学内高校見学会

6月23日(土)に学内高校見学会が同志社大学京田辺キャンパスで行われました。
私たち医療情報システム研究室は光トポグラフィ装置の説明と実際の実験を行いました。
説明時間が15分で、11人~12人のグループが3グループ来ました。
実験の内容はある文字から始まる語句を考えて答えてもらう、言語想起課題を行いました。被験者はまず私、次に高校生にやってもらいました。
1グループ15分という短い時間でしたが言語想起課題のはじめの一文字を高校生に言ってもらったり、実際に被験者になってもらったりと高校生とやり取りしながらできたので高校生に興味を持ってもらえたのではないかと思います。
この学内高校見学会をきっかけに医情報学科、さらには医療情報システム研究室に行きたいと思ってもらえれば私としても嬉しい限りです。
【文責:西村】

 

2012年度人工知能学会全国大会(第26回)

第26回人工知能学会全国大会が山口県の山口県教育会館、ゆ~あいプラザ山口県社会福祉会館、山口県自治会館にて開催されました。
本学会では文化、科学技術と未来をテーマとした内容の発表となっています。
研究室からは、以下の6名が口頭発表を行いました(発表15分/質疑5分)。
2I1-R-4-2 複数の分散ファイルシステムを連携する医用画像保存通信システム M2 南谷
3D1-R-13-3 遺伝的プログラミングを用いた角膜内皮細胞の特徴量自動抽出システムの提案 M1 布川
3E1-R-4-6 個人の感性モデルに基づく対話型遺伝的アルゴリズムを用いた記事推薦システムの提案 M2 宮地
3B1-R-2-4 SVMと学習データ選択によるクラスタ分類アルゴリズムの検討 M1大堀
4L1-R-8-8 クラスタリングと主成分分析を用いた対話型遺伝的アルゴリズムによる感性モデルの推定 D2 田中
4L1-R-8-9 対話型遺伝的アルゴリズムを用いた角膜内皮細胞における専門家の正常・異常判断基準抽出システムの構築 M1 上堀
発表の質疑応答ではレベルの高い質問が多い印象を受けました。
私自身、2名の方に質問を受け、質問のレベルが高かった事と、始めての学会参加でやや緊張していた事もあり、
上手く質問に答えることができませんでした。
次に学会に参加させていただく機会がありましたら、どのような質問を受けても上手く答えたいと思います。
また各日に学生企画というものもありました。
あるテーマに沿ったディスカッションや、飲み会、立食での交流会、秋芳洞の散策といった充実した内容でした。
他の学生や先生の方々、企業の方々とお話する貴重な機会であり、とても良い経験をさせていただきました。
今回の発表では反省すべき点が多かったのですが、それらの点を見直し、
次の発表会に繋げていきます。
今回の発表にあたって、廣安先生ならびに原稿執筆の添削や発表練習への参加に多くご協力していただいた先輩方に
この場を借りて御礼申し上げます。
【文責:上堀】

【速報】IEEE WCCI 2012

IEEE WCCI 2012がブリスベン・オーストラリアで開催されます。
M2の山口くんが発表します。

Friday, IEEE CEC, FrC 4-2, 13:30-14:30, Applications of Evolutionary Computation In Biomedical Engineering, Jose A. Lozano
535, Hiroaki Yamaguchi, Tomoyuki Hiroyasu, Sakito Nunokawa, Noriko Koizumi, Naoki Okumura, Hisatake Yokouchi, Mitsunori Miki and Masato Yoshimi, Comparison Study of Controlling

細胞画像の処理に関する研究発表です。
“【速報】IEEE WCCI 2012” の続きを読む

第12回月例発表会&ポスター発表会

2012年5月30日,第12回月例発表会が開催されました.
本発表会では,いつもの講演形式とは異なり,各研究グループが研究ポスターを用いて,四回生に自グループの研究内容を説明するというものになっています.
グループ毎にブースを分け,研究内容の説明にポスターを使い,できるだけ短い時間で説明していくという様子は,まるで学会のポスターセッションのようで,とても面白い試みであったと思います.

今回,発表は以下のグループに分けて行われました.
・医用画像班【担当者:山口,布川】
・PACS班【担当者:南谷,藤井】
・データマイニング【担当者:大堀】
・iGA班【担当者:宮地,上堀】
・fMRI班【担当者:田中】
・NIRS班(環境)【担当者:福原,星野】
・NIRS班(データ処理)【担当者:福島】
・NIRS班(BMI)【担当者:林】
・最適化班【担当者:山中】
四回生はグループ毎に10分ずつ,6回ほど席を替えながら興味のある研究グループのブースを回りました.
なお,グループ毎の説明に入る前に,本研究室の包括的な説明をM2の山中くんが行い,研究内容と研究室内での位置付けについて簡単に理解してもらった上で,四回生にはブースを選んでもらいました.
私自身はiGA班とfMRI班の双方に所属していますが,人数の関係上,今回はfMRI班の方で勧誘を行いました.
当班はまだ歴史が浅く,研究成果も充実していないことから,fMRI研究でできることを中心に最新の研究内容や,センセーショナルなトピック,また予想される研究のモデルケースなどについて説明を行いました.
説明は1時間に渡り,最後の方は話し過ぎて舌が回らなくなりましたが,四回生たちにも興味を持ってもらえたようで,とても有益な時間が過ごせたと思います.
【文責:田中】