生命医科学研究科 博士課程(前期課程)入学試験

7月11日,12日に行われました同志社大学生命医科学研究科・博士課程(前期課程)の入学試験を受験しました.今年はB4から12名が受験し,11日は語学試験,12日は面接を行いました.
11日の語学試験は,非常に緊張感のある雰囲気で始まりました.個人的には,出来はまあまあ.七割が合格基準ということで,結果発表まで少々緊張した日々が続いています.先日TOEICの結果も返ってきましたが,英語には自信があったわりに低い点数でショックを受けました.MISLでは,英語力の強化がはかられているので卒業までに700点を,みながとれるように成長できたらな.と思っています.
12日は面接でした.私の受験番号は後ろの方だったため,先陣を切っていく仲間たちを見て,ますます緊張感が増しました.事前に和田君と入室の仕方や挨拶を入念にチェックし,いざ本番.中にはやり直しをさせられる人もいたりと,厳しい面接なのかと思っていましたが,私の面接官は秋山先生と松嶋先生でした.始めに研究内容について質問され,続いて学部時代の印象的な科目,リーダーシップはどのように養われるかを問われました.MISLでは班やコーチ制を導入しており,上回生が常にアドバイスをくれる環境がつくられています.なので,自分が大学院に入学したときにも同じように後輩に的確なアドバイスを与え,頼りある先輩でありたいと答えました.常日頃から考えていたことを質問されたので,比較的答えやすく好印象を与えられたのではと思います.
人生で数回目の面接でしたが,対策なしには頭がまっしろになってしまっていただろうとおもいます.同年代で就活をしている人たちは,より緊張する面接を多く受けているのかと思うと,自分たちも頑張らないといけないと感じました.
また,研究概要もしっかりと考えることで自分が大学院に進む理由や将来像,研究内容について考え直すことができ,試験当日に限らず準備を含めタメになった数週間であったとおもいます.
最後に,アドバイスを下さった大学院生の方々,廣安先生,ありがとうございました.
【文責:B4 石田直也】

サーバ構築ゼミ

6月30日(火)にサーバ構築ゼミが開催されました.
今回このゼミではサーバを構築するために必要なコンピュータの基本的な知識を身につけ,実際にサーバを組み立て,利用できる状態にすることを目指しました.
知識としてコンピュータがどのような機器から構成されているかは知っていましたが,私は見て触ることは初めてだったので非常に興味深かったです.途中,コンピュータを構成しているものの一つ一つの説明もあり,どのような役割を担っているのか理解することもできました.
組み立ての作業は二人一組で行い,わいわいした雰囲気の中,慎重かつ丁寧に作業しました.
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また,OSをインストールした後,ネットワークの設定をする際に,アドレスなどについても学ぶことができ,新たに多くのことを知ることができました.そして,最後には自身のPCから自作サーバにリモート接続できるようになりました.
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これからこの作成したサーバを使ってどんどん研究を頑張っていきたいと思います.
【文責:B4和田】

NIRS講習会

6月26日(金)にfNIRS講習会が開催されました.医療情報システム研究室以外の方も参加され,40名程で講習を受けました.
講習会は,fNIRSの原理などを学ぶ座学と,fNIRSの測定方法を学ぶ実習で構成されていました.私は,講習会でタスクデザインの重要性を学びました.タスクデザインは,fNIRSだけでなく,他の機器を使った実験でも同様に重要なものであり,研究をする中できちんと考えていきたいと思いました.実習では,実際に被験者にタスクを行ってもらいながら,fNIRSの利用方法を教えて頂きました.ファイバの取り扱いやノイズを軽減するために注意する点など,fNIRSを利用する中で必要なことを再確認したり,新たに知ったりすることができました.実際にfNIRSを使用している方からの質問が特に多くありました.長時間に渡り,座学から実習まで学ぶことができ,日々の研究に活かせる講習会であったのではないかと思います.
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【文責:B4 萩原】

学内高校見学会

6月6日(土)に同志社大学京田辺キャンパス医心館にて,学内高校見学会が行われました.
高校生に研究室の紹介をして,光トポグラフィ装置を使用した実験を行いました.今回は被験者を高校生から募り,言語想起課題を用いて実験を行い,実際の脳活動を見ていきました.言語野や前頭部の範囲が課題中に刻々と変化していく様子を,高校生たちは興味津々に見ているようでした.約15分のセッションを計3回行いましたが,どのセッションもスムーズに研究紹介を行うことができました.
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3回のセッションが終わった後,さらに高校生が研究室に興味をもって見学に来てくれました.すでに見学を終えた友達から面白かったという話を聞いて,来てくれたようでした.そのことを聞いたときは、すごく嬉しかったです.
今回の見学会を通して,高校生たちが脳機能に興味を持つ機会をつくることができてよかったと思います.
【文責:M1田中勇人】

人工知能学会全国大会2015

5月30日から6月2日にかけて人工知能学会全国大会2015がありました.
今回の発表では,M2の佐藤琢磨と三島康平,そして,廣安先生と田中先生が発表いたしました.発表内容は下記の通りとなっています.
【発表タイトル】
・廣安先生:fNIRS時系列データにおけるチャンネル最適選択による関心領域抽出の検討
・田中先生:脳機能情報の対話型最適化への応用における嗜好のレベルの推定と課題
・佐藤琢磨:圧電セラミックセンサによる組み合わせ波形を用いた ベッド上における患者の行動推定システム
・三島康平:DPCデータと救急疾患データの Linked Open Data 化による問診型病院選択支援システム
今年で29回目となる人工知能学会全国大会は,近年の Deep Learning などを初めとする人工知能に対する強い関心もあり,例年に比べ多くの方々が参加なさったそうです.
そのような中で,発表できたことはとても良い経験でした.改めて自身の研究について考え直す機会をいただくことができ,さらに頑張ってより良い成果を出していこうと思いました.
自身の発表以外にも,様々な方面の注目を集めている研究に触れる機会や,人工知能についての歴史から近年の動向まで幅広く,知的好奇心をくすぐられる場面があり,とても有意義な時間を過ごせました.その中で,人工知能による囲碁の対局や初音ミクによる創作活動などは大変興味深かったです.
このような機会を与えてくださった廣安先生を初め,田中先生,研究室の方々や両親に改めて,この場を借りて感謝の意を表します.
 
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【文責:M2 三島】

第1回全体ゼミと新歓コンパ

よく晴れた3月26日(木),第1回全体ゼミが開催されました.
本年度は新たに21名の新4回生が配属され,総勢38名となりました.
全体ゼミでは,配属された新4回生と初顔合わせをしました.
先生の挨拶から始まり,院生,新4回生の順番で1人ずつ自己紹介をしていきました.
時折笑いも起きる和やかな雰囲気で進行されました.
また,4月25日に開催されるICT用語発表会のテーマやコーチも決定されました.
全体ゼミが終わると,夕方には新歓コンパが開催されました.
コーチと弟子が近い席に座り,お酒を交わしました.
真面目な話からくだらない話まで幅広いお話をして,楽しい時間だったに違いありません.最初はぎこちなかった新4回生との距離も縮まったことだと思います.
こうして新しいメンバーでの研究室生活がスタートしました.
今年も,研究とイベント共に充実した生活になりそうで楽しみです.
本年度も皆様宜しくお願いします.
【文責:M1 村上 晶穂】
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卒業式

3月22日(日)京田辺校ディビィス記念館にて,同志社大学・同志社大学大学院の卒業式・学位授与式が行われました.今年は,医療情報システム研究室から博士1名,修士16名,学士20名が卒業しました.
皆様とても晴々しい表情をしておられたことが印象的でした.今まで共に切磋琢磨し,励まし合ってきた先輩や後輩に感謝と,今後のより一層のご活躍を祈りつつ,私たちが来年卒業するときも今年の方々のような笑顔で迎えられるよう,悔いの無い1年にしようと強く感じました.
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【文責:M1岡村】

修士論文公聴会

1月30日金曜日に修士論文公聴会が開催されました.
発表題目は以下の通りです.
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1.関谷駿介:2値化と成長型ニューラルガスを用いた画像セグメンテーションによる培養角膜内皮細胞の培養指標抽出システムの提案
2.大西夏子:色温度環境が選択的注意時の課題成績および脳活動に及ぼす影響の検討
3.中村友香:fNIRSデータに対する体動除去手法の提案と評価
4.西村祐二:DICOMタグを用いたユーザへの通知機能を有する医用画像管理システム
5.井上楓彩:GPGPUを用いた時空間画像処理による細胞領域分割システムの精度向上と性能評価
6.後藤真櫻:ヒトの協調作業時における脳血流変化を用いた脳機能の検討
7.大久保祐希:肘関節屈曲運動イメージにおける左右識別のためのEEGを用いた特徴量の検討
8.吉田倫也:fNIRSデータにおけるチャンネル最適選択による関心領域の検討
9.大村歩:fMRIデータを用いた快のレベル識別の検討
■MK202
1.杉田出弥:視聴覚GO/NOGO課題の難易度変化が脳活動に及ぼす影響のfNIRSを用いた検討
2.將積彩芽:雑音環境が記憶作業時の脳血流変化と心理状態に及ぼす影響
3.白石駿英:2クラス分類の為の多目的遺伝的プログラミングによる特徴量変換手法の検討
4.松浦秀行:対話型遺伝的アルゴリズムを用いた専門家が良好と判断する角膜内皮細胞画像生成システムの構築
5.木村茜:視覚刺激と聴覚刺激に対する注意度合いと脳血流変化の類似性の検討
6.真島希実:脳血流量変化によるワーキングメモリ容量の検討 -リーディングスパンテストを用いた検討-
7.早川温子:技能習得における習熟度と脳血流変化の関係の検討
M2の先輩方が3年間MISLで研究をされてきた,その集大成.研究室生活で助け舟を出していただく事も多々あり,普段から先輩方のすごさを感じていましたが,本日の先輩方が発表していた姿はやはり,いつもよりもさらに頼もしい姿でした.2年後には自分たちもこのような姿を自分たちの後輩に見せなければいけない時が来ると考えると,気を引き締めなければと感じます.
発表されたM2の先輩方,本当にお疲れ様でした.
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文責【B4:田中 那智】

3回生向け研究室紹介

2015年1月26日に、医心館グランド階の多目的ホールにて、3回生に向けた研究室紹介が行われました。この研究室紹介は、学生たちが興味を抱いている研究室のブースに説明や質問を受けに行き、研究室に対する疑問や不安を解決することによって、配属したい研究室を最終決定するためのものです。私たちの研究室MISLからはM2が杉田、関谷、西村、M1が小淵、岡村、滝、B4が村上、後藤の7人が当日の説明係りを担当しました。
私たちは当日に向けて、1年の研究室生活や研究室で得られること、研究の全体像など、3回生が気になるであろうことを私達なりに予想し、研究室紹介ポスターや冊子を作成することで、説明のための準備を行いました。当日は、院進学を考えている学生を中心に、多くの3回生が聞きにきてくれました。今年から就職活動の時期が遅くなったことが影響し、就職活動を考えている3回生にとってMISLは対象外であるというのが私の素直な感想でした。またMISLは忙しい、休みがない、毎日の拘束時間が長いといった噂もたっており、その噂が3回生達を余計遠ざけていると感じました。私たちはそのイメージを脱却すべく、遠くからMISLを眺めている3回生達に積極的に話しかけ、噂がどこまで本当であるか、生徒の心配はどの程度本当なのかを素直に答えました。そうすることで大変だけど充実感のあるこの研究室は素晴らしいと少しでも伝えられたと思っています。
一方で、自ら説明を聞きに来てくれた3回生は、研究面でもイベント面でも充実しているMISLの話を聞いてとても満足し、志望度を高めているようでした。そしてまた担当者だけでなく、担当者以外の研究室メンバーも少しでも研究室の良さを知ってもらうために、3回生に積極的に話しかけたり、自分が作ったシステムを披露したりと協力してくれました。そのように愛情をもって研究室を勧めているみんなの姿を見て、私は改めてこの研究室で研究生活が送れてよかったなと思いました。
例え忙しくて、大変なことだらけでも、このように仲間との絆が育まれ、自らが成長出来る環境がある研究室は素晴らしいです。来年度も素敵なメンバーが配属され、研究室がより発展していくことを期待しています。新4回生の研究室配属は3月末。楽しみです!
 
【文責:M2杉田】
 
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大掃除・忘年会

12月26日(金)に大掃除・忘年会が行われました.綺麗に見えていた研究室は掃除してみると,ほこりや汚れがたくさんあり,驚きました.毎日通っている部屋,実験や発表会のリハーサルで使用している部屋,実験機器に感謝しながら全員で協力して掃除する事で,気持ちもすっきりし,新年を気持ちよく迎える準備が出来ました.大掃除終了後に年内最後の全体ゼミが開催され,一年を振り返るとともに,来年も研究に励んでいく決意をしました.また,夜には忘年会が開催されました.美味しいご飯とお酒と共にさまざまな会話をし,笑顔が溢れる忘年会でした.研究室の中では研究の話が多くなりますが,このようなお酒のある席で研究室の方々とお話しすることでその人の意外な一面を見る事ができ,とても良い機会だと感じました.2015年が始まると卒業される方々は修士論文や卒業論文で忙しい毎日であると思います.しかし,それと共に卒業の日も近づいているため,先生方や研究室の仲間たちと過ごせる毎日を大切に過ごし,最後まで精一杯研究に励みたいと思います.
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