EMBC '11

2011年8月30日〜9月3日にかけて,アメリカ合衆国 マサチューセッツ州BOSTON MARRIOTT COPLEY PLACE HOTELにて33rd Annual International Conference of the IEEE Enginerring in Medicine and Biology Society(EMBC ’11)という学会が開催されました.
EMBC ’11は生体工学,臨床応用,データマイニングなど多様なテーマをカバーする学会で,本研究室からは宮部洋太,福原,山口の三人の学生が参加し以下の題目で前者2名はポスター発表を後者一人は口頭発表を行いました.
福原 理宏:Measurements of Right / Left Hemisphere Activation Using Functional Near-Infrared Spectroscopy During Incongruent Stroop Test
宮部洋太:Training Data Selection Method for Prediction of Anticancer Drug Effects Using a Genetic Algorithm with Local Search
山口 浩明:An Algorithm for Cancer Nest Feature Extraction fromPathological Images

私は初日にポスター発表がありました.20人弱の参加者にポスターの説明,質問への回答を行いました.拙い英語ながら概ね,研究内容に理解していただけたものと認識しております.私の研究に興味を持っていただいて連絡先を交換した人もいました.自分の研究に対する応答は比較的良好にできたものの他者の研究を深く理解することがしく,語学力の不足を深く感じました.
合衆国への滞在中,廣安教授にcape codへのドライブに御同行させていただき,ロブスターや中華など普段の摂取している食事の10倍以上の価格がする御馳走をいただく機会に恵まれ観光という側面でも充実したものとなりました.
今回の学会が私にとって初めての学会参加となり,大きな舞台による研究成果の発表を行ったこと,1週間強に及ぶ海外滞在は私にとって意識を変え,自信つけるイベントとなりました.御指導いただき現地にて励ましの言葉をいただき,貴重な体験をさせていただいた廣安教授,横内教授,論文の提出やリハーサルに御協力いただいた研究室の学生方々に感謝いたします.
【文責:宮部洋太】

【速報】33rd Annual International Conference of the IEEE Engineering in Medicine and Biology Society (EMBC ’11)

ボストンで開催されるIEEE EMBC2011にて三件、発表予定です。
○Tuesday, August 30, 2011 15:15-16:45
Training Data Selection Method for Prediction of Anticancer Drug Effects Using a Genetic Algorithm with Local Search
Tomoyuki Hiroyasu, Yota Miyabe, Hisatake Yokouchi
Medical Decision Making − TuP4
○Thursday, September 1, 2011 11:15-11:30
An Algorithm for Cancer Nest Feature Extraction from Pathological Images ThB25.1
Tomoyuki Hiroyasu, Hiroaki Yamaguchi, Sosuke Fujita, Mitsunori Miki, Masato Yoshimi, Maki Ogura, Manabu Fukumoto
Image Analysis in Cancer Detection − ThB25
○Friday, September 2, 2011  15:30-17:00
Measurements of Right / Left Hemisphere Activation Using Functional Near-Infrared Spectroscopy During Incongruent Stroop Test FrP24.2
Tomoyuki Hiroyasu, Michihiro Fukuhara, Hisatake Yokouchi, Mitsunori Miki, Masato Yoshimi
Optical Imaging, Microscopy, and Infrared Imaging − FrP24

大掃除


2011年8月10日に,大掃除が行われました.日頃使わせていただいてる部屋に感謝をこめ,また夏から研究を進めるための快適な研究生活空間をつくるため,みなさん必死に汗を流しながら掃除を行いました.掃除を行った部屋はIN205N,IN206N,IN221N,IN223Nの4部屋であり,それぞれ人数を分担し行いました.日頃は研究に没頭しているおり,あまり掃除をすることはないため自分の身の回りの整理ができたいい機会であったと思います.大掃除は午前10:30〜11:30までは各自の机の掃除から始まり,皆さんは日頃の研究の資料などで散らかっているものを整理し,午後より全体の大掃除にかかりました.IN205Nは光トポグラフィ実験に用いる部屋で,主に4回生と光トポグラフィを研究されている方が多く使用させていただいる部屋です.部屋を使用する機会がたくさんあったので,掃除のやりがいがかなりありました.IN206Nは主に発表のリハーサルに使用させていただいてる部屋です.この部屋は私が担当させていただいたのですが,窓およびモニタが特に汚れていたので,かなりやりがいがありました.IN221Nはサーバを管理している部屋で,普段あまり使用する機会が少ない部屋だと思われていたのですが,意外に埃が結構たまっていた様子でした.最後にIN223Nは普段皆さんが研究に使用する部屋で,最も使用機会が多い部屋であります.なので,掃除する人数も一番多く設定し,隅々まで掃除しました.
【文責:上堀】

ニュースリリース:脳科学の知見を活用した学習照明スタンド「調光式学びライトLED」を発売

日立のニュースリリース
開発の背景
ベネッセは、子どもの学びを支援する自社の事業展開の一環として、通販事業の分野において子どものよりよい学習環境の提供をテーマとした学習用品の開発、販売を進めてきました。一方、日立は脳活動計測の技術開発や、パートナー企業との連携を図り、脳科学をモノづくりに活用する取り組みを進めてきました。
本製品の企画開発において、ベネッセが会員を対象に行ったアンケート結果に基づいて、より集中する環境を提供する学習スタンドの製品化をめざしました。日立では、色温度と照度が人の認知機能に与える影響に関する先行研究に着目し、京都大学大学院医学研究科 若村智子准教授、同志社大学生命医科学部 廣安知之教授の協力を得て、18歳から19歳の男子大学生20人を対象に本製品の試作機を用いて認知機能計測と積極性・眠気を調査するアンケート*2を実施しました。その結果、高い色温度で高い照度7000ケルビン・900ルクスの光の場合、照明点灯直後に判断時間の短縮傾向が確認でき、点灯後30分まで積極性が顕著に上がりました。低い色温度で低い照度3000ケルビン・300ルクスの光の場合、照明点灯後、90分間継続して判断時間が短縮することが分かりました。この実験結果に基づいて、短い時間で集中して勉強したり、長い時間で継続して勉強するなど、学習内容に応じて色温度の異なる光を選択できるようにしました。

第4回月例発表会

第4回月例発表会2011年7月30日に,第4回月例発表会が開催されました.今回は,修士2回生4名(以下M2)の米田さん,宮部さん,大西さん,西井さんと学部4回生(以下B4)5名丸尾,布川,星野,福島,大堀が以下の題目で発表しました.
・「EEG based interactive Genetic Algorithms」米田 有祐
・「薬効測のための多目的最適化を利用したSVM学習データ選択」宮部 洋太
・「NIRSを用いた作業時における色温度が脳血流変化に及ぼす影響の調査」大西 佑奈
・「ブラインドタッチにおける脳血流量の変化」丸尾 亜希
・「fNIRSを用いたn-back課題における脳賦活効果の検討」布川 将来人
・「光トポグラフィを用いた逆ストループ効果における脳活動調査 」星野 雄地
・「光トポグラフィを用いた逆ストループ効果の検討」福島亜梨花
・「fNIRSによる空間ストループ課題における脳の賦活部位」大堀 祐一
・「光トポグラフィデータ解析手段とその性能予測」西井琢真
M2の方々は,春学期の研究成果を発表され,私達B4は,個人タスクの結果を発表しました.M2米田さんから発表が,スタートしB4が間に挟まり,ラストは,M2の西井さんで飾るという順番でした.B4の私からしますと,やはりM2の方々はとても難しい研究をなさっていて,さらに発表も素晴らしいなと感じました.どの発表においても質問が,たくさん飛び交いました.私自身の発表の際も質問により気づかされたことがたくさんあり,質問してもらうことの大切さを実感しました.また反対に他の方へ質問することで,さらに理解を深めることができ,質問することにも重要な意味があるのだとも感じました.横内先生からコメントで,ストループ課題に取り組んだ3名に「ストループ現象がどのように実際使われるのか?」との問いに私自身も自分の実験がどのように役立つか考え込みました.ただ単に実験して確かめるだけでなく,実際どのように社会に役立つことのできるのかも考えることも重要だと考えました.
さらに,廣安先生からのコメントで「もっと論文を読まなければならない」というお言葉がありました.私は,論文は難しいものだと(特に英文)思って,避けてしまいがちです.しかし今回の発表を聞いて,やはり既存に確立しているものを知らないと研究はできないなと思いましたので,これから論文を読むことを避けてはいけないと思いました.

【文責:丸尾】

【速報】2011年度7月 月例発表会

明日、7月30日(土) の午後に医心館4Fにて、月例発表会を開催します。
月例発表会は毎月、研究室で行っている研究発表会の場です。
今回はM2とB4が中心に行います。
1 EEG based interactive Genetic Algorithms 米田 有佑
2 薬効測のための多目的最適化を利用したSVM学習データ選択 宮部 洋太
3 NIRSを用いた作業時における色温度が脳血流変化に及ぼす影響の調査 大堀 裕一
4 ブラインドタッチにおける脳血流量の変化 丸尾 亜希
5 fNIRSを用いたn-back課題における脳賦活効果の検討 布川 将来人
6 光トポグラフィを用いた逆ストループ効果における脳活動調査 星野 雄地
7 fNIRS装置を用いた言語間ストループ効果の検討 福島 亜梨花
8 fNIRSによる空間ストループ課題における脳の賦活部位 大堀 裕一
9 光トポグラフィデータ解析手段とその性能予測 西井 琢真

【速報】医情報分野における Windows 環境での HPC 利用技術

来る 7月25日(月)に同志社大学・Windowsコンソーシアムが共催する「医情報分野における Windows 環境での HPC 利用技術」を日本マイクロソフト株式会社 品川本社 31F セミナールームで開催します。
医療情報分野におけるHPCの新しい切り口の一端が見えるのではないかと期待しています。
是非、ご参加を。
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医情報分野における Windows 環境での HPC 利用技術
日程・会場 日時:2011年7月25日(月曜日)13:30-17:30 (受付開始 13:00)
場所:東京都港区港南 2 丁目 16 番 3 号 品川グランドセントラルタワー 日本マイクロソフト株式会社 品川本社 31F セミナールーム
参加費:無料
詳細
http://www.is.doshisha.ac.jp/winc/meetings/110725.html
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案内のページ 

【速報】PDPTA 2011

The 2011 International Conference on Parallel and Distributed Processing (PDPTA 2011)はラスベガス・USAで開催されます。我々のグループからは2名の発表があります。

04:00 - 04:20pm:  Distributed PACS Using Network Shared File System
                  Tomoyuki Hiroyasu, Yoshiyuki Minamitani, Masato Yoshimi, and Mitsunori Miki
                  Faculty of Life and Medical Sciences, Doshisha University,
                  Kyotanabe City, Japan
04:20 - 04:40pm:  A Framework for Genetic Algorithms in Parallel Environments
                  Tomoyuki Hiroyasu, Ryosuke Yamanaka, Masato Yoshimi, and Mitsunori Miki
                  Faculty of Life and Medical Sciences, Doshisha University,
                  Kyotanabe City, Japan

WCSMO-9(9th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimization)

2011年6月13日(月)~17日(金)にかけて,静岡県静岡市コンベンションアーツ「グランシップ」にて
WCSMO-9(9th WorldCongress on Structural and MultidisciplinaryOptimization)が開催されました。
本大会は機械系の学会で、廣安知之先生の恩師でいらっしゃる早稲田大学の山川宏先生がCongress Chairmanを務めていらっしゃいます。
本研究室からは田中美里が参加し、以下の題目で発表を行いました。
「Extraction and usage of Kansei meta-data in interactive Genetic
Algorithm 」(田中美里)
 
参加したセッションはポスターセッションで、学会期間の中日に行われました。
ポスター発表の前にフラッシュトークの時間があったのですが、各自の持ち時間が5分間と非常に長く、
通常の発表のように事前にリハーサルを行ってから臨みました。
その後のポスター発表では拙い英語ではありますが、何とか質問に答えることも出来ました。
とはいえ、やはり語学力の不足は否めず、リスニングだけでなくスピーキングについても、今後、より精進していきたいと思います。
他の発表も何件か見に行きましたが、英語と分野の壁に阻まれて、なかなか理解することが難しかったです。
 
また、今回は簡単なお手伝い程度ですが、運営に近い立場で参加させて頂きました。
団扇を作って渡したり、Welcome Reception やBanquetで撮影をしたりと、結構忙しく立ち回らせて頂き、
逆に助かったように思います。

ポスターセッションの日の午後からは、Excursionにより静岡市内の観光に行きました。
私が参加したコースは三保の松原、茶園、久能山東照宮を回るコースです。
久能山東照宮は、ロープウェイを使って参道の途中から登っていきました。
石段の一段一段が高くて足がとても疲れましたが、社殿などの建築物、特に随所に見られた透かし彫りが美しく、見に来た甲斐があったと思います。
残念ながらずっと曇りが続いたため、Excursionの時も含めて開催期間中ずっと富士山を見ることは適いませんでしたが、
観光、食事ともに静岡を満喫することが出来、とても楽しい学会参加でした。