Digestive Disease Week 2019


2019年5月18日~5月21日にかけてアメリカ サンディエゴにて開催されましたDigestive Disease Week2019に参加いたしました.本学会は,胃腸病学,肝臓病学,内視鏡検査,胃腸外科の分野における医師,研究者およびその業界の最大組織であり,一流の研究に対するアプローチを学びその分野の引導者とコミュニケーションを図ることで,自分の研究に対するフィードバックを得ることを目的に開催されています.本研究室からは廣安先生,奥村駿介(M2),清野允貴(M1)の3名が参加しました.発表形式は奥村(M2),清野(M1)がポスター発表を行いました.発表題目は以下の通りです.

  • “UNSUPERVISED MACHINE LEARNING BASED AUTOMATIC DEMARCATION LINE DRAWING SYSTEM ON NBI IMAGES OF EARLY GASTRIC CANCER”
     S.OKUMURA, T.YASUDA, H.ICHIKAWA, S.HIWA, N.YAGI, T.HIROYASU.
  • “MACHINE-LEARNING-BASED AUTOMATIC DIAGNOSTIC SYSTEM USING LINKED COLOR IMAGING FOR HELICOBACTER PYLORI INFECTION: EXAMINATION OF IMAGE AFTER ERADICATION”
     M.SEINO, T.YASUDA, H.ICHIKAWA, S.HIWA, N.YAGI, T.HIROYASU.



学会には共同研究者である朝日大学病院消化器内科の八木先生,同志社大学生命医科学部の市川先生も参加されました.DDWは医学学会ですが,近年臨床におけるAIの注目もあり,「医用画像に対するコンピュータ診断」のセッションが開設されておりました.我々は2名とも本セッションで発表を行いました.周りには画像処理や機械学習を用いて診断支援システムの構築を行っている先生方が多くおられました.発表時間は2時間でしたが,日本の先生のみならず,海外の先生や工学者の方々も多数我々の研究に興味をもってくださり,絶え間なくディスカッションを行うことができました.本ディスカッションより,現状の課題が明確になり,また他の発表を聞くことで,今後の研究方針のヒントも得ることができました.
今回得た知見とモチベーションを今後の研究に活かし,修了までの残り9ヶ月を有意義な時間にしたいと思います.また後輩の育成にもより一層力を入れていこうと思います.


 

【文責:M2 奥村(駿)】

 
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第88回月例発表会・今出川ツアー


2019年5月11日(土)に今出川キャンパス良心館ラーニングコモンズにて第88回月例発表会が開催されました.本月例発表会では,新しく医療情報システム研究室に配属された4回生に,大学院生が研究紹介を行いました.研究室全体でどのような目的を持って研究を進めているのか,その中で一人一人がどのような研究を行っているのか理解することを目的としています.今回は,4回生だけでなく,留学生にも研究紹介を行いました.研究紹介は,大学院生が各々の研究内容についてショートプレゼンを行い,その後,研究グループごとにブースに分かれ,ポスターを使用し自分の研究内容の説明を行いました.今回は,スライドとポスターを英語で作成したため,自分の研究を英語で説明する良い経験となりました.また,ショートプレゼンでは,大学院生は1分間で自分の研究を伝える必要があり,自分の研究を見直し簡単にまとめる良い経験となりました.ブースでのポスター発表でも,各々が作成してきたポスターを使用しながら,自分の研究を分かりやすく説明しておりました.4回生や留学生も様々な研究に興味を持ち,積極的に質問をして下さっていました.

昨年と同様,今出川キャンパスツアーも開催されました.今出川キャンパスには同志社の歴史を語る建造物がいくつもあり,国の重要文化財に指定されているものもあります.普段は,京田辺キャンパスで研究を行っている私たちは今出川を訪れる機会が少なく,中には初めて今出川を訪れるという4回生もいました.そのため,今回のツアーは,同志社を知る良い機会になったと思います.今回の月例発表会を通して,4回生は,様々な研究を知り,大学院生は自身の研究を考える良い機会となり,今後,研究に取り組んでいく上で良い経験の一つになったと思います.今後も研究を通し,能力をアップできるように頑張っていきましょう.



【文責:M1 風呂谷】

2019年度第1回全体ゼミ

4月20日(土)に医療情報システム研究室の第1回全体ゼミが開催されました.今年は,例年より遅く配属が決まり,修士の私達もいつ来るのか楽しみにしていました.新たに21名の新4回生が加わり,総勢45名の学生で新年度のスタートを迎えました.

自己紹介から始まり,とても個性に富んでいる紹介もあり,雰囲気も良く全体ゼミを進めることができました.その後,研究室に戻り,役割担当や基礎ゼミの割り振りが行われました.4年生の協力もあり,スムーズに決めることができました.ただ,MISLルールであったり,慣れないことが多く,一回で吸収することは難しいと思いますが,私たち修士の学生もサポートするので,積極的に研究や,イベント等に取り組んでほしいと思います.これから,一年後にこの研究室を選んでよかったと思えるように,研究室全員で協力し,充実した研究室生活を過ごしていきましょう!

【文責:M1 青木】

2018年度卒業式・学位授与式

2019年3月22日(金),同志社大学京田辺キャンパスデイヴィス記念館にて,同志社大学生命医科学部・同志社大学大学院生命医科学研究科の学位授与式が行われました.本研究室からは修士11名・学士19名が卒業いたしました.式後には知真館にて卒業生・修了生全員に学位記が手渡され,廣安先生・日和先生からのコメントを頂きました.式後は研究室皆が笑顔で,卒業生を見送る身として寂しく感じましたがとても楽しい最後の思い出となりました.

本研究室に配属されてから1年間,研究や発表会等さまざまな行事や出来事を過ごしてきた同期や先輩方とお別れするのはとても寂しいですが,この一年間の経験や思い出を糧に,大学院になっても頑張っていきたいと思います.

【文責:M1 辻本】

2018年度卒業論文審査会

2019年2月21日(木)に卒業論文審査会が開催されました.当研究室からはB4:19名(青木,藤本,藤田,風呂谷,橋本,浜岡,星野,飯野,川島,松岡,尾高,奥村(拓),大西,佐原,清野,丹,田中,外山,辻本)が発表しました.当日の朝は,寒威骨に染みわたり,会場は静謐な空気に包まれていたのをよく覚えています.
卒業論文の発表は,言わばB4の一年の研究生活の集大成です.研究内容そのものに限らず,用いるスライドの図の一つ一つから発表における発声,言葉選びまで,良い発表となるよう思惟を巡らせ,工夫いたしました.そういった努力と幾度とないリハーサルが功を奏し,当日は大きなアクシデントもなく,無事,B4全員が発表することができました.

当研究室に限定しても,瞑想,ワーキングメモリ,情動を対象とした脳機能イメージング,深層学習や進化的計算といった計算知能,医用画像処理等々,研究分野は多岐に渡りますが,学科全体となると,なお一層,バラエティに富むことは言うまでもありません.当日は予稿に目を通し,発表に耳を傾け,異なる分野における研究の理解に努めることで,幅広い知見を得ると共に,自身の研究を客観的に見直すことができました.
このような経験ができるのは,学際的な医情報学科ならではと思います.

【文責:B4 田中】

【速報】進化適応型自動車運転支援システム「ドライバ・イン・ザ・ループ」研究拠点形成最終成果報告会(第10回シンポジウム)

03/12に同志社大学 京田辺キャンパスにて進化適応型自動車運転支援システム「ドライバ・イン・ザ・ループ」研究拠点形成最終成果報告会(第10回シンポジウム)が開催されました。
研究室からは
が発表しました。
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ドライバ・イン・ザ・ループ最終成果報告会

3月12日(火),本学夢告館にて開催されました進化適応型自動車運転支援システム「ドライバ・イン・ザ・ループ」研究拠点形成 最終成果報告会に参加いたしました.本研究室からは廣安先生,中村(清)(M2),藤原(M2),吉岡(M1),松岡(B4)の4名が参加しました.中村(清)(M2),吉岡(M1)がポスター発表を行い,藤原(M2),松岡(B4)のポスターが掲載されました.発表題目は以下の通りです.

  • 「自動車運転時のヒト脳活動状態の計測と分析」
     中村 清志郎,日和 悟,廣安 知之
  • 「マインドフルな運転のためのfNIRSによる自動車運転中の脳活動の分析」
     藤原 侑亮,日和 悟,廣安 知之
  • 「ドライブシミュレータと心電計測を用いたドライバ覚醒状態のリアルタイム推定」
     吉岡 昂馬,日和 悟,廣安 知之
  •     

  • 「自動車運転による精神疲労が脳活動に与える影響の検討」
     松岡 宏明,日和 悟,廣安 知之

本プロジェクトは,平成26年度私立大学戦略的研究基盤形成支援事業の支援を受け,ドライバであるヒトと車の共存及び周辺車両や環境との強調を行う進化適応型自動車運転システムの確立を目指しています.同志社大学の4つの研究グループが取り組んでおり,私たちはヒト生体情報多次元解析技術グループである第3グループに位置しています.第3グループは,ドライバであるヒトの生体情報の解析技術を駆使することで,ドライバの運転特性を把握することによる運転支援技術を目指し研究を進めています.今回の報告会では,招待講演として名古屋大学 組込みシステム研究センター特任准教授の倉地亮さんが「自動運転時代におけるセキュリティの課題と現状」,Maas Tech Japan 代表取締役の日高洋祐さんが「モビリティ革命の先にあるゲームチェンジ」というタイトルで発表してくださいました.他にも各グループからの研究報告がなされ,詳細はポスターで発表されました.私が本シンポジウムで発表を行ったのは昨年に引き続き2度目でした.昨年と比べて研究室外からの方々に多くのご質問,ご指摘を受け,私達の研究分野への注目度が高くなってきていると身をもって感じました.本プロジェクトは今回のシンポジウムで終了となりましたが,引き続きドライバの状態推定を追求し,多くの方と議論できるよう研究に励みたいと思います.


【文責:M1 吉岡】

第15回進化計算学会研究会


2019年3月7日~3月8日にかけて横浜国立大学(神奈川)にて開催されました第15回神化計算学会研究会に参加いたしました.本研究室からはM1大澤とB4田中の2名が参加しました.発表形式はフラッシュトークおよびポスターで,発表題目は以下の通りです.

  • 「Double Niched Evolutionary Algorithm (DNEA)のナップサック問題への適用と検討」
     大澤 僚也,日和 悟,廣安 知之
  • 「Local Optima Network を用いた離散最適化問題における適応度地形解析」
     田中 彰一郎,日和 悟,廣安 知之

この研究会は、進化計算学会によって主催されたもので,進化計算学会研究会としては15回目でした.進化計算学会研究会は,最先端の質の高い研究についてじっくりと議論するとともに,次世代を担う若手の研究者(学生を含む)のための研究発表の機会を提供することを目的に開催されています

今回の研究会は自身の研究が進化計算へと変わってから初の学会発表でありました.そのため不安もありましたが,ポスターセッションでは多くの他大学の学生や先生方に興味を持っていただき,様々な意見や質問をいただいたので,とても充実した時間となりました.自身の発表外の時間であっても,参加している他の学生や先生は,専門の方々のため,充実した議論や交流を行うことが出来ました.また今回の研究会で先生方の講演や学生の発表を聴講し,より良いディスカッションをする上で自分の知識がまだまだ足りないことを実感することができました.次回の学会参加には,研究を通してより成長し専門性を高めて挑戦したいと思います.

      


【文責:M1 大澤】
続報:上記の発表で田中が最優秀ポスター発表賞を受賞しました.