6月月例発表会【学内発表】

6月19日(金),第46回月例発表会が開催されました.
発表の順番とテーマは以下の通りです.
1.田中健太:EEGを利用した運動イメージング左右手首および右手足首動作識別
2.滝謙一:部位ごとの血行動態関数の推測による脳機能の結合性の検討
3.大谷俊介:脳の機能情報と構造情報を用いた3次元描画システムの構築
4.小淵将吾:グラフ理論によるワーキングメモリの脳内ネットワーク
5.岡村達也:ストレス時の脳活動と唾液内コルチゾールの関係の検討
6.塙賢哉:脳血流変化量に対する Convolutional Neural Network を用いた被験者分類の検討
7.林沼勝利:テクスチャ解析を用いた内視鏡画像解析時におけるwindowサイズの検討
8.佐藤琢磨:ベッド振動を用いた心弾動図記録法による無拘束心拍モニタリング
9.三島康平:DPCデータのモデリングと自動LOD化
今回の月例発表会は,M2の研究内容をB4に知ってもらうという機会でした.
就職活動中の月例発表会だったため,就活と研究で忙しく,夜遅くまで残って必死にやっている人が多かったです.
そして,月例発表会当日には,皆が良い発表ができるように,それぞれの部屋に別れてリハーサルを行っていました.
M2は真面目でしっかりしているなと思い,私も参加しました.
今回の発表を通して,プレゼンテーション力が足りないことを痛感しました.
ただ内容を伝えるだけでなく,一番見てほしいスライドに熱意を入れることで,聴衆に内容をより分かってもらえることができると思いました.
次回からは,伝わるように工夫したいと思います.
今回の発表会で得られた様々なアドバイスや指摘を参考に,更なる高みを目指して研究を行っていこうと思いました.
今年度で自身の研究にケリを付けないといけないので,しっかりと研究に向き合い頑張っていきます.
最後に,発表に付き合って頂いた廣安先生,田中先生を始め,研究室の皆様にこの場を借りて厚く御礼申し上げます.
【文責:M2大谷】
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学内高校見学会

6月6日(土)に同志社大学京田辺キャンパス医心館にて,学内高校見学会が行われました.
高校生に研究室の紹介をして,光トポグラフィ装置を使用した実験を行いました.今回は被験者を高校生から募り,言語想起課題を用いて実験を行い,実際の脳活動を見ていきました.言語野や前頭部の範囲が課題中に刻々と変化していく様子を,高校生たちは興味津々に見ているようでした.約15分のセッションを計3回行いましたが,どのセッションもスムーズに研究紹介を行うことができました.
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3回のセッションが終わった後,さらに高校生が研究室に興味をもって見学に来てくれました.すでに見学を終えた友達から面白かったという話を聞いて,来てくれたようでした.そのことを聞いたときは、すごく嬉しかったです.
今回の見学会を通して,高校生たちが脳機能に興味を持つ機会をつくることができてよかったと思います.
【文責:M1田中勇人】

【速報】2015年度 人工知能学会全国大会

2015年5月30日(土)〜6月2日(火)の日程で、公立はこだて未来大学にて開催された 2015年度 人工知能学会全国大会 に参加しました。
研究室からは、下記の発表を行いました。
題目 1G5-3 DPCデータと救急疾患データの Linked Open Data 化による問診型病院選択支援システム
著者 三島 康平(同志社大学院 医工学・医情報学専攻)
廣安 知之(同志社大学 生命医科学部 医情報学科)
題目 1N5-2 圧電セラミックセンサによる組み合わせ波形を用いた ベッド上における患者の行動推定システム
著者 佐藤 琢磨(同志社大学大学院生命医科学研究科)
糠谷 祥子(東京医科歯科大学医歯学総合研究)
田中 博(東京医科歯科大学難治疾患研究所)
廣安 知之(同志社大学 生命医科学部 医情報学科)
題目 3F3-OS-19a-4 fNIRS時系列データにおけるチャンネル最適選択による関心領域抽出の検討
著者 廣安 知之(同志社大学 生命医科学部 医情報学科)
吉田 倫也(同志社大学大学院/生命医科学研究科/医工・医情報学専攻)
題目 3F3-OS-19a-5 脳機能情報の対話型最適化への応用における嗜好のレベルの推定と課題
著者 田中 美里(同志社大学 理工学部)
三木 光範(同志社大学 理工学部)
山本 詩子(同志社大学 生命医科学部 医情報学科)
廣安 知之(同志社大学 生命医科学部)
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【速報】 the 37th Annual International Conference of the IEEE Engineering in Medicine and Biology Society of the IEEE Engineering in Medicine and Biology Society (EMBC'15)

The 37th Annual International Conference of the IEEE Engineering in Medicine and Biology Society of the IEEE Engineering in Medicine and Biology Society (EMBC’15) to be held in MiCo, Milano Conference Center, Milano, Italy on August 25-29, 2015.
– Algorithm of Emphasizing Mesenteric Blood Vessels in Colon Cancer Surgery Video Image by Laparoscope, by Tomoyuki Hiroyasu, Nachi Tanaka*, Akeo Hagiwara, Yuki Ozamoto, Hisatake YOKOUCHI
– Preprocessing With Image Denoising and Histogram Equalization for Endoscopy Image Analysis Using Texture Analysis, by Tomoyuki Hiroyasu, Katsutoshi Hayashinuma*, Hiroshi Ichikawa, Nobuaki Yagi
– Study of brain activities during synchronized tapping task ~Study of brain activities to machine system that has other model ~, by Akiho Murakami*, Tomoyuki Hiroyasu, Mao Goto, Hisatake YOKOUCHI
採択されました。

人工知能学会全国大会2015

5月30日から6月2日にかけて人工知能学会全国大会2015がありました.
今回の発表では,M2の佐藤琢磨と三島康平,そして,廣安先生と田中先生が発表いたしました.発表内容は下記の通りとなっています.
【発表タイトル】
・廣安先生:fNIRS時系列データにおけるチャンネル最適選択による関心領域抽出の検討
・田中先生:脳機能情報の対話型最適化への応用における嗜好のレベルの推定と課題
・佐藤琢磨:圧電セラミックセンサによる組み合わせ波形を用いた ベッド上における患者の行動推定システム
・三島康平:DPCデータと救急疾患データの Linked Open Data 化による問診型病院選択支援システム
今年で29回目となる人工知能学会全国大会は,近年の Deep Learning などを初めとする人工知能に対する強い関心もあり,例年に比べ多くの方々が参加なさったそうです.
そのような中で,発表できたことはとても良い経験でした.改めて自身の研究について考え直す機会をいただくことができ,さらに頑張ってより良い成果を出していこうと思いました.
自身の発表以外にも,様々な方面の注目を集めている研究に触れる機会や,人工知能についての歴史から近年の動向まで幅広く,知的好奇心をくすぐられる場面があり,とても有意義な時間を過ごせました.その中で,人工知能による囲碁の対局や初音ミクによる創作活動などは大変興味深かったです.
このような機会を与えてくださった廣安先生を初め,田中先生,研究室の方々や両親に改めて,この場を借りて感謝の意を表します.
 
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【文責:M2 三島】

CEC2015

 
5月25日(月)から28日(木)にかけて,宮城県仙台市仙台国際センターにて CEC2015(Congress on Evolutionary Computation)が開催されました. 本大会は進化的最適化の大きな国際会議であり,廣安先生も今大会のLocal Committeeとして参加されていました. 本研究室からの発表者は廣安先生,田中,そして昨年度院を修了した白石でした. 三者とも口頭発表で題目は以下の通りでした.
「Investigation of Regions of Interest (ROI) through the Selection of Optimized Channels in fNIRS Data」廣安知之
「Discussion on interactive Genetic Algorithm with brain activation measured by functional Magnetic Resonance Imaging」田中美里
「A Feature Transformation Method usingMultiobjective Genetic Programming for Two-ClassClassification」白石駿英

今回は発表は勿論ですが,色々なイベントや運営の手伝いに参加させてもらい,そちらの方が楽しかったです. 最適化の大御所と若手が飲むというイベントや,Registratin Deskの手伝い等,色々と勉強になりました. ほとんど会場に詰めていたため,あまり観光はできませんでしたが,その分発表を見て回ったり,人と話ができて良かったかも知れません.後に,リハーサルや準備等でお世話になりました廣安先生,研究室の学生のみなさま ありがとうございました.

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【文責:田中先生】

【速報】IEEE Congress on Evolutionary Computation

仙台で行われた IEEE CECで下記の発表を行いました。
Investigation of Regions of Interest (ROI) through the Selection of Optimized Channels in fNIRS Data
HIROYASU TOMOYUKI, Yoshida Tomoya and Yamamoto Utako
A Feature Transformation Method usingMultiobjective Genetic Programming for Two-ClassClassification
HIROYASU TOMOYUKI, Shiraishi Toshihide, Yoshida Tomoya and Yamamoto Utako
Discussion on interactive Genetic Algorithm with brain activation measured by functional Magnetic Resonance Imaging
MISATO TANAKA, Mitsunori Miki, Utako Yamamoto and Tomoyuki Hiroya

ECHELONユーザーズミーティング

2015年5月9日(土)に開催されました第4回ECHELON ユーザーズ ミーティングに廣安先生,田中先生,大谷(M2),石田(M1)の4名が参加して参りました.本MTGでは日立メディコ社製のMRIを使用している病院やクリニックといった医療関係に従事する方々や,私たちと同じように大学で利用している学生たちが集まり,研究や医療の現場における知見を互いに共有する場となっています.
例えば,MRI撮像に際して推奨するプロトコルの紹介であったり,EPI DWI撮像時におけるアーチファクトの低減方法,CT,MRIによる肝転移の画像診断に対する有用性の比較検討などの研究結果が報告されました.
中でも特に私が興味を持ったのが,Echelon Oval 1.5T MRIに搭載されている Type Origin5と呼ばれるMRI解析ソフトに導入された,DTI手法よりも臨床応用に適しているとされるDKI手法です.
このDKI手法を用いることで,DTIでは表現しきれない交叉神経線維部分を2次元画像化することができることから,臨床応用としては腫瘍や神経変性疾患の診断精度向上が見込まれています.
しかし,DKIにおける拡散表現に用いている指標はMean Kurtosis(MK)と呼ばれ,Fractional Anisotropy(FA)と比べ,白質のコントラスト変化が少なく,灰白質のコントラスト変化が高いことから病変の僅な変化を可視化できますが,MKではベクトル情報を持たないことから,Tractographyへの利用は難しいとされています.
そのため,Tractographyの精度向上を考えると,やはり描画アルゴリズムにおいて多大なデータ数から確率的に描画精度を向上させる必要があると感じました.
MTG後の情報交換会と呼ばれる立食形式の食事会では,食事を頂きながら,この度参加されていた方及び日立メディコの社員の方々とお話しさせて頂きました.普段,社会人の人と接する機会があまりなく,ましてや研究や将来従事したい仕事等の話をする機会は大変貴重で有意義な時間となりました.
本MTGに参加したことで,より一層研究への熱が高まったと共に,将来自分がどうなっていたいかを見越して日々勉学に励んでいくことが大切であると感じました.
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【文責:M1 石田】

第45回月例発表会

5/6(水)に第45回月例発表会が開催されました.今回の月例発表会では4回生が医療情報システム研究室の先輩方が行っている研究を理解するとともに,自らの興味ある研究分野を見つけることを目指しました.そのために大学院生の方々には,研究グループごとに,研究テーマについてのショートプレゼン及びブース形式での説明を行って頂きました.以下にショートプレゼンの順番を記載します.(敬称略)
1.MRIグループ(発表者:小淵将吾)
2.NIRS班(発表者:滝謙一)
3.BMI研究グループ(発表者:田中健太)
4.Data Mining Group(発表者:塙賢哉)
5.医用画像処理グループ(発表者:林沼勝利)
6.医用システム研究グループ(発表者:三島康平)
先輩方は1人あたり3分という短い時間の中,4回生にも分かるように端的に各研究グループの研究内容についてプレゼンして下さいました.その後はブース形式の説明を行って頂きました.ブースでは10分を1タームとし,計4ターム,自分が興味のある研究グループのもとへ行き,説明を受けました.各分野の名前は知っているが具体的な研究内容がわからない4回生のために丁寧に説明していただき,質問にも答えて頂けたので,今後自分たちが研究していきたいと思えるものを発見できたのではないかと思います.これから4回生は各々研究テーマを決定していきますが,MISLの先輩方に負けないよう研究に力を注いでいきたいと思います.大学院生の方々,本当にありがとうございました.
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【文責:B4岡田雄斗】

ICT発表会

4月25日(土),ICT用語発表会が開催されました.学部4回生にとって,研究室内での初めての発表であり約一か月にわたり,コーチと一緒に準備を進めてきました.
発表の順番とテーマは以下の通りです.
1.石原知憲 :シンギュラリティ
2.薮内優貴 :アイトラッキング技術と角膜イメージング
3.萩原里奈  :可視光通信
4.片山朋香 :the wireless capsule endoscopy
5.坂口暁美  :エナジーハーベスト
6.石田直哉 :ソーシャル決済
7.吉武沙規 :ITと農業
8.横山宗平 :図書館情報学
9.玉城貴也 :Deep Learning
10.和田寛:DPC,NDB,医療データベース
11.岡田雄斗 :三次元メモリ
12.桂田誠也 :量子コンピュータ
13.木下知奈美 :自動運転技術
14.谷隼一 :ペッパー君
15.尾花遼汰 :ドローン(無人航空機)
16.金原宏樹 :携帯電話のための変調方式
17.山口直哉 :Windows 10
18.有田宗平 :AppleWatch
当日,4回生は一か月の努力の成果を存分に発揮するため,発表時間ぎりぎりまで最終確認を行っていました.
発表が始まると皆,先生や先輩方の質問に対しても精一杯答えていました.
また四回生からの質問も多数上がり積極的な参加がみられました.
中には,厳しいコメントを先生からいただいた発表者もいましたが,一人一人がこの発表を通して,プレゼンの難しさ,今後研究に励むにあたっての自信を感じているようでした.
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発表会終了後,新田辺にて発表の打ち上げが開催され,多くの先輩や四回生が参加しました. 打ち上げでは発表会での緊張感から解放され,4回生も先輩方と楽しんでいました. お世話になったコーチや先輩方といろんな話ができて,発表の達成感を感じることができました. 最後になりましたが私たちの発表の準備に当たり,細やかなサポートをしてくださったコーチの皆様,発表を最後まで聞いていただき的確な質問,指摘をしてくださった先生方,先輩方,本当にありがとうございました. これから一年間四回生で協力しながら,切磋琢磨し研究に取り組んで行きたいです.
【文責:B4石原知憲】