第25回月例発表会

2013年8月3日に第25回月例発表会が開催されました。
今回の発表会では、M1が自身の研究成果に関する発表を行いました。
発表者とテーマは以下の通りです。
杉田出弥「GO/NOGO課題の難易度変化が脳活動に及ぼす影響」
木村茜「視覚刺激と聴覚刺激における注意の持続性への影響」
大西夏子「心理状態が作業時における色温度の効果に及ぼす影響の検討」
将積彩芽「音環境が数字記憶課題の成績と脳血流変化に及ぼす影響の男女差の検討」
井上楓彩「fNIRS 実験時における音圧変化の影響の検討」
後藤真櫻「同期タッピング課題を用いた協調作業時の脳血流変化の検討」
早川温子「裸立体視における訓練の進展に対するfNIRSを利用した脳血流変化の検討」
大久保祐希「肘関節屈曲運動における左右識別のための脳波を用いた特徴量の検討」
真島希実「リーディングスパンテストを用いたワーキングメモリの検討 -fNIRSを利用した基礎的検討-」
中村友香「脳機能測定時のfNIRSデータに対する体動除去手法の検討」
大村歩「快の度合が異なる際の男女における脳活動の違い」
白石駿英「制約条件付きGPMFCによるクラス分類最適特徴量の構築」
吉田倫也「学習データの選択と識別による医用データの3 クラス分類手法の検討」
松浦秀行「MySQLを用いた専門家の判断に基づく良好な細胞画像生成システム」
西村祐二「MapReduceによる特徴量抽出システム」
関谷駿介「細胞領域分割のための画像処理GPにおける学習領域決定法の一検討」
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今回の発表会はM1の全員が卒論の発表から研究を積み上げてきた成果を発表する場であり、また4回生に自身の研究を説明する初めての機会でした。私も発表を行いましたが、自身の研究に対するコンセプトをうまく伝えることができていない部分があり、詰めが甘いということを強く感じました。また、先生方や先輩方からの助言をいただき、この発表を糧に研究をより進めて行こうといった気持ちが強くなりました。次回は、もっと研究のコンセプトを考え,より考察した発表になるように精進していきたいと思います。
最後になりましたが、長時間付き合って頂いた廣安先生、横内先生、山本先生を始め研究室のメンバーの皆様へこの場を借りてお礼を申し上げたいと思います。
ありがとうございました。
 
【文責:M1 白石】

オープンキャンパス

同志社大学のオープンキャンパスが7月28日に行われました。医療情報システム研究室からは大西さん、林沼さん、佐々木さん、そして私が研究室紹介のため参加しました。今回、医療情報システム研究室として初めてのオープンキャンパスへの参加ということで、そもそも何をするのか、オープンキャンパスのスケジュールの確認、マニュアル・配布資料の作成など、準備に非常に多くの時間がかかり大変でした。楽しく元気よく発表することが課題でしたが、本番では参加者が笑顔になる場面もあり、たくさんリハーサルをした成果があったと思います。リハーサルに参加してくださった方や本番に応援に駆けつけてくださった皆様に、この場を借りてお礼を申し上げます。
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私は引率の仕事で発表はできませんでしたが、普段あまり見られない他の研究室の様子を見て回ることが出来て楽しかったです。

今回のオープンキャンパスの研究室紹介では、前例がないため一から企画・準備をしました。内容や資料をそのまま引用するのではなく、自分達で全て考えなければならなかったので、とてもいい経験になったと思います。
【文責:B4 滝】

ひらめき☆ときめきサイエンス

2013年7月27日(土)にひらめき☆ときめきサイエンス (HTS) が開催されました。HTSとは、全国の研究機関で行っている最先端の科研費の研究成果について、小学校5・6年生、中学生、高校生の皆さんが、直に見る、聞く、ふれることで、科学のおもしろさを感じてもらうプログラムです。
私たち同志社大学医療情報システム研究室は光をあてて脳のどこの部分が動いているのか見てみようというプログラム名で高校生を対象に脳機能イメージングの説明、MRIの撮像実験、そしてfNIRS装置による実験を行いました。予定人数は12名でしたが、多くの方に参加希望して頂いたため、21名の参加者となりました。
前日まで実行係側では実験プログラム、発表スライド、物品、ポスター等の準備に大忙しでしたが、その甲斐あって当日では多くの参加者に楽しんで頂けたようでした。HTSの開校式では高校生方がとても緊張 (いや、私の方が緊張していたかも) していたためか、どのようにすれば楽しんでもらえるのかをMRIの撮像実験を行った際や、紫苑館で昼食をとった際に悩みましたが。午後のfNIRS実験ではみなさんが笑顔で、真剣に取り組む姿をみて、感動を覚えました。
私自身、初めてチームで一つのプログラムを作り上げる事に関わるということで、準備に何をするべきか、当日の役割分担等、先輩方にご迷惑をおかけしました。そして助けて頂だいたおかげで、当日を迎えられたこと、そして何よりも皆さんで楽しく過ごせたことをこの場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
【文責:B4 小淵】
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大学院入試

7月6日から7日にかけて同志社大学大学院生命医科学研究科入学試験が行われました。
6日には専門基礎科目および語学試験が、7日には専門応用科目および面接が実施されました。
医療情報システム研究室からは推薦で6名、一般で4名の計10名が受験しました。
入試1週間前には全員が試験に向けて懸命に勉強に取り組みました。
大学院入試に向けては廣安先生をはじめとして研究室の皆様には大変お世話になりました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。
研究室に配属されてから4か月経ち、4回生は自分の研究目標が決まり始めました。
今後は各自の研究の目標に向けて頑張っていきますので、よろしくお願いいたします。
【文責:B4 林沼】

日本ヒト脳機能マッピング学会

2013年7月5~6日に東京大学で開催されました第15回日本ヒト脳機能マッピング学会に参加致しました.
本研究室からは,横内久猛教授,山本詩子助教授,杉田出弥(M1),木村茜(M1),眞島希実(M1),井上楓彩(M1),大西夏子(M1)が参加致しました.
発表題目は以下の通りです.
・視覚刺激と聴覚刺激の違いにおける注意の持続性への影響 木村 茜,福島 亜梨花(同志社大学),若村 智子(京都大学),山本 詩子,廣安 知之(同志社大学)
・GO/NOGO課題の難易度変化が脳の反応抑制に与える影響の検討 杉田 出弥,福島 亜梨花,山本 詩子,廣安 知之(同志社大学)
・色温度環境の差異が注意の持続に及ぼす影響のfNIRSを用いた検討 大西 夏子,福島 亜梨花(同志社大学),若村 智子(京都大学),山本 詩子,廣安 知之(同志社大学)
・リーディングスパンテストを用いたワーキングメモリの検討 -fNIRSを利用した基礎的検討- 真島 希実,山本 詩子,廣安 知之(同志社大学)
・fNIRS実験時における音圧変化の影響の検討 井上 楓彩,星野 雄地,山本 詩子,廣安 知之(同志社大学)
日本ヒト脳機能マッピング学会は,脳機能イメージング装置による時間的要素を含めた脳機能マッピングと患者治療応用をテーマとした学会です. 私自身初めての学会参加で,学会の雰囲気に圧倒され緊張しましたが,非常によい経験になりました.学生参加者は少なく,医者の方が多いことが印象的でした.杉田,木村,眞島,大西は7月5日(金)にポスター,井上は7月6日(土)の口頭で一般演題にて発表致しました.
私が発表したセッションは,NIRSを用いた脳機能計測をテーマとしており,様々な課題や手法を用いて研究がされていて,どのポスターもとても興味深いものでした.研究室以外の場で,たくさんの方々の前で発表するのはとても緊張しましたが,無事に発表を終えることができてよかったです. 発表時間は7分間でしたが,セッションの1時間30分の間,たくさんの方々にポスターを見て頂き,色温度が作業効率や脳にかかる負荷に影響を与えるという結果が面白いと言って下さって嬉しかったです.
様々な質問やアドバイスを頂き,改めて自分の研究の意義や現在の反省点を見つめ直すことが出来ました. 他のセッションでは,NIRSだけでなくMRIやMEGなど様々な研究の講演を聴講しました.普段聞くことができない他の装置の研究や臨床応用に関して聴く事ができてとても勉強になりました.自分の知識不足により理解できなかった研究も多々あったので,たくさんの論文を読んで勉強していかなければならないと感じました. 最後になりましたが,学会参加にあたり,廣安先生,山本先生には大変お世話になりました.初めての学会参加で,たくさんの不手際がある中,支えて下さった廣安先生をはじめ研究室の皆さまには大変感謝しております.この場を借り厚く御礼を申し上げます.
【文責:M1 大西】
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第24回月例発表会

2013年6月21日に第24回月例発表会が開催されました。
今回の発表会では、M2が自身の研究成果に関する発表を行いました。
発表者とテーマは以下の通りです。
福島亜梨花「類似部分自動抽出アルゴリズムの類似度評価の検討」
星野雄地「不快情動刺激が生理的指標にもたらす変化と被験者による差異の検討」
林貴之「ニューラルネットワークを用いた快・不快識別の検討」
藤井亮助「性能とコストのトレードオフに基づいた多目的最適化を用いたデータレプリケーション」
大堀裕一「SVM と多目的最適化を用いた病理データの領域分類法の検討」
布川将来人「編集距離を用いた画像処理 GP における近傍関係の検討」
上堀聖史「専門家に応じた最良な特徴をもつ角膜内皮細胞画像を生成する対話型システムの構築」
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今回の発表会では先生方に自身の研究成果が伝わるように説明する一方で、
4月から研究室に入ってきた4回生に自身の研究を説明する初めての機会ということもあり、
研究に対する予備知識のない人へ如何に噛み砕いて理解してもらうという事が
今回の発表会における最も大きな課題であったかと思います。
発表会後に自身の発表に対する感想を書いたコメントカードには、
やはり発表内容が難しく理解できなかったという事が書かれたコメントが大半であり、
わかりやすくするためにもっとどのようにすれば良いのか考えなければいけない
という事を痛感した発表会になりました。
次回は、もっと理解して頂く発表になるように頑張りたいと思います。
最後になりましたが、長い時間付き合って頂いた
廣安先生、横内先生、山本先生を初め研究室メンバーの皆様へ
この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。
【文責:M2 藤井】

学内高校見学会

6月8日(土)に学内高校見学会が同志社大学京田辺キャンパスで行われました.私たち医療情報システム研究室は光トポグラフィ装置を用いて脳活動の研究についての説明を行いました.高校生10人~15人のグループを3つと4人のグループを対象に説明をしました.1グループ15分間の間に,光トポグラフィ装置の説明と実際に装置を使って実験を行いました.被験者はまず4回生がした後,高校生にもやってもらいました.実験を行うことで高校生に脳活動においてどのように脳の血流が変化するのかを見てもらうことができ,高校生に興味を持ってもらうことができたと思います.この見学会をきっかけに医情報学科,そして医療情報システム研究室に来てもらうことができれば嬉しい限りです.
【文責:B4 塙】
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人工知能学会全国大会 【国内発表】

今回,自分は富山県富山市富山国際会議場で行われた第27回人工知能大会全国大会に参加させて頂きました.会期は6月4日(火)から6月7日(金)の4日間でしたが,参加者は1000人規模と想像以上に大きかったのが印象に残りました.今回の人工知能全国大会には研究室の田中美里さんとご一緒させて頂きました.4日間の間に特に印象に残った2つのエピソードを述べさせて頂きたいと思います.
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まず1つ目は5日(水)に行われました学生企画「研究室とリアル」です.東京大学他の学生の方と一緒のグループになり,研究室の現状とその改善策をテーマに2分ほどのポスター発表を行いました.研究室毎の取り組みなどは研究室によって違うことを実感できました.また,日頃全体ゼミで行っていた3分間スピーチの仕組みが功を奏し,発表をきちんと2分以内に収めることもできました.
2つ目は,自身の研究発表とそのセッション「脳科学とAI」に関してです.6日(木)の早朝だったにも関わらず多くの公聴者の方がいらして大変驚きました.また,そのセッション内には企業の研究者の方が多くいらっしゃり,脳科学と情報系の融合に関して社会的関心が非常に高いことが伺えました.また,企業の研究者の方々ですと学生の自分とは違った視点で物事を捉えていらっしゃると感じるような質問を頂き,実りの多い機会でした.
【文責:M2福島】

第23回月例発表会

2013年5月22日に,第23回月例発表会が開催されました.

通常の月例発表会では,研究発表を行いますが,今回は4回生に対して研究グループ紹介を行いました.各研究グループは,ポスターを使用しがら,研究紹介を行いました.

第23回月例発表会(1/2)第23回月例発表会(2/2)

4回生は,15分を1タームとし,計4ターム,自分が興味のある研究グループの説明を受けました.説明を行った研究グループは,以下の9グループです.

・データマイニング班【担当者:大堀,吉田,白石】

・fMRI班【担当者:田中,大村,小淵】

・iGA班【担当者:田中,上堀,松浦】

・医用画像班【担当者:布川,関谷】

・医療システム班【担当者:藤井,西村,井上】

・fNIRSグループ(データ処理班)【担当者:福島,中村,真島】

・fNIRSグループ(BMI班)【担当者:林,大久保,早川,後藤】

・fNIRSグループ(環境班)【担当者:星野,井上,大西,将積】

・fNIRSグループ(認知負荷班)【担当者:山本先生,木村,杉田】

なお,グループ毎の説明に入る前にM2の藤井から,各研究グループの目標と研究概要について,パワーポイントで説明を行いました.研究グループ紹介は約1時間に渡りました.4回生の皆さんは,本研究室でどのような研究が行われているかを理解することができたと思います.研究室に配属されて,ICT用語発表会を終え,約2ヶ月がたちました.今回の月例発表会は,自分の行いたい研究について考えて始める良い機会になったと思います.

【文責:M2林】

大学院入学式

2013年4月3日(水)に同志社大学大学院の入学式が同志社女子大学今出川キャンパス栄光館にて行われました.
医療情報システム研究室では15名が修士課程として同志社大学院に入学しました.
入学式では学長からの祝辞を賜りましたが,同志社には3点の特徴があるユニークな大学であるとのことでした.
1点目は京都に位置しているということ.
2点目は私学であることから,創始者である新島譲の教育理念が生き続けていること.
3点目にキリスト教であることでした.
この3点に共通することが多様性,寛容の精神,自立心で,21世紀のグローバル社会を生き抜くために必要不可欠であるということでした.
私は去年,基礎ゼミで同志社についての勉強会を行ったのですが,今回の入学式で同志社が素晴らしい大学であることを再認識致しました.
そして,この恵まれた環境で,廣安先生をはじめとする素晴らしい先生方や先輩方,同期の仲間と研究できることを誇りに思います.
さらに今年度からは後輩もでき,自分の研究だけでなく,初めてコーチングをすることになります.
去年により成長できるよう,色々なことに興味をもち,充実した研究生活を送りたいと思います.
皆様,今年度もよろしくお願い致します.
【文責:M1眞島】
入学式 同志社